⚠注意⚠ irisの二次創作 腐表現あり ボカロ『右肩の蝶』パロディ 知恵袋の考察物語の文試用あり テキスト多め
初心者だからおかしな文は 目を瞑ってね!
東京にあるマンションの角部屋
僕らは広い部屋のベッドに 並んで腰掛けている
10センチの距離を ぐっと近づけて手と手を重ねる
笑っていた君も、少し後ずさった
創作物みたいに焦ったり 頬を染めたりはしない
まっすぐ僕の瞳に映り込んだ
年子の兄弟
産まれた元が同じだけ
それが僕には大きくて高い壁となる
鼻の先が痛い
目頭が暑くなるのも分かる
『僕らは結ばれるべきではない』
そんなの昔から分かってる
静かな部屋に響くリップ音
それが僕にはエコーの様に 何度も、何度も 頭の中で繰り返された
黒の表情、身体、全て
これが僕らの恋の始まり
ささいな一言や行動で 人は変わる
同性で血の繋がった家族
この恋のどこがいいかなんて 僕だって分からない
ただ、これだけは分かる
僕は狂ったように黒が好き
でもその言葉を 口にしようとはしない
だって
愛したいけど君を思うと 手が、口が動かない
そんな僕に君は微笑む
きっと付き合う前なら君は こんな弱い僕を軽蔑していただろう
右には黒
今日もまた、愛し合う
僕らのこの愛はやはり おかしいらしい
でも、何がいけないのだろう
見せかけの愛なんかではない
心の底から相手を愛しているのに
バレたら学校中に出回る僕らの愛
学校のみんなが言うんだ
僕らの愛に対する悪口や陰口
傷ついた心が痛いよ
でも大丈夫、君が居るから
帰ったら君が居る
この同仕様もない気持ちを 快楽で沈めてくれ
そんな時、弱い僕は薬指を撫でる
君とおそろいのリング
このリングは僕の命より大切な物
ケラケラとふざけて笑いながら あいつは僕の指輪を窓から投げる
カラン、と音もしない
僕の指輪は?
あいつの手元にも無い
本当にどこかへいってしまった
怒り狂った僕は あいつに殴りかかる
そこからは曖昧だけど 焦った先生とみんな、 そして笑う人が居たのを覚えている
もう使われていない空き教室
向かいに座るのは保健室で 手当をしてもらったあいつ
その隣で顔を真っ赤にして怒る あいつのお母さんが足を組み直す
そこに勢いよく入ってきたのは
泣いたお母さんと 黙りこくった君だった
振り上げる腕の指には 僕とおそろい"だった"指輪が光る
泣きそうな僕を見て、君も涙を流す
その涙は、どんなみんなの言葉より 僕を苦しめた
振り上げられた腕はゆっくり 僕の身体を包む
昔から悲しい時にしてくれた 暖かいハグ
でも…今の僕には 冷たくてしょうがなかった
僕とあいつは停学一ヶ月
悔しかった、悲しかった
泣いても僕の左薬指は寂しいまま
だから、早く抱き寄せて
ぽっかり開いたこの心を 埋められるのは君1人
絡み合った指を君は解く
今更言われたって僕には君1人
その心が一生揺らぐことはない
ごめんね、弱い恋人で
その一言がなぜか、言えなかった
この恋のせいで沢山傷ついて 沢山後悔した
でも黒との愛だったから乗り越えた
黒は僕が大好き
その愛を僕は愛してる
おかしいやろ?怖いやろ?
だから
それが出来ないなら
今日も僕らは愛し合う
同性、兄弟なんて域は とっくに超えてる
シャツから覗く右肩には あいつとの殴り合いでできた 青紫に変色した痣
その火種は右に居る
右肩の紫蝶々
コメント
10件
初コメ失礼 なんか好きです(?)白黒の連載あまり読まないんですがサムネのイラストに惹かれました ほんッッッとに最高です!
まじで好きすぎて頭おかしくなりそう(???) インフルエンザー天才超えて神名乗ってもいいと思う
...新たな扉を開いてしまったかもしれない。