授業ってのは味がしないスープみたいだ。
食べられない訳では無いけど、好んでは食べない。 どちらかと言えば苦手な部類。
ゆあん
それ以上集中して聞けだなんて無理な話だ。
"限界を超えろ"なんて根性論も古いし。
るな
ゆあん
るな
その10分の後はずっと朝の男の子の事を 考えて居た。
何をするにも頭の片隅にはあいつがいる。
ほんの数分で人の思考を奪ってしまうなんて、
ほんと恐ろしい奴だ。
るな
ゆあん
ゆあん
ゆあん
空は赤く燃えている。
そのせいか、公園は朝と違った雰囲気を纏う。
ゆあん
ベンチには朝の男の子。
ゆあん
それに、表情はとても儚い。
ゆあん
振り向くと同時になびいた髪は、赤く輝いている。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
聞くところそこ?って感じだけど会話が 出来るのは嬉しい。
ゆあん
名前聞いてもいいかな。
急すぎて引かれてしまうかな。
虫たちの囀りも十人十色で、全部が違って聞こえる。
ゆあん
ゆあん
出た言葉は俺の声色のせいで弱々しく聞こえる。
いつもなら気にしない心臓の位置を 音を頼りに探る。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
彼の名前を頭の中で復唱する。
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱの笑顔は桜のよう。
とても美しいがすぐに散ってしまう。 期間の限られた笑顔。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱは驚いた様に表情をとめる。
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱは目を細めて笑う。
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱの言葉1つ1つがエコーのように頭に響く。
誰かこの謎の現象を解明してくれ…。
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
"また会いたい"そう口にしたいのに、喉が塞がって何も言うことができない、
ゆあん
そう頭では分かっているのに体はそれに反比例。
じゃぱぱ
黙っている俺を無言でじゃぱぱは見つめて来た。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
そう言ってじゃぱぱは行ってしまった。
ゆあん
これはつまり"また会おう"と言う口約束?
ゆあん
公園には俺しか居なかったのに、お祭りのように その日は騒がしかった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝500♡
コメント
2件
最&高ですネ!!😆
ふふふふふふふふふふふふふふふふ最高(*`ω´)b❤︎