テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ピンポーン
fuhy
rmkn
fuhy
rmkn
fuhy
君はそう言っていた。
梅雨時ずぶ濡れのまんま部屋の前で泣いていた。
rmkn
夏が始まったばかりというのに君は酷く震えていた。
fuhy
そんな話で始まる、
rmkn
あの夏の日の記憶だ
rmkn
rmkn
rmkn
りもこんはまだ微かに震えていた。
fuhy
rmkn
rmkn
りもこんに死んで欲しくない。
fuhy
まだ、一緒にいたい。
だから、そんな君に俺は言った
fuhy
rmkn
rmkn
fuhy
それでも、りもこんと一緒に居たかったから
それからすぐ俺らは準備を始めた。
財布を持って、ナイフを持って、
俺らといえばって感じの携帯ゲームも鞄に詰めて
rmkn
fuhy
fuhy
rmkn
人殺しと
ダメ人間の
fuhy
君と僕の……
rmkn
旅だ_
そして俺らは逃げ出した。
fuhy
rmkn
fuhy
この狭い狭いこの世界から。
rmkn
fuhy
家族もクラスの奴らも、"あいつら"も
何もかも全部捨てて君と二人で…!!
fuhy
fuhy
fuhy
もうこの世界に価値などないよ。
rmkn
rmkn
fuhy
fuhy
rmkn
fuhy
rmkn
rmkn
rmkn
『君は何も 悪くないよ。』
結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。
fuhy
そんな嫌な共通点で、僕らは簡単に信じ合ってきた。
rmkn
君の手を握った時微かな震えも既になくなっていて
fuhy
rmkn
誰にも縛られないで2人、線路の上を歩いた。
fuhy
rmkn
金を盗んで、2人で逃げて
fuhy
何処にも行ける気がしたんだ。
rmkn
今更怖いものは俺らにはなかったんだ。
fuhy
額の汗も
rmkn
rmkn
落ちた眼鏡も
rmkn
fuhy
今となっちゃどうでもいいさ。
あぶれ者の小さな…
逃避行の 旅だ_
fuhy
いつか夢見た優しくて
fuhy
fuhy
rmkn
だって現実を見ろよ
"シアワセ"の
rmkn
fuhy
4文字なんてなかった。
fuhy
今までの人生で思い知ったじゃないか
rmkn
rmkn
rmkn
宛もなく彷徨う蝉の群れに
rmkn
水もなくなり揺れ出す視界に
fuhy
迫り狂う鬼たちの怒号に
モブ
fuhy
rmkn
rmkn
馬鹿みたいにはしゃぎ合い、
fuhy
rmkn
fuhy
ふと君はナイフを取った。
fuhy
rmkn
fuhy
rmkn
rmkn
rmkn
fuhy
rmkn
そして君は首を切った。
fuhy
まるで何かの映画のワンシーンだ。
fuhy
白昼夢を見ている気がした。
モブ
気づけば俺は捕まって。
fuhy
君がどこにも見つからなくって、
君だけが何処にも居なくって…
そして時は過ぎていった
fuhy
ただ暑い暑い日が過ぎてった。
fuhy
fuhy
fuhy
fuhy
家族もクラスの奴らも、"いんくの奴ら"も居るのに
fuhy
何故か君だけは何処にも居ない。
あの夏の日を思い出す
fuhy
fuhy
fuhy
君に言いたいことがあるんだ。
kzn
fuhy
9月の終わりにくしゃみして
syut
syut
fuhy
fuhy
6月の匂いを繰り返す
君の笑顔は、
rmkn
君の無邪気さは、!
rmkn
頭の中を
fuhy
飽和している。
fuhy
fuhy
fuhy
fuhy
fuhy
fuhy
fuhy
あ たりまえが崩れた日から
の どから血が出るほど走って逃げた。
夏 だけが勝手に着いてきた。
が やがや騒ぐこの世界から
飽 きていたこの世界から
和 む事のないこの世界から
す くわれない自分と別れを告げた。
る すばん電話が鳴り響き続ける。
「あの夏が飽和する。」 カンザキイオリ