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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

もし…最後にあなたに会えるのなら

私はあなたのもとへ行きたい

お願い…あの人に会わせて…

ここがあの人の家

コトミ

おじゃまします…

聞こえたのはきれいな曲でした

コトミ

リコーダー?

この曲…懐かしい

ケイタ

コトミ

近くで顔を見ると

すごく恥ずかしい

ケイタ

ケイタ

はー

プルルルルル…

コトミ

ケイタ

あーもしもし?

ケイタ

ユキネ?

ケイタ

どうした?

コトミ

ユキネって…私の友達!?

ケイタ

ああ…

ケイタ

今から?

ケイタ

いや…別に

コトミ

なんだろう…

ケイタ

(!)

ケイタ

ごめん…

ケイタ

用事があるからまたな

ケイタ

ケイタ

はぁー

ケイタ

ところでさ…

ケイタ

いるんだろ?コトミ

コトミ

ケイタ

隠れてないで出てきてよ

コトミ

ケイタ君

ケイタ

うん…どうした?

ケイタ

なんで浮いてるの?

コトミ

あっ…いや…

ケイタ

まー…別にいいよ

コトミ

リコーダー吹いてたでしょ

ケイタ

聞いてたの?

コトミ

もっと聞かせてよ

ケイタ

いいよ

リコーダーの音が

私を優しく包み込む

離れたくなくて

ずっとこのままがいい

コトミ

ゲホッ…

ケイタ

どうした?

コトミ

そういえば私…

コトミ

首吊ったままだ

ケイタ

は!?

ケイタ

自殺を図ったのかよ

コトミ

うう…

私は座り込んだ

もう力もない

このまま死んでしまうのだろう

ケイタ

神様!コトミを…

ケイタ

助けてください!

どうして?ユキネがいるのに…

神様

神様

うむ…時間がない

神様

急げ

ケイタ

行くぞ、コトミ!

コトミ

うん!

初めて彼の手を握った

魂の私にでも伝わる暖かさ

その後私は病院に運ばれていたみたいで

2人で病院に向かった

ケイタ

ほら、戻ってこい

コトミ

どうして?

ケイタ

え?

コトミ

ケイタ君にはユキネがいるのに

ケイタ

それは…

ケイタ

それは、好きだからだよ!

コトミ

でも…二人は

ケイタ

ユキネには手伝ってもらってた

ケイタ

コトミに告白するために

コトミ

ケイタ

待っててやるから

ケイタ

絶対に生きて帰ってこいよ

ケイタ

帰ってきたら…

ケイタ

ちゃんと伝えるから!

コトミ

うん!

夜の公園に

リコーダーの音がこだまする…

切なくて悲しい曲

それと同時に私達を結んでくれた

ケイタ

うん…

ケイタ

やっぱり…下手だな

コトミ

大丈夫、きれいだった

ケイタ

じゃあ次はコトミが吹いてよ

間接キスですか?

照れますね

コトミ

じゃあ行くよ〜

同じ曲を吹いたのに

正反対の音がなる

私の口は甘くなっていた

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(*/▽\*)キャッ 最高です!!!

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