幼少期美千留
ボコッ!!!!!!!!!!!
ガンッ!!!!!!!!!!!
毎日、家中に誰かを殴り潰すような、歪な音が響き渡っていた
その殴り潰されたような音を発していたのが
私だ。
でも、希望は捨てなかった。
何故なら1冊の本に出会ってから、全てが花のように変わった
その本の1部に
「親は殴ろうとしても、殺そうとしても、決して愛情が無いわけじゃない。」
「我慢をしたことはいつか報われる。」
そう書いていたからだ。
だから希望を捨てず、いつか報われると信じ続けていた
でも
あまりにも酷すぎるので、聞いてみた
「おとーさん、おかーさん、 美千留のこと好き?」
私は好きだって答えることを知っていた
愛情を感じたくてただただ、聞いてみた
けど現実は違った
「お前なんて死ねばいい。」
「いらない子なのよ。貴方は」
その答えを聞いた時、絶句した
ずっと自分のことを愛してくれていると信じていたから、
胸が潰れるようで、悲しいじゃ抑えきれない、裏切られた気持ちだった
愛してくれてると思ってたのに......
日々増える痣、ボロボロな心。
もう、死んでしまおうかと思った。
なんで自分がこんな事をされなくちゃならないのか、
でも............
偽物でもいい。1度でいいから家族に愛されたい
という欲望が毎日を暮らしていてどんどん強くなって言った
ある日の朝
おはようって言っても返事してくれないんだろうなぁ
お、おはよ......
「おはよう。今日も天気がいいわね」
「そうだな。家族で公園でも行くか?」
私の心に満開に咲く桜のように心が幸せな気持ちになった
え!いいの!行きたい!
「ええ、いいわよ」
「じゃあ決まりだ。お母さん、昼ごはんの準備をしておいてくれ」
「勿論」
やっぱり愛されていたんだ!
当時の哀れな私はそんな馬鹿みたいな発想をして勝手に喜んでいた
ボコッ!!!!!!!!!!!
痛っ............
さっき見た、幸せな時間はどうやら夢だったらしい
「いつまで寝てるんだよ。」
「役立たずが寝る暇なんて本当はないのよ。」
また始まった。
その瞬間、ふと体に力が入らなくなった。
心身共に本当に疲れていたらしい
私はそのまま気絶してしまった
でも私に天気が訪れたある日
家を出ることになった
私、いよいよ捨てられちゃうんだ......
でも私には好都合だ
家にも出して貰えなかったから、せめて外の世界を見てから死のうと思った
ばいばい。
この家
ばいばい
おとーさん、おかーさん
ばいばい
私
家を最後にしたのが7歳
うわぁ......
外って凄いなぁ
お家がたっくさん!
あっダンゴムシ!
図鑑でしか見た事ないからすごいや!
マイキー
私とマイキーが初めて出会った場所はここだった。
幼少期マイキー
何って......
ダンゴムシ眺めてるの!
マイキー
私ね!ずっと外に出てみたかったの!
マイキー
だから、その景色を見てから”死のう”とおもってる!
マイキー
マイキー
え?
そして、有無もなく連行された
でも、この子(マイキー)が私を必要としてくれてる。
それだけは自然と感じ取れた
マイキー
マイキー
ドラケン
マイキー
ドラケン
マイキー
新しい家族
ドラケン
マイキー
マイキー
美千留
私には名前なんてそんなものはなかった
マイキー
美千留
マイキー
ドラケン
マイキー
美千留
マイキー
マイキー
美千留
美千留
美千留
マイキー
ドラケン
私の「家族」はほんとに優しくて幸せだったよ
もう、過去の傷なんてどうってこと無かったみたいに
私には感謝しかない
あの日、マイキーが連れてきてくれたこと
私を大切に育ててくれた「家族」
もう貴方達なんて一生の!
宝物なんだからっ!!!!!!!!!!!
コメント
8件
うわぁもう泣ける((個人の感想です⚠︎
実千留ちゃん…マイキーに見つけてもらって良かったね(´TωT`)虐待した親め…許さんぞ( #`꒳´ )後、今日いっぱい上げてる!お疲れ様!面白いよ!d('∀'*)