やっとの思いでここまで来た
…
屋上
疲れたとき、何かあって落ち込んだ時、俺はいつもここで気を休めた
俺にとっての休息できる 1つの場所
でも、もう おしまい
今日で、かいほう
もうまともに力が入らない 体に鞭を打って 俺はフェンスに手を
かけた
風が少し強くて
少し肌寒かった
総統
幹部のみんな
今までごめん
迷惑かけて
でも、おれ
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俺はそう言ってフェンスから手を離した
ふわりと浮く体に身を預けるように俺は目をつぶった
はずなのに…
その瞬間、何故か仲間の声が聞こえて
俺は目を開けた
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走馬灯かなって思って
でも 目の前には青色の 彼が
必死に俺の手を両手で 繋いでいた
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俺も一瞬すぎて分からんかった
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苦しそうな顔で 俺を見つめ 泣く彼の水滴が 顔にポタポタ流れ落ちる
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必死に掴む彼に 心が痛む
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ついつい強く当たる自分が 嫌だった
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tn
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震えて精一杯の声も 掠れ掠れの俺を 見つめる大先生
俺の目からも雫が落ちた
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大先生は必死に顔を振った
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ut
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ut
ut
そう言って大粒の涙を流す彼に
俺も涙が止まらんかった
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ut
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さっきよりもずりっと落ちる手
その時、後ろから 他の声が聞こえた
kn
kn
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何人もが繋がって俺は
お星さまにならずに また かえってきた
俺が上がった瞬間、 皆は安堵の表情を浮かべた
俺も足が動かんくて ぺっちゃんこに座ったまま
ボーッと皆を見つめた
息を切らしてるやつもいれば、 泣いてるやつもいた
特に大先生は
大先生は一番グズッてた
そんな中、 1人の男が俺の前まで やって来て 目を合わせるように
しゃがんだ
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そういう彼の名は グルッペン・フューラー
俺の俺たちの総統やった
gr
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グルッペンの声で 周りも俺たちの方へと 自然に集まった
グルッペンは悔しそうな顔で はなしてて
俺も苦しくなった
gr
gr
gr
そう言ってグルッペンは 俺に抱きついた
いきなりのことで 最初は唖然としてたけど、
グルッペンの体は温かくて まるで 俺を包みこんでくれてるようで
何故か気持ちが落ち着いて
なみだが溢れた
tn
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tn
tn
tn
皆から言って欲しかったこと
俺はグシャグシャな顔で皆に 言った
gr
gr
gr
皆、頷いた
皆がその瞬間、 抱きついてきて
俺は倒れた
ただ、ただ、俺は 泣いて
泣きじゃくった
生きよう
俺は誓った
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心臓潰れたついでに涙て目潰れた
やべぇ目の前に母さんいんのに泣きそう……
これ、まじで何度みても泣ける…