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とある昼下がり
リア
そう言ってリアはボロボロの革のソファーに寝そべってテレビを見ている
石動
石動
そうぼやきながら石動はスマホを見ている
リア
リア
リアが大きな声を上げ石動がテレビに目を向けると
テレビからの映像 「現在九ツデパートでは各地方の選りすぐりのラーメン店が出店したラーメン万博が開催されています。今なら普段の値段より半額のお値段でラーメンが食べられるそうです!」
リア
そう言ってリアはいつもように父の形見の白衣を着て出かける準備をした
石動
リア
そう言って2人はデパートへ向かった
リア
リア
石動
そう2人で漫才のようなやり取りをしながら入店する店を探していた
すると店のひとつから大勢の叫び声が聞こえてきた
客
客
フロアは騒然としていた
石動
リア
そう言うと2人は 騒動が起きている現場に向かった
現場に着くと人の肌の色をした脂肪の塊が 店から溢れ出ていた
リア
といつものようにリアは興奮しながら早口で肉で溢れかえった店内に入ろうとしていた。
石動
リア
リア
石動
リア
リア
客
リア
そう言って仕事道具の古文書を石動に渡し リアは店内の肉壁の中に入って行った
リア
リア
リアはできる限りの大声を出したが全く起きる気配がない
リア
そう言ってよし!と気合いを入れるようにリアはまた進み始めた
リア
奮闘の末寝肥の女性の耳元まで到着した
一方店の外では
石動
石動
そう言ってしり込みをしていると急に肉壁の動きが止まりみるみる縮小をし始めた
やがて肉壁が完全に無くなって 軽く崩壊をした店内から リアに担がれた女性が出てきた
石動
リア
寝肥の女性
リア
そうリアが言うと寝肥の女性は深々と頭を下げどこかに消えていった
リア
疲れ果てた声と雷鳴のような腹の音がリアから鳴った
石動
リア
そう言って2人はデパートを後にした
デパートを出て研究所に向かう2人
リア
石動
リア
石動
とぼとぼと肩を落とし歩くリア
石動
そう石動が言うとリアは急に踵をかえし満面の笑みで
リア
石動
とリアは先程とは打って変わって軽やかな足取りで石動はそれを追いかけるように2人は研究所に戻るのであった
番外編 「リア、ラーメン万博へ行く」 終わり