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放送室

菜都

(着いた!)

急いで放送のスイッチを入れる

菜都

………

菜都

(夜のしたことは絶対許せない)

菜都

(……でも)

菜都

(信じてるから)

菜都

(だからっ…)

また会いに来て

ピンポンパンポーン♪

菜都

にっ、2年2組のっ…

菜都

氷川、菜都ですっ!

声が思うように出ない

菜都

わ、私は…

菜都

今まで自分と…あ、ある人に

菜都

嘘をついて、いました

それでも頑張って口を動かした

この気持ちを伝えたいから

菜都

(ちゃんと聞いてくれてるかなぁ…)

菜都

世一くん…

菜都

好きです

菜都

大好きです!

菜都

私と…

菜都

付き合ってください!

数十秒前 中庭

黒名

潔のクラス、賑わってたな

黒名のクラスもな笑

黒名

繁盛繁盛✨

ピンポンパンポーン♪

"にっ、2年2組の…"

"氷川、菜都ですっ!"

(菜都…?)

"わ、私は…"

"今まで自分と…あ、ある人に"

"嘘をついて、いました"

黒名

潔、この人ってなっちゃん先輩?

あ、あぁ

(どうしたんだろ)

"世一くん…"

"好きです"

"大好きです!"

"私と…"

"付き合ってください!"

………

潔がその場で固まる

黒名

告白告白✨

黒名

世一くんって潔のことだよな

しかし次の瞬間、

黒名…ごめん

ちょっと行ってくる!

黒名

と言って走り出した

黒名

(頑張れ頑張れ…)

グラウンド

菜都の告白は全校生徒の耳に入り、学校全体をざわつかせていた

カァー!!

ハナコ様がぼさっとしているカラ〜!

ハナコ

まだ大丈夫ですよ

ハナコ

告白しただけでまだ付き合っていませんから

ハナコ

今すぐ放送室に瞬間移動を……

ハナコ

ハナコ様ァ?

瞬間移動しないんですカァー?

ハナコ

(……瞬間移動が出来ない)

ハナコ

(何故…?)

数秒後、ハナコは何かに気づいたのか

目を見開いた後、にたつきだした

ハナコ

ククッ笑

ハナコ

そういうことですか…

ハナコ

見事!

ハァ?

死神(夜)は黄泉の国に行く前、最後の力を振り絞って校内に結界を張っていたのだ

だからハナコは校内で力を使えない

ハナコ

ならば潔世一よりも早く放送室に走って行くだけです

ハナコ

行きますよ

カァー!

2年4組

佳代

………

真琴

え、えぇ!?

真琴

今のなっちゃん!?

玲王

すっげぇな笑

佳代

(…これでやっと)

佳代

(私の恋が終わる…)

放送室

菜都

(私はこれからどうすればいいの?)

菜都

(告白したはいいけど返事はどこで?)

菜都

わぁぁぁ!

菜都

もうわっかんな───

──っ─!

菜都

ん?

菜都!

窓の外から世一くんの声が聞こえた

菜都

え!

窓を開けるとそこには世一くんが…

菜都

世一くん!?

菜都

何でここが分かったの!?

え、そりゃ放送室の窓がここにあるからだろ

菜都

あそっか…笑

菜都

(そういえばさっき世一くんが好きって言ったんだ…)

菜都

(なんだか胸がムズムズする…!)

菜都!

菜都

は、はいっ!

菜都

(返事!?)

あ、あのっ…

カァー!!!

菜都

菜都

(え、鴉?)

空から鴉とハナコさんが飛んでくる

ハナコさんはなんと大鎌を振り上げていた

菜都

(ひぇっ…!?)

↑鴉とハナコが見えていない

菜都

(ど、どーしよ!)

菜都

(殺されちゃう!)

ハナコ

その首、頂きます!

大鎌が振り下ろされ、もうダメだと思った瞬間───

世一くんの声が聞こえた

よろしくお願いします!

菜都

ハナコ

!?

菜都

…うん

菜都

うん!

菜都

(これで生きられるんだ…)

目の奥がツンと痛くなる

大鎌の刃と首の間は数センチ

あと少し返事が遅かったらきっと私は…

契約内容 『氷川菜都が誰かと好き同士で付き合うことができたら体を完全に生き返えらせるものとする』

これより氷川菜都を殺せば、黄泉で最も重い罪が課せられるだろう

ハナコ

………

カァー!

例えどんな重い罪になろうと死神様ためなら構わなイー!

鴉がそう叫んで私に襲いかかろうとしてきた

ハナコ

おやめなさい

カァー!?

この娘のせいで死神様がいなくなるのにどうして止めるのカァー!

ハナコ

やめろと言ったのが聞こえなかったか?

ビクッ

ハナコ

私は無意味な殺しはしない主義です

ハナコ

氷川菜都が完全に生き返った今、もう死神様の罪は軽くなりません

し、しかし───

ハナコ

帰りますよ

菜都

鴉はまだ納得していないように見えたが素直にその場から消えたいった

ハナコ

…さようなら、氷川菜都

そしてハナコさんも消えてしまった

その場に私と世一くんだけが残る

菜都?

さっきからどこ見てるんだ?

菜都

(あれ、もう終わったの?)

菜都

(もう…悩まなくていいんだっ!)

菜都

世一くん!

菜都

こちらこそよろしくね!

菜都

ありがとう!

え、ありがとう?

菜都

うん!

あとは信じて待つだけ

長らくお待たせしてすみません

ほんとにすみません

おそらく次が最終話になるのではないかと思います!(予定)

小説を書くのがだんだん下手になっている気がする…

前の方がもっと書けた気がする…のは気のせいか?

次話→♡3000

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