マスター
マスター
マスター
マスター
マスター
マスター
マスター
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
どれだけ離せと言っても 抱きしめられた腕が解かれる どころかさらに力が込められる
マッシュ
マッシュ
マッシュ
自身の拳でレインの胸板を 押し返そうとしたがそれは 添えられるだけの形になり マッシュは酷く困惑する
レイン
大きな手がマッシュの後頭部を レインの胸元に押し付けた
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
顎を掴まれ視線を合わせる ように持ち上げる
レイン
レイン
レイン
不器用に頭を撫でられ マッシュの視界は じわじわと歪み初め…
マッシュ
こぼれ落ちるほど溢れた───
マッシュ
マッシュ
マッシュ
マッシュ
マッシュ
喉奥から引き攣った声を出しながら 手をレインの背に回し慣れない 手つきで抱きしめる
レイン
レイン
そう言って彼もまた 慣れない手つきで優しく 抱きしめ返した
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
自分の腕の中で眠る存在を抱き上げ 部屋に上がり奥に進んだ
マッシュ
マッシュ
マッシュ
体を起こすとベットが ぎしりと悲鳴をあげる
マッシュは自分が寝る前の記憶が さっぱりないことに対して首を傾げる
マッシュ
マッシュ
記憶を探ってみるも途中から 途切れているためレインと 出会ってからどうしたのか マッシュは分からなかった
マッシュ
のそりのそりとリビングの方へと 足を運ぶとふわりといい香りが 鼻を掠めた
マッシュ
───起きたか
マッシュ
キッチンの方から聞こえた 馴染みのある声を耳が拾うと マッシュは急いで声のする方へ歩いた
マッシュ
距離は全くないはずなのに 息継ぎをしながらそこにいた人物を マッシュは見上げる
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レインの言った言葉を そのままオウム返しするマッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レインに言われてマッシュは思い出す
レインから離れようとしたが 抱きしめられ、言葉の温かさに 耐えられず自身が泣き出して しまったことを
レイン
マッシュ
レインはマッシュの腕を掴み 引き摺るようにリビングに向かう
マッシュ
それほど力を込めてはいないが 放るようにマッシュをソファに 下ろすと衝撃でマッシュの体は ソファに沈んだ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
家主に脅しをかけるとレインは早足で 再びキッチンの方に戻ったかと 思えば、皿を持ってリビングに 戻って来た
コトリ、コトリと机の上に 食事が置かれていく
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
湯気が立ち込める食事を前に マッシュはゴクリと唾を飲み込んだ
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
そう言いながらマッシュは スプーンでスープを少し掬い 口に運んだ
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
神覚者の仕事を始めてから徐々に 食べる気が失せていた大がつくほど 好物のシュークリーム
失せていったのは シュークリームだけではなく マッシュは普段の食事にも 手を出すことは無くなっていた
だが何故(なぜ)だろう、喉を 通ることがなかった食事も レインが作ってくれた物なら 食べることができ、今目の前にある シュークリームを見ると過去の 自分みたくふんわりとした生地に かぶりつきたくなったのだ
マッシュ
恐る恐る手を伸ばし シュークリームを1つ掴み口に入れる
マッシュ
レイン
金色の琥珀糖のような色の目を 揺らがし微笑むマッシュを見て レインの心はじわじわと 満たされていった
マッシュ
マッシュ
レイン
一体この会話を何回繰り返したのか マッシュは静かに頭を抱えた
マッシュ
レイン
レイン
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
脅しとも言える圧がマッシュに のしかかりマッシュはただただ 怯えることしか出来なかった
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
レインは立ち上がり小さく笑う
レイン
マッシュ
レイン
そう言ってレインは 玄関の方へと向かった
レイン
レイン
自分で去るとは決めたものの 精神的ダメージが酷いと思いながら ドアノブを緩く握った
マッシュ
少し焦ったように早足で マッシュがレインの元へと 向かってくる
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レインは自分の利き手である 左手をマッシュに差し出した
そうするとマッシュは目を 逸らしながらナニカを持った右手を レインの左手に置き、手を引く
レイン
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュはレインの背を グイグイと押し出し扉を閉めた
マッシュ
マッシュ
マッシュ
手の中にある小さな鍵を呆然と 見つめ続けレインはいつもよりも 眉間に皺を寄せた
レイン
レイン
そんな小さなツッコミは マッシュに聞こえることはなく…
レインは頭の片隅でできるだけ マッシュの家に寄ることが 出来る方法を考えていた
コメント
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新作ヒャッホイ!!! いぇぇぇぇぇえいい!