今日はクリスマス
大体の人は家族や恋人と一緒に過ごすんかな
俺も早く帰って恋人に料理を振る舞うんだ
山本由伸
山本由伸
喜んでくれるとええけど…
グツグツ…ッ
山本由伸
山本由伸
山本由伸
ガチャ、
『由伸さーん、今帰りましたー!』
山本由伸
玄関先から愛おしい恋人の声が聞こえた
髙橋宏斗
山本由伸
山本由伸
髙橋宏斗
そう、俺と宏斗は師弟関係であり恋人同士でもある
最初は宏斗に言い寄られて俺が根負けした形だったが、今では俺の方が宏斗への想いが深いかもしれない
それぐらい宏斗にズルズルと引き寄せられてしまった
最近じゃ宏斗が他の人に取られんか不安で仕方ない
宏斗を信頼してないわけやないけど…
いかんせん宏斗の性格上、周りから相当可愛がられる
此間だってファンの子たちに囲まれとったし…、
まぁ…そんな不安も宏斗の笑顔を見れば全部吹っ飛ぶ
今日だってその笑顔が見たくてケーキも頑張ったもん
早く食わせてやりたいな
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
山本由伸
髙橋宏斗
由伸さんの手料理はやっぱりどれも美味しそう
まぁ、いつも美味しいんだけどね
今日はクリスマスだからか普段作らないローストビーフなんかもメインで置かれている
なんか色々得しちゃったなぁ
サンタさんからのプレゼントなんかよりこの時間の方が何倍も価値がある
幸せを噛み締めながら、一枚ローストビーフを口に運んだ
モグ…ッ、
髙橋宏斗
あれ…、
食感は牛だけど…
味がなんか違う、
豚…?
いやでも、見た目牛だよな
不味いわけじゃないけど…あんまり馴染みのない味だな
由伸さんん家だとこんな味付けなのかな?
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
髙橋宏斗
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
髙橋宏斗
山本由伸
信じられない
なんだこれ
今目の前にいるのは由伸さんじゃない
僕の由伸さんはこんなんじゃない
こんな…
こんな事…するわけない
由伸さんはもっと純粋で、優しくて、可愛くて…
…こんなの由伸さんじゃない
…
要らない
こんなの要らない
僕のじゃないよ、こんな由伸さん
髙橋宏斗
山本由伸
宏斗は徐にローストビーフを切り分けるのに使っていたナイフを掴む
髙橋宏斗
山本由伸
山本由伸
ガシャンッッ!!
山本由伸
山本由伸
いきなり宏斗に肩を思い切り押され、椅子から転倒してしまった
髙橋宏斗
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
グチュ”…ッ”
山本由伸
服は赤く染まり、鈍い痛みが広がる
山本由伸
山本由伸
髙橋宏斗
宏斗は何度もナイフを突き立てる
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
山本由伸
髙橋宏斗
山本由伸
山本由伸
山本由伸
髙橋宏斗
髙橋宏斗
ナイフが振り下ろされた
髙橋宏斗
なんだかドッと疲れたな、
折角のクリスマスだったのに気分は最悪
とにかく今は肉の味を忘れたい
…なんか飲も
飲み物を探そうと冷蔵庫を開けた
髙橋宏斗
中には「Merry christmas」とメッセージプレートの乗った綺麗なケーキがあった
僕はケーキを取り出して…
グチャッ!!
髙橋宏斗
そのまま床に叩きつけてやった
このケーキを見てると無性に腹が立ってくる
完全に形が無くなるまで踏み潰した
こんな気持ち悪くて癪に障るものはあるのだろうか
もうクリスマスは懲り懲りだ
嫉妬であっさり人を殺しちゃうのも
自分の知らない恋人の面を知って逆上して冷めるのも
どっち狂ってますね
この小説、毎回こんな感じになっちゃう
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