授業中。
先生
おれの頭には、何も入ってこなかった。
...虐めてくる"あいつ"が、後ろの席だったから。
あいつ。
そんな独り言も、おれには丸聞こえ。
きっと、大好きなOr君から離れて欲しいんだろう。
おれが男だとしても、嫉妬してしまうから。
あいつ。
そう、あいつは。
根っからの悪い奴ではない。
ずっと大好きだったOr君と近ずけていたのに、
おれが仲良くなってしまったから。近ずいてしまったから。
だからおれに嫌がらせをするんだ。
だったら__おれがOr君から離れればいい。
Or
Qn
こうやって話してる時も、あいつからの視線を感じた。
悔しそうに、どこか辛そうに。こっちを見ていた。
あいつ。
きっとこの声は、Or君にも聞こえているだろう。
でも反応しないってことは__きっとあいつのこと、
好きじゃないんだろう。
Qn
Or
あいつの方を伺うと、顔色を変えて苦しそうにしていた。
申し訳ないことしたかなって、心のなかで反省をしておく。
...きっと__好きかどうか聞いてしまったのが悪かったんだ。
Or
Qn
Or
Qn
Or
そう、机の上には『ばか』 『あほ』 『〇ね』などの落書きが。
正直慣れてても辛いし、苦しいし。
慣れるもんじゃないって言うのは、おれが1番分かってた。
でも、Or君に心配かけたくないし。苦しんで欲しくなかったから。
何も言わないでおく__ これでいいんだ。
Or
Qn
"手伝ってる"というだけであいつの心を刺激するかもしれないから。
Or
Qn
Or
Qn
Or
苦しむのは、おれだけでいい。
辛いのも、おれだけでいい。
〇にたいのも...おれだけでいいんだ。
みんなが幸せなら、それでいい__
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