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「あなたの余命は」
あと
10日です
突然医者に言われたのは
この言葉だった。
私はあと10日で死ぬらしい
実は家族以外に話したは人がもうひとりいる
奏斗
彼氏の"奏斗"だ。
華音
奏斗
華音
奏斗
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
華音のお母さん
華音のお父さん
それから私たちはめいっぱい遊んだ
遊園地に水族館
動物園、旅行など
そして、最後に行きたかった場所
それは、
奏斗の家
行ったことがなかったし、奏斗の両親もOKしてくれた
奏斗
華音
奏斗
華音
5時半
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
華音
チュッ
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
華音
奏斗
これが最初で最後のバイバイだった
その後、華音は死んだ。
もちろん葬式では、誰もが泣いていた
そして、遺書には 「死んだこと、悔しくはない。 奏斗のおかげで、毎日楽しかった」
と、書かれていた。
彼女は死んだ。 雨のように儚く散って、 10日で死んだ アメンボのように。
