僕は猫のライ
今、僕の新しい飼い主_ミサキの家に向かっている
ライ
にゃー
ライ
(外の世界……ちゃんと見たのは今日が初めてだなー)
ライ
(前の飼い主に病院って所に連れていかれる時も外に出てたけど、僕は怖くて外を見るどころじゃなかったからな〜)
ミサキ
さぁー着いたよ、ライ
ライ
にゃ!
ライ
(びっ、びっくりした)
上を見るとミサキが僕を見下ろしていた
お母さん
ライちゃん、我が家へようこそ
ライ
にゃー
ライ
(うわぁー。ミサキの家広いなー)
ライ
(前住んでいた所の2倍はある!)
ミサキ
じゃあ中に入ろう!
僕はミサキの家の中に入った
ライ
にゃー
ライ
(オシャレな家だなー)
ミサキ
お母さん
ミサキ
ライを私の部屋に連れて行っていい?
お母さん
いいわよ
ミサキ
ありがとう😊
ミサキ
ライおいで
ライ
(ん?呼ばれてる)
ライ
(まぁー着いてってやるか)
ライ
にゃー
バタン
僕はミサキの部屋に入った
ライ
(おー。これまた綺麗な部屋だな)
ライ
(さすがは女子ってとこ?)
ミサキ
ライ
ライ
にゃ
ライ
(何?)
ミサキ
やっぱり……
ライ
にゃ?
ライ
(なんだ?何を言われるんだ?)
ミサキ
驚かないで聞いてね
ライ
(うん)
ミサキ
私ー
ライ
(私ー)
ミサキ
実はー
ライ
(実はー)
ミサキ
ライの言葉が分かるの!
ライ
(はあーーーーーー)
ライ
(じゃあ今僕が言ってることも分かるの?)
ミサキ
うん
分かるよ
分かるよ
ライ
(マジか!!)
どうやらミサキは僕の言っていることが分かるらしい でもなんで?
そんなの僕にも分からない
とにかくこれからまた厄介なことが起きる気がする