それは、何年も前の夏のこと
おばぁちゃん家に遊びに行った 日のことだ
直樹
おばぁちゃん
直樹
おばぁちゃん
おばぁちゃん
直樹
直樹
直樹
おばぁちゃん
直樹
おばぁちゃん
おばぁちゃん
おばぁちゃん
直樹
おばぁちゃん
おばぁちゃん
直樹
直樹
その数日後
おばぁちゃんは亡くなった
俺は17歳になった
父親と母親は離婚
俺は母親に引き取られた
母親は朝早くから夜遅くまで働き
家にいることはほとんどなかった
次第に俺もグレ始め
高校で知り合った仲間を伝に
町一番の不良グループに入った
だが、暴力を一切振るわない俺は
少し仲間の中でも浮き気味だった
直樹
おばぁちゃんの命日だ
幼い頃夢があった
ヒーローになりたいって
困ってる人を助けるんだって
でも、今の俺にはもう無理だ
学校もろくに行ってない
不良グループからは もう時期追い出されるだろう
俺の居場所はどこなんだろう
こんな俺を 助けてくれる人なんて
【なおちゃんのヒーローに なろうかしら】
直樹
直樹
「ここだよ」
直樹
俺は部屋の中を見渡す
直樹
おばぁちゃん
直樹
直樹
突然目の前に 宙に浮いている老婆
おばぁちゃん
直樹
困惑する俺
おばぁちゃん
直樹
おばぁちゃん
おばぁちゃん
おばぁちゃん
直樹
俺は怖くなって すぐさま家を飛び出した
おばぁちゃん
直樹
直樹
おばぁちゃん
直樹
おばぁちゃん
直樹
直樹
おばぁちゃん
おばぁちゃん
直樹
ゴンッ
後ろから付いてくるおばぁちゃんに 気を取られ
前から来た人にぶつかってしまった
ぶつかった相手は 尻もちをついている
直樹
俺がその人に手を伸ばした瞬間
女
どこからか聞こえてきた声に思わず 腹パンを食らわせてしまった
女
女の人が正面から走ってきた
俺には状況がイマイチ掴めない
直樹
女
直樹
女
直樹
護身術で身につけた腹パン まさかこんなとこで役立つとは
男は意識を無くしたかのように倒れ込んでいた
しばらくして、警察が来て事情聴取
警察官
直樹
直樹
俺はそう言ってその場から逃げた
不良グループに入っている以上 警察と関わるのはごめんだから
おばぁちゃん
直樹
直樹
おばぁちゃん
突如現れた幽霊のおばぁちゃん
正体はまだ
謎である
コメント
1件
すごいい奥が深いですね!