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現世くるり
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・年齢操作有 ・本人関係無し ・cp表現や、片思い表現 ・コメントで本人の名前を出すのは禁止 2タップ後↓↓↓
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ガタガタとゆれる電車内。
電車内は静まり帰っていて、自分の心臓の音がやけに大きく聞こえる
窓の外を見れば、森林を抜けた先には広い海が広がっている。
あの人が選んだ、1人の新しい生活場所。
君は今も、この場所で水泳をしているのだろうか
齢15にして、県外の水泳強豪校に上京したみこちゃん。
今はどんな姿なのだろう。 どんな声なのだろう。 性格は?彼女、彼氏は?
不安でいっぱいな心を落ち着かせながら 目的駅を降りる
8年前、みこちゃんが高校入学を迎え、俺は小学四年生になる年。
みこちゃんは水泳バックを肩にかけ、家を出る準備をしていた
ダンボールが積まれて、狭いリビングで俺は必死に泣き叫んだ
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みこちゃんは少し寂しそうな、申し訳なさそうな顔で頭を撫でてきた。
その瞳にはこれからの新生活への期待と不安が混ざっていた
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子供の無茶なお願い。 けれど、言わなきゃダメな気がした
みこちゃんは困ったように眉を下げ、もう一度頭を撫でる
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それは10歳の俺には気が遠くなる程長い時間。 大学生になる前に他の男、女に取られたら…と考えると頭が痛くなる様な気がした
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そういってみこちゃんはまた俺の頭を撫でる。
俺は涙でぐしゃぐしゃな顔で、精一杯の宣言をした。
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その言葉を聞き、みこちゃんはびっくりした顔をした後、優しい微笑みを向けてそのまま背を向けドアに手をかけた
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そういい、ドアを開けみこちゃんは家を出ていった
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みこちゃんが住む家。
今はどんな性格なのだろう どんな顔なのか どんな声色をしてるのか 彼氏、彼女は? 電車内で考えていた内容と同じ事を頭の中で考える
だが、ドア前で悩み続けてもただの不審者で女々しい男なだけなので、俺はみこちゃんに顔向けできるよう自信を持ち
18本の薔薇の花束を抱え直し、インターホンを押す
ガチャ
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ドアを開け、現れたみこちゃんは水泳をやっていたはずなのにどこか儚げで、可愛かった
チラッと見える部屋には、窓辺にアネモネが飾られている。
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俺の事を覚えてるかより、約束を覚えてるか が怖かった
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覚えてないのか、ぽけっとした顔と共に顔を傾ける
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そういい俺は力が抜けしゃがりこむ
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そういいみこちゃんはしゃがんだままの俺の手を引き部屋に入れる
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部屋を見渡すと紫のアネモネが沢山飾られている
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意味を知っているのか分からないけど、俺にとっては嬉しい花。
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「可愛い」と言うとみこちゃんは茹でたこ見たく赤くなる
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そういい俺は18本の薔薇の花束を渡す
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そういいみこちゃんは笑顔で花束を受け取る
どうやらみこちゃんが俺を好きになったのは 俺が16歳、みこちゃんが21歳の時
俺の両親とみこちゃんはずーっと連絡を取り合ってたらしく、俺が野球をやっている所、みこちゃんへの愛を語っているところなど…をみこちゃんに送っていたらしい
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みこちゃんは送られてきた動画や写真を「かっこいい」と言いながら俺に見せる
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18本の薔薇 「ずっと変わらず愛していた」 「誠実な愛」 紫のアネモネ「貴方を信じて待つ」
ひ7
ひ7
ひ7
続き♡▶︎2000
コメント
1件
ひ7。さん、第1話読みました〜! 🥺✨ 「迎えに来たよ」って、小学生の頃の約束を大学生になってちゃんと叶えにくるすちくん、尊すぎませんか…? しかも紫のアネモネの意味を知ってて飾ってたみこちゃんの「待ってたよ」も、ズルいほど可愛いです。お互いに片思いしてたのがじわじわ伝わってくる構成、すごく好きです。続き、気になります!