トバ日記
今日から日記をたまにつけようと思う またなにか失うのは嫌だから
花がりんご飴を食べてからちょうど2ヶ月がたった
花は前みたいな調子に戻ってくれた
赤色はほぼ克服したがやはり光はまだ慣れていないみたいだ
ゆうの情報を毎回聞く限り
ゆうの町の新聞では 博士が牢獄に移送されたこと
自分のロボットを探しているということしかまだ分かっていないらしい
ゆうはまだうちの家に居候する気みたいだ
内心どっちでもいいが
花はえらくゆうのことを気に入ってるみたいだ
まぁお兄さんという感じなのだろう
今後の経過に任せる
ゆう
ねぇなにかいてんのー?
トバ
日記だよ
トバ
前みたいになにか失ったら嫌だしね…
ゆう
そうだ今からリンゴ詰みに行くんだけど
ゆう
どうする?
トバ
花は?
ゆう
まだぐっすり眠ってるよ
花
スー……
トバ
なら僕も行くよ
トバ
そういえばここでお前と出会って2ヶ月か
ゆう
そうだね
ゆう
思えば君と出会ったのも運命だったのかも…
トバ
おいおいw急に恋愛に持ってくるなよ
トバ
僕らはそういう関係じゃないだろ
ゆう
笑笑ごめんごめん
トバ
そういえばゆうは僕たちと出会う前は何してたんだ?
ゆう
…軍人だよ
トバ
…は?
ここからゆうの過去に入ります〜
僕は君たちと出会う前軍人だった
でも僕は戦争というのを体験したのが16歳だった頃だったから
怖くて逃げ出してしまったんだ
でも直ぐに捕まえられ人を殺めなければならない
でも1年半年後僕は仲間を犠牲にしてしまい
その追い打ちで闇落ちしてしまって
また逃げ出してしまった
無我夢中で走り続けてたどり着いたのがここに来たって訳
トバ
まさかそんな過去があったなんて
ゆう
情けないだろ?
ゆう
仲間を犠牲にして弱腰になって怯えてたんだ
トバ
実は僕も強制的に戦争を行わされてたんだ
ゆう
そうなのか…?
トバ
あぁ、でも用済みになってごみばこにすてられたがな
ゆう
そんな……
トバ
でもお前にはちゃんと必要としてた人だっていた訳だろ?
ゆう
……ッ
トバ
だからそんな自分のことを貶めるような言い方はしないでくれ
ゆう
…わかった
ありがとうトバ少し気が楽になったよ
ありがとうトバ少し気が楽になったよ
トバ
帰るか…
ゆう
あぁ
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