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阿部side
さっくん
登り始めてから、約30分で到着した場所は、天体観測用なのか広い芝生があった。
阿部ちゃん
しょっぴー
褒められて少し恥ずかしいけど、嬉しかった。
阿部ちゃん
さっくん
俺達はブルーシートを広げるために、一旦手を離した。
そのままかな?って思ったけど、寂しかったのか、敷き終わった後、また手を繋いできた。
さっくん
阿部ちゃん
さっくん
俺の反応が気になるのか、手を繋いだあとに恐る恐る俺の顔色を伺う佐久間。
それに気づいて、平気なことを伝えると、顔を綻ばせて、真ん中を陣取った。
しょっぴー
舘さま
しょっぴー
エモい。ゆり組、エモい。
ふっか
ひーくん
ふっか
勝者、岩本照。
成人男性6人が並んだら、ちょうどいいくらいの大きさなのに、みんなでくっついて寝転がった。
涼太 翔太 大介 亮平 辰哉 照 の順に寝た。
佐久間が見つけた真っ暗な世界から見上げた夜空は、星が降るように綺麗で
ふっか
ひーくん
さっくん
隣にいる佐久間がキラキラして見えた。
相乗効果だろうと思い込んでこの気持ちを否定するにはあまりにも綺麗すぎる。
本当にいつからだろう。佐久間のことを目で追う俺がいた。
気づいたら隣にいて、ネガティブになりやすい俺を照らしてくれて、無意識に気を張る俺を一緒にいるだけで癒やしてくれて。
こんなの好きにならないわけないのに。
さっくん
阿部ちゃん
さっくん
気づかずに近づいて、抜け出せないくらい溺れてる。
この佐久間の笑顔は、俺が隣で守りたい。って思うようになった。
いつか言えるようになったら、お願いだから、驚かないでそのいつもの弾けるような笑顔で聞いてよ。
俺のこの想いを。