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皆さんお久しぶりです
突然ですが質問です
皆さんにとって幸せとはなんですか?
家族と過ごすこと?
いいですね、温かいですもんね
恋人と時間を共にする?
いいですね、愛しの人ですもんね
美味しいものを食べる?
それも良さそうですね
そう…今回の話は幸せについて、皆さんに考えていただきたい。
これは歪んだ愛に縛られる兄弟の物語
それでは皆さん、いってらっしゃい。
流華
流華
黎音
黎音
黎音
流華
黎音
流華
黎音
流華
黎音
流華
流華
黎音
幸せ、とっても幸せ。
お兄ちゃんは昔から優しかった
両親が他界してからもずっと優しくて僕のそばにいてくれた
そんなお兄ちゃんが
僕は、
流華
黎音
優しく微笑む兄に僕は顔以外を沢山殴られた
流華
黎音
流華
兄は僕の髪を強く掴み顔を上げさせた
黎音
流華
黎音
黎音
兄は僕を優しく、抱きしめた
流華
黎音
兄の考えてることがわからない。
なんで、?なんで、痛めつけて慰めるの
黎音
そんな言葉を言いながら、兄は僕の首を絞める
流華
兄は優しい笑みを浮かべたまま
でも僕の首を確実に絞めていく
苦しい
痛い
呼吸ができない
流華
黎音
流華
黎音
兄は手を離し優しく僕の頭を撫でた
流華
黎音
黎音
流華
少しして兄は戻ってきた。手にはペットボトルに入った水、早く飲みたい、そう思い手を伸ばす
黎音
兄は僕の手を払う
流華
黎音
流華
黎音
兄のなんとも言えない圧が怖くて僕は口を開けた
その時、急に苦しくなった
なんでだろう、そう思ったら
口に思い切りペットボトルを突っ込まれていた
流華
黎音
流華
無理矢理飲まされて、吐きそうだ
苦しい
黎音
今の兄が言うことはどうも嘘には思えなかった
だから必死に飲んだ
黎音
流華
黎音
黎音
兄は何を考えているんだろう
怖い
怖い、、?兄を怖いと思ったのは、
初めて
じゃない、、?
黎音
兄は僕の頬に触れ、自分の爪で軽く引っ掻き、僕の頬には血が垂れていた
流華
黎音
兄に抱きしめられ、何かわからないまま眠ってしまった。
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