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その日は何故か誰よりも早く 食べ終わることができた

ut

ごちそうさま~

そう言うなり、ガヤガヤしてた食堂から 驚きの声が上がる

rb

大先生、今日早っ

kn

しっかり、食べとんのかぁ?

驚きから心配まで色んな 言葉が僕に飛び交って

ut

たまたま早かっただけやで?w

そう言って返すと

kn

それならええけど…

皆も納得してまたご飯を 食べ始めた

ut

お先に失礼します~

僕はそう言って 食堂を後にした

ふぅ~

静かにため息をする

何をしようか

ut

一番乗りに出てきてしもうたもんな…

そんなことを思う

ut

あ、そや!

ut

久々にトンちの所に行くか

最近、忙しくて行けてなかった 彼の病室

申し訳なく思っていたが 他のメンバーが行ってるだろうと 思い、行かんかった

ut

何の話しようかなぁ

ut

最近、僕のガバが少なくなったこととか、くだらんかなぁw

そんなことを思いながら 僕は病室へと向かっていった

久々に歩く道

歩くと言ってもまだ本調子やなくて、 ゆっくり足を引きづるように 俺は歩いた

tn

廊下、長いなぁ…

tn

でもこれが最初でさいご

ボソボソと呟きながら 俺は重たい足を動かした

コンコン…

ut

失礼するで~

静かな廊下に僕だけの声が響く

言葉を発しても返事は来んかった

僕は、トントン弱っとるし、 まだ声出せんのかなと 思って中に入ったんや

ut

トンち~、ひさしっ…

彼に会うのが久々で ニコッとしながら入った 僕は言葉を途中にして 足を止めた

ut

…っえ?

そこにはトンちが居なくて

まるでさっきまで居たみたいに シワができたベッドと 呼吸器だけが置いてあった

ut

うそ?

ut

どこに行ったんや…?

状況の整理に追いつかんくて

言葉が呆然と出る

ut

…!

ut

もしかして…

ut

わんちゃん、あるよな…

僕は皆にインカムを入れた

ut

「皆、聞こえる?」

声だけ震えないように落ち着かせて 僕は言葉を上げた

rb

「聞こえるでー」

sn

「どうした?」

gr

「どうした、大先生?」

皆の声が聞こえるのを確認して 僕は声を上げた

ut

「トンちが病室におらん」

全員

…え?

皆が唖然とする

ut

「場所は多分、僕分かっとるから」

ut

「ロボロ、監視室で一応何処にいるか
見て欲しいんやけど、できる?」

rb

「はいよ」

ut

「僕、とりあえず行くわ!」

kn

「え、ちょっ!」

皆が何かを言う前に僕はインカムを切って走り出した

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