「なくしたあなた」完結しました!
完結まで読んでくださった方、ありがとうございます!!
思いの外たくさんの方が読んでくださっていて、驚きました……!
♥️も毎回たくさんつけていただき、とても嬉しかったです!
テラー初心者でわからないところがたくさんありましたが、 無事完結できて感無量です!
(コメントもたくさん書いていただきありがとうございます! コメ返についても未だよくわかっておらず、 返信しないでしまった時もありましたが、 本当に嬉しかったです!!)
…さて、そんな「なくしたあなた」ですが、 少し語りたいことがあったのでここを作りました
お知らせだったり、これからの作品の話も(出れば)したりするのかなぁ というような自由な感じでやっていくつもりなので、 まぁまたここも自己満ですね……
それでもいい方はぜひ読んでくださると嬉しいです!
注意書を必ずお読みください!↓
1⚠️ この先のシーンには「なくしたあなた」の内容を含む話となっていますので、未読の方は読んでから読むのをおすすめします
2⚠️ めちゃくちゃ長いし、殴り書きです また、作者の作品へのこだわりがこと細かく綴られています ですので多分あまりおもしろくないかもです
3⚠️ 小説とか物語は自分の解釈で楽しみたいよ! という方もあまりおすすめできないかもです…
(再度言います。めちゃくちゃ長いです 読むのとても面倒だと思います)
「なくしたあなた」を語る
まず冒頭にCP表記を忘れていました……本当に申し訳ない
次からは注意書き気をつけていきたいと思います
そういえば、番外編も読んでいただけたでしょうか!!
中々に気分の悪い終わり方をしましたね……
これはワンチャンこの作品の続編の物語が出るかも…?
……という僅かな期待だけさせておきます……
さて、ここからが本題です
まぁこれのテーマというかアイデア源はもちろん、五感消失クラフトです。
始めはなんと単純なことに、それぞれ視覚、聴覚を失ってしまった恋人って コミュニケーションが取れないからすごく切ないな……と思い 物語が構築され始めました
(shkさんは動けなくしようとも思ったのですが、物語の都合上動くことは一応できる、ということになりました)
そして今回話を書くにあたって意識したのは、 それぞれの視点から得られる情報で、どんな感情を感じるか、ということです
五感(のどれか一つ)が消失するということは、人によって得られる情報が異なり、同じ事例でも捉え方が変わってきます
それもおもしろいなぁと思って視点が変わった時は特に意識しよう、 と意気込んでましたが、書き終えた後なんか別にそうでもないなぁって 感じになっちゃってそれは少し心残りです
しかし変わりに印象付けられたのは、 "それぞれの想いの伝え方"というところな気がします
nk×shkはコミュニケーションに支障はないので難なく想いを伝える正統(?)派、 sm×krはお互い上手くコミュニケーションがとれない中でも想いを伝えあい、 br×knはbrが話せないのでお互い向き合い顔を見て想いを伝えました
(あれ、あまり違いないかな……)
どの組み合わせも同じぐらいの場面書けてたと信じたい… (しかしラストのbrknは異常に多かった)
あとは、愛の形というか、それぞれのカップルにそれぞれの特徴が残せたのもよかったなぁと思います
nk×shkは最後あたりまでキスのしたことない超純情カップル、 sm×krは結構恋人としてかなり進んでいたカップル、 br×knは最後の最後で歪みに歪んでしまったカップルでした
……そんなこんなで全体的に色々語りたい部分を語りましたが、 このあとは更に細かく語りたい部分を語りたいコーナーです(??)
nk×shk
この二人の他カップルとの大きな違いは、超純情カップルだったことです
先程も書きましたが、最後の方までキスもしたことがありません
また、お互いの束縛があまり強くなく、自分の恋人が 他メンバーと話したり遊んだりしてても強い嫉妬を抱きません
友達以上だけど、恋人としては深いところまで進展してない…… みたいなお二人でした
しかしそんな二人にも最後の方で少し変化があります
それはもちろん、ファーストキスの後です
まずは感覚が戻った後の日常シーンで、 nkがknを心配してこそこそ話すシーンがあります (昨晩の深夜、knから全てを打ち明けられたため)
こそこそ話が終わりnkがshkの方へ戻ると、 shkに 「何の話してたの?」と聞かれます
他にも、コンビニから帰ってきた後再びknとこそこそ話をするnkに 「浮気…?」と疑うところがあります
これらは、shkがnkと恋人として進展したためnkに対する想いが大きくなり、 束縛や嫉妬の感情を抱くようになったからです
描写が少ないし変化が感じづらいのでわかりづらかったとは思いますが、 実はこんなshkの心境の変化が起こっています
nkもshkに対する想いは大きくなっているもの、 今はknが悩みを打ち明けられているのは自分だけだと思っているので knをよく心配しています
それがshkには浮気を疑われる原因になってしまいましたが、 二人の関係がこじれてしまうほどではないと思います (しっかり説明したら納得してまた超仲良しになりそう)
kr×sm
ちゃっかり結構進展してるお二人です
二人きりの時の甘々なムードと、みんなといるときの保護者感……のように、 二人きりの時とそうでないときの差が非常に印象的だった カップルだったように思えます
また、この物語ができるにあたり深く関わっている二人でもあります
最初の方でも書きましたが、 (失った感覚が)視覚×聴覚ってコミュニケーションが取れなくて、 その二人が恋人だったらとても切ないから書きたい!
……というような軽い感じで始まりました
まさかこんなに凝った話になるとは思いませんでしたが……
そんな話はさておき、個人的にこの二人は 感覚が失ってからの二人きりになったシーンがやはりお気に入りです
お互い相手と自由なコミュニケーションが取れない中、 二人きりでも意志疎通ができる方法を見つけ前を向こうとするシーンは、 自分で書いておきながら良いなぁと思いました
残念ながら二人はその場の状況把握や 他メンバーとの会話、意志疎通がしづらいので 結果的には物語であまり喋る場面がありませんでした
代わりといってはなんですが、二人きりの時や番外編では この二人はかなり濃いめ(?)に描かれていたと思われます
br×kn
きっと最後まで読んだ方はめちゃくちゃ印象に残るんじゃないかなぁという 描き方をしたお二人です
最後の話読んでから二人のお買い物シーン読むとまた感じ方がかわるんじゃないかなぁと思ってます(きっと……)
また、brさんが「この感覚消失が人によるものではないか」とみんなの前で打ち明けるシーンは、本編ではnk視点で描かれています
そこでnkさん視点だと、"怒りで震えている"と思われていた brのスマホを持つ手は、 実際は"顔をにやけないように力を入れていたら手が震えてしまった" というように、視点によって異なる捉え方がありました (個人的にはこういうのを折り込むのがとても楽しかった)
また、そのbrが自分の意見を(嘘だけど)スマホで伝えていくそのシーンは、 knさんが一切喋らなくなっています
状況把握のしづらいkrsmも口数を少なくしたためわかりづらかったですが、 knさんがbrさんに間接的に「こんなことをしたやつは許さない」と 言われ、罪悪感と後悔で絶望の表情を浮かべています
(brだけがそのknの表情を見ています)
knさんのその後の体調不良は、このシーンがあったからです
大好きな人に間接的でも「許せない」「ありえない」と言われたら、 誰だって落ち込むよね、うん……具合も悪くなるよ…
多分大体の人は、そんな大好きな人にとって「最低」である自分から、大好きな人に気づかれないまま変わろうとするのではないかなと思い、 knさんはその日の夜にnkさんに全て打ち明けています
これは、一人ではどうにもならなくなり一階で吐いてしまったところへ 丁度よくnkが現れたために、 「彼に打ち明ければ解決策が見つかるかもしれない」 とknが感じたからです
でも、それもこれも全部brは知ってました…… というちょっとホラーチックな展開でしたね
今回のbrといえば、実は「第10話 あなたを感じることができる感覚」 の時点で、brがknにストーカー紛いなことをしているのが わかるシーンがあります
それは、話の最後あたりで、思わず涙ぐむknに向かって、 brが「泣き虫だねぇ」 と言うシーンです
kn視点では、brの前で泣いたのは感覚が戻った朝の時だけです
個人的には、初めてある友人が泣いたのを見たというとき、 「泣き虫」とは思わないかな、と思っています
人に「泣き虫」と感じるのは、その人がよく泣いてしまうのを知っているからではないでしょうか
しかし、今回の物語ではknはbrの前で一回しか泣いたことがありません
なのにbrは「泣き虫だねぇ」と言った………
それはつまりbrが、knとnkが深夜家を出て、 knが涙ながらに相談していたのを知っていたからです。
たくさんの視点を移動するこの物語の描かれ方によってあまり違和感を感じなかった人は多いのではないでしょうか……
(もしくは私のこういう伏線?の書き方が単純に下手だった可能性はある……)
knさんはその時精神が安定しておらず 色々複雑な感情を抱いていたので、 本人は気付いてません。
終わりに
……こんな感じで、長々と語ってしまいましたがいかがでしたでしょうか!
(br×knページが長かったのは、 いろいろ隠し入れた要素がいっぱいあるからですね…)
私の表現不足やら何やらでおそらく伝わらなかったような部分や、 語りたい部分などが意外とたくさんあり、 私自身も驚いています
それはこの作品に対する私の想いやこだわりがすごかったからだろうなぁ と思っております
(多分これからのお話こんな凝った話書けない……)
そして一つ、伝えなくてはならないことがあります
それは、これからあまりお話を書けないかもしれないということです
一応「なくしたあなた」以外にも書いているものはあるのですが、 実は最近リアルの方で忙しくなりそうで……
お話を書く時間が今までより取れなくなる可能性が高いです
テラーに現れる頻度も減るかもしれないです
始めたばかりで申し訳ないですがこれからは低浮上になると思われますので、 気長に待てる方はゆっくり待っていただけたらと思います
多分、語りたいことは語り終えたと思うので……
(めちゃくちゃ長くなってしまって申し訳ない…!!)
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
コメント
10件
こんなに細かく設定詰めてるのほんと凄いです…!私だけじゃ分かりきれなかった伏線や内容、がここにも詰め込まれてて読んでてすごく楽しかったです!小説の方もとても分かりやすく物語が進んでいて、感情の変化も分かりやすかったです!! フォロー失礼します!!
えもう本当に凄いです…🥲 解説読みながら本編を読んだりしていたら私まで感情移入しちゃって…吸い込まれそうなほど凄いいい作品で尊敬です✨ これからは他に連載を作る予定とかってあるんですかね…?
/すげぇ2度楽しめるなんて神かよ...red様神だった忘れてたわ() この後書きを見るとマジうおぉ...って圧倒されましたね!それぞれの視点によって色々考えられることがあるとか...ほんと神!!(๑°ㅁ°๑) 俺もred様見習いたいっすわ!!! どうやったらこんな面白くて考えさせられる神小説かけるんですかね、