北
音緒、ちなみにマネージャーはもう1人おるで
音緒
誰ですか?
北
ブリ子!
ブリ子
はい
ブリ子
なんですか?北さん
北
マネージャー増えたから自己紹介と仕事教えてやってくれ
ブリ子
(は?なんでもう1人増えてんだよ、私以外いらねぇだろ)
ブリ子
はい
ブリ子
えぇと、クソブリ子です
音緒
水瀬音緒です
ブリ子
じゃあ、仕事教えるから来て
音緒
はい
ブリ子
ここでスポドリを作って、タオルを一人一つずつ持っていって、ビブスを洗う
ブリ子
これだけよ
音緒
はい
音緒
(なにか違和感が)
ブリ子
(バレー部のみんなを独占してたのにあんたなんかが入ってきたら無駄になるじゃない)
ブリ子
(ファンじゃないように素っ気なくしたら入れたからラッキーだと思ってたのに)
ブリ子
(どうせこいつもファンなんでしょ?)
ブリ子
じゃあ、スポドリ作ってみて
音緒
はい
3分後
音緒
終わりましたね
ブリ子
じゃ、行くわよ
音緒
はい
ブリ子
スポドリ出来ました!
北
ありがとな
ブリ子
どうぞ
全部ブリ子が渡していった
そして、部員全員が思った
音緒に渡して欲しかった、と
侑
俺、正直あの女嫌いやねんボソッ
治
俺もやボソッ
北
しゃあないやろ?
北
マネージャーがいないと大変なんやから
侑
じゃあ、ブリ子は辞めさせればいいじゃないですか
治
音緒がいるんですし
北
でも、問題は起こしてないやろ
北
起こしたら辞めさせる
北
これでええな?
侑
はい
治
はい
練習終わり
侑
音緒!
治
いっしょに帰ろうや!
音緒
無理
音緒
1人で帰る
ブリ子
(はぁ?せっかくの誘いを断るとか信じらんない!!)
ブリ子
(帰ろ)
侑
なんでや!!
音緒
うるさいから
治
家隣なんだからええやん
音緒
ちょっ、それ言うな!!
音緒
お前ら、ファンクラブあるなら、そいつらに知られたらこっちが酷い目に遭うんだよ!!
音緒
それにやる事あるから忙しい
治
やる事ってなんや?
音緒
お前らに言う必要はないトコトコ
侑
行っちゃったやん!
治
明日も言えばええやん
音緒
何か見覚えがあるんだよな
音緒
ブリ子
北
そうなんか?
音緒
ビクッ
音緒
え、
音緒
あ、北さん
北
脅かしてすまんな
音緒
いえ
北
それで、知り合いなんか?
音緒
そういう訳じゃないと思うんですけど
音緒
なんか、見覚えがあるんです
北
まぁ、なんかあったらいつでも言うんやで
音緒
ありがとうございます
音緒
ん?
音緒
なんか、入るって言ってないのに入る前提になってない?
音緒
ま、いいや
音緒
寝よ
ブリ子
ちょっとこっちに来なさい!
音緒
何ですか?
ブリ子
バシャ
音緒
びしょびしょ
音緒
な、何するんですか!?
ブリ子
おまえ、早く部活やめろ
ブリ子
私だけで仕事はできるからいらないんだよ
ブリ子
せっかくマネージャーになれたのに
ブリ子
フン
ブリ子
ドスドス
音緒
どうしよ
音緒
はぁはぁ
音緒
なんだ、夢か
音緒
なんかリアルだったな
音緒
学校行こ
部活
ブリ子
ちょっと来なさい!
音緒
はい
?
なんや?
音緒
何ですか?
ブリ子
バシャ
音緒
びしょびしょ
音緒
な、何するんですか!?
ブリ子
お前、早く部活やめろ
ブリ子
私だけで仕事はできるからいらないんだよ
ブリ子
せっかくマネージャーになれたのに
ブリ子
フン
ブリ子
ドスドス
音緒
どうしよ
音緒
てか、夢と同じことになってんじゃん
音緒
すご