新人女装系地下アイドル【SHION】ちゃん！🔞

翌朝、Mobさんはお小遣いを置いて先にチェックアウトを済ませていた。

俺は急いで家に帰り、教材をリュックに入れて学校へ向かう。

朝礼までは間に合うが、遅れて教師からの説教は面倒だから早めに行く。

真面目だと良く言われるが、ただ単に担当の説教が嫌いってだけだ。

教室

ザワザワ…ザワザワ…。

キーンコーンカーンコーン…

義務教育の小中と違い、毎日学校に行く必要が無いからって選んだけど

ある日は必ず面倒な授業があるんだよなぁ…。

ちなみに俺は犬と猫のプレゼンをやって、最後に『どちらも可愛い』で締めた。

プレゼンの後はまた各自でレポートの題を決めて、大まかな文書を考えるというつまらない物だ。

まあそのつまらない授業も、二時間強で終わるのだけど。

＿帰宅路、最寄りのカフェ。

店員が紅茶を注いで離れたと同時に、スマホでパンケーキをパシャリ。

#カフェで人気なパンケーキ♡ #美味しそう(*´﹃｀*) #後でご飯も食べるよ！ #いただきまーす。

何気ない呟きが、10分もしない間にリツイート数30件を超えた。

こうしてみると、俺のファンって結構暇なやつ多いな。

何をする間もなく、そのコメントはオレの熱烈なファンによって大炎上した。

ちなみに活動で女装系って決めたのも、アイドルの道を選んだのも全部オレの意思。スタッフは何も言わなかった(肯定らしい)。

アンチは放っていればファンが勝手に撃沈させてくれるから、こっちは構わなくっていい。

世の中って便利だね♡

パンケーキの三分の二を食べた所で、今夜相手をしてくれる人を探した。

Mobさんは小さいからもういいけど、その他の人は下手だったり、お小遣いくれなかったりだ。

そろそろ人選入れ替えようかなぁ。

夜になり、ホモな奴の溜まり場と有名な広場に着く。

たくさんの男性が話している。手を繋いでいたり、二人組になって影の方へ歩いて行ったり。

若い人はいたけど、既にペアになっていたり好みじゃない奴ばっか。

ちなみに俺の好みは〜、ちょっと年上の若くてデカくて上手い人〜。

当たりを見渡していると、ふと気になった男性を見つけた。

小柄で褐色の肌と銀色の髪、変わった耳飾りを両方につけ、手すりに腰をかけながら風を浴びている。

男性たちと交わるでもなく、その人はただそこにいた。

まじまじとお兄さんを見る。

小柄だけど、肩から覗いている筋肉がいい味を出している。顔もかっこいいし、これでデカかったら当たりかな？

※前回とは違うホテル

イザナ(呼び捨てしろって言われた)より先にシャワーに入り、バスローブに着替える。

わざと胸元を開けて脚をチラ見せさせると、イザナは｢はぁ｣と溜息を吐いた。

バスローブの裾を開け、 オレの陥没パフィーニップルを見せる。

イザナはそう言ってシャワーを浴びに行った。

今頃自慰している姿が思い浮かぶ。

だがこの時、まだ知らなかった。

引っ掛けた奴が、羊の皮を被った狼だったなんて。