ぽて
ぽて
⚠︎ATTENTION⚠︎ □あーるなし □遠回しな死ネタあり(?) □非科学的な内容あり (マジレスコメントお控えください)m(*_ _)m □🐤女体化注意
ぽて
七夕
人々が星に願いを唱える日
遠い昔
雲の上に織姫と呼ばれる美しい娘と彦星と呼ばれる凛々しい男がおりました
2人はお互いを愛し合い、幸せな日々を過ごしていましたが
仕事もせず遊びくれていた2人を見た神様に
罰として大きな星の川で引き裂かれてしまいました
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織姫の本当の名前はりうら
彦星はIfといいました
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けらけらと笑っていたまろの顔が戸惑いに染まる
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ドンッ!
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急に強く突き飛ばされ
反射的に目を閉じる
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恐る恐る目を開くと
目の前にいたはずのまろは消えていて
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見たことの無い無数の星が川のように目の前を流れていた
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神様
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神様
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神様
神様
神様
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織姫の仕事は神様たちの服を織ることでした
神様
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神様
神様
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神様
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嫌だ…家は嫌だ…
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神様
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神様
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神様
神様
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神様
彦星の命はないと思え
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神様
神様
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フッ…
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…あんな家に帰れなんて……
本気でいってるの、?
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りうらの家は本当に家庭環境が悪かった
お父さんが病気で死んで
そのストレスを発散するようにお母さんは毎日りうらを殴った
今だって…癒えていない傷が沢山ある
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生きるのに嫌気がさしていた時に出会ったのがまろだった
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初めて見たその人は目を奪われてしまうくらい綺麗で
りうらは言葉を失った
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優しげなほほ笑みを浮かべて手を差し出してきたその人 まろ
その瞬間からりうらはまろの虜になった
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あったばかりのりうらを優しく抱きしめて
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と躊躇いもなく発してくれたまろ
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…そんな人が
りうらのせいで死んでしまうなんて思いたくない
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気を緩めれば身体が震えてくる
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溢れる涙を拭ってりうらは家への道を駆け出した
神様
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神様
神様
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神様
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織姫の声はしばらく喋っていなかったせいか酷く掠れていました
神様
神様
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神様
神様
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神様
ザァッ…ーーーー
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織姫の目の前に現れたのは
ガラスのようなものでできた大きな大きな橋でした
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神様
神様
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彦星……まろ、
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神様
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神様
神様
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神様
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神様
神様
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神様
すまんの…りうら……
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走るなんていつぶりだろうか
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上手く力が入らなくなってきた
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ーーーら
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ーうらッ
誰か…よんでる、?
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ま…ろッ…
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あ、し…動かな…く、
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…くるし…ぃ…
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あったかい…
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落ち着かせるように震える手で背中を摩ってくれる
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それでりうらの涙腺は完全に崩れてしてしまった
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半年ぶりの再会
2人は息が整うまで強く抱き締め合いながら
言葉にならない嬉しさを零しました
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2人は話題を途切れさすことなく話し続けました
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まろの表情が曇る
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あぁ、だめだ
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踏ん張ってなきゃ涙が零れてくる
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神様の言葉を思い出す
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🤪
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まろの声がかすかに震えている
今にも泣き出しそうな顔
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まろの体温が着物を通して伝わってくる
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ガコンッ!
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橋が消え
ふわりと浮き上がる体
りうらたちは抱きしめる力を強めて星の川に飛び込んだ
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眩しく輝く星々
手を伸ばせば届く距離に無数の星が広がっている
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ギュッ…
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大好きな彼は星より眩しい笑顔で笑いかけてきた
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りうらもつられて頬が緩む
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恐らくこの先待っているのは
死
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🤪
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プツッッッ!
その言葉を最後にりうらの思考は途絶えた
神様
神様
神様は満点の星空の中、杖を振り上げ
神様
2人への願いを唱えました
少女の短冊が風に乗って揺れる
"おりひめさまとひこぼしさまがずっといっしょにいられますように"
ℯ𝓃𝒹
コメント
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初コメ失礼します! ほんとに感動でした...! もう2人の友情が素敵すぎて...うるっときました...!