純
純
騒いでる方を見る
モブ
みんな
幸
モブ
クラスの人気者、白田 幸はいつもニコニコしていた
ただ、学園で1番イケメンな男子でも告白を断っていた少しお茶目な子だった
幸
みんな
幸が喋る度みんなは答えていた
純
ある日の事だった
俺が学校の庭をぶらついてた時だった
純
純
黒田先輩
幸
純
幸
純
ちょっと神様空気考えたら!?
俺が独り言をボソボソ喋ってる時だった
黒田先輩が拳を握りしめこういった
黒田先輩
こんなかっこいい俺が居るのに
なんで断るの?
幸
幸
黒田先輩
黒田先輩が手をあげようとした時だった
純
ドガっ!
鈍い音が聞こえた
黒田先輩
黒田先輩のショットは幸ではなく俺に当たったのだ
純
いや!こんな人先輩と呼べません!
幸
純
今俺の名前呼ばなかった?
陰キャな……俺の名前を
黒田先輩
わかったよ!
もう行く!
そんなこんなで俺と幸は仲良くなった
純
純
そう思えた瞬間だった
純
純
俺はワクワク気分で元来た道を引き返した
純
幸
裏の方から幸がおどかしてきた
純
幸
おどろいた?
純
幸
純
幸
純
北校舎とは、昔から現代まで、封鎖されてしまった校舎だ
そこでは不思議な噂が耐えないと聞く
純
カッコイイとこを見せたかった俺は『はい!』と答えてしまった
純
幸
純
純
幸
純
妙に顔が引きつっているが幸はそんなこともお構い無しにこの校舎の噂を話し出した
純
汗がダラダラ出ていた
幸
純
その教室だけ妙に明かりが漏れていた
純
幸
なにか水が垂れてるなと思って幸の顔を見た、そしたら幸から涙が溢れていた
純
幸
ちょっと……ね!
幸
純
ロッカーはまるで迷路だった
純
純
幸
そこには黒い男が2人たっていた
黒い男
黒い男
純
えぇぇっ!?
幸
純
幸
スッ(包丁を取り出す)
黒い男
黒い男
純
ここは逃げよう!!!
幸
純
一瞬動けなくなったが俺は幸を置いて逃げる事しか出来なかった
黒い男
幸
純
幸のあんな動揺した顔見たこと無かった
純
川を見つめそう呟いた
純
黒い男
黒い男性が近ずいてきた
純
そんな声が夜の誰も居ない公園につんざいた
〜翌日〜
母
純
何かを思い出す……だが頭には乗らない
純
母
いってらっしゃい
みんな
いつもと、同じ毎日が続いた
俺は陰キャ……ごくごく普通の……
だが心の中にはポッカリ穴が空いてしまった気がする
胸をさすりながら俺は言う
純
純
遠い昔にあった気がする
でも思い出せはしない
純