その日は何故か誰よりも早く 食べ終わることができた
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そう言うなり、ガヤガヤしてた食堂から 驚きの声が上がる
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kn
驚きから心配まで色んな 言葉が僕に飛び交って
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そう言って返すと
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皆も納得してまたご飯を 食べ始めた
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僕はそう言って 食堂を後にした
ふぅ~
静かにため息をする
何をしようか
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そんなことを思う
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最近、忙しくて行けてなかった 彼の病室
申し訳なく思っていたが 他のメンバーが行ってるだろうと 思い、行かんかった
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そんなことを思いながら 僕は病室へと向かっていった
久々に歩く道
歩くと言ってもまだ本調子やなくて、 ゆっくり足を引きづるように 俺は歩いた
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ボソボソと呟きながら 俺は重たい足を動かした
コンコン…
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静かな廊下に僕だけの声が響く
言葉を発しても返事は来んかった
僕は、トントン弱っとるし、 まだ声出せんのかなと 思って中に入ったんや
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彼に会うのが久々で ニコッとしながら入った 僕は言葉を途中にして 足を止めた
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そこにはトンちが居なくて
まるでさっきまで居たみたいに シワができたベッドと 呼吸器だけが置いてあった
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状況の整理に追いつかんくて
言葉が呆然と出る
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僕は皆にインカムを入れた
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声だけ震えないように落ち着かせて 僕は言葉を上げた
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皆の声が聞こえるのを確認して 僕は声を上げた
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全員
皆が唖然とする
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ut
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ut
kn
皆が何かを言う前に僕はインカムを切って走り出した
コメント
9件
トントンあかんん"ん"ん"ん"ん"!
初めてのコメント失礼致します。感動して泣いてしもた…