雪
ねぇ、武道君。
タケミチ
なんだよ
雪
コッチだっけ?家。
タケミチ
ちげーけど、でも…
雪
ストーカーしてる?
タケミチ
そんなんじゃねぇし
雪
っていうか武道くんがヤンキーのイメージ無かったんだけど
雪
なんでとーまんに?
タケミチ
俺も分かんねーんだよ
雪
なにそれ
タケミチ
マイキーくん、何か全部が急でさ。
タケミチ
っじゃなくて、おれ、あんたに言いたいことがある。
雪
なんでしょうか?
武道くんは不思議な人だ。
タケミチ
君ってさ、未来のこと知ってるの?
雪
武道くんって意外とそーゆーの好きなんだね
雪
でも残念。私は平凡な人間です
タケミチ
…そっか。
タケミチ
じゃあ、真面目な話、1つ言っておきたいんだけど。
タケミチ
東卍に、暴走族にこれ以上踏み込まないで欲しい
雪
…なんで?
タケミチ
…雪ちゃんを守るために
雪
自分の身くらい自分で守る。
タケミチ
…もう、
雪
暗くなってきたし早く帰ろー。
タケミチ
もう、!貴方が死ぬ未来をおれは見たくないんだ!
雪
…それ、どーゆー意味?
タケミチ
信じてくれないと思うけど…
雪
なんで武道くんが
そのことを知ってるの?
タケミチ
え、?
雪
どこで知ったの?
タケミチ
…雪ちゃんこそ、なんで分かるの?
雪
私は…
雪
…いや、この話は辞めよう。
雪
ごめんね、時間とらせちゃった。
タケミチ
待って!ちょ…
雪
またね、
振り返って、歩き出した。
タケミチ
雪、!
武道くんの声が聞こえないふりをして
雪
…おかしい
雪
…
なんで武道君は未来のことを 知っていたのだろうか。 武道君も、私と同じ道に来ているのかな?
大丈夫。私にはまだ時間がある。
雪
稀咲くんをどうするか…
雪
いっそのこと小学生の頃に戻れれば…
稀咲くんとヒナちゃんが出会ってなければ 何も起こらなかったかもしれない。







