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ゼル「なんか喋れよ、お前ら」 二人「お前の問題だろうが。」
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
雲一つない青空の下、木造建築の古びた駅に金髪の少年と茶髪の少女が一つしかないホームのベンチに二人並んで座っていた。
少年の名は神山善一。 赤のパーカーに黒のズボンというなんとも普通の格好をしている。 一方、少女の名は桜ノ宮花陽。 珍しい名前で 「おうのみや かよう」 と言う。彼女は青のよそ行きのワンピースを着ていた。
二人の行く先は同じ方向ではあったが、村は違っていた。 善一は主に牛乳やチーズ等を町へ輸出するアニルマ村。 花陽は花・野菜等を町へ輸出するフラベス村。 やがて、汽車が二人の目の前に止まった。降車する人々は多かったが、最後になるにつれ、少なくなっていった。二人は汽車に乗ると、花陽は隅、善一は花陽から離れた所に座った。
やがて車掌が切符をきりに来た為、二人は切符を渡し、近くに行って会話等をする事なく時を汽車の中で過ごした。
ゼル
ゼル