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White Stage 𓂃 𓈒𓏸
12月25日 クリスマス日 楽屋の時計は、開演まであと30分を指していた。 衣装に袖を通し、メイクも整い、あとはステージに立つだけ それなのに、時間だけがゆっくり流れているように感じる 翔太は鏡の前で、深く一度だけ息を吸った 緊張していないわけじゃない でも、不思議と心は落ち着いていた。
shota
tatuya
振り返ると、辰哉もすでに衣装姿で、腕を組んで壁にもたれていた ふざけた様子はない でも、気負いすぎてもいない
shota
tatuya
辰哉は短く答えた
それだけで十分だった この一ヶ月、言葉にしなくても分かることが増えていた
スタッフ
スタッフの声が廊下に響く
舞台袖へ向かう通路 足音、衣装の擦れる音、遠くから聞こえる客席のざわめき その全部が、今日という日を現実にする
舞台袖で立ち止まった時、翔太はふと、辰哉の方を見た
shota
tatuya
shota
shota
辰哉は一瞬驚いた顔をして、すぐにいつものように口角を上げた
tatuya
tatuya
照明が落ちる 会場が一気に静まり返る 次の瞬間 白い光が、ステージを包んだ White Stage 名前の通り、すべてが白に染まる空間 雪のような照明が舞い、音が流れ出す 翔太は、歌った 辰哉も、歌った 一人じゃない でも、誰かに頼りきりでもない
本番終了
tatuya
shota
クリスマスの夜 White Stage は、無事に完成した それは奇跡じゃない 特別な魔法でもない ただ、一日一日を積み重ねて、隣に立つ人をじて、最後まで向き合った その結果だった ステージを降りる直前、翔太は心の中で思う このクリスマスはきっとわすれない 辰哉も同じことを思っていた
White stage ー完ー
最後まで見てくれた子ありがとー!!
コメント
5件
すっごおぉぉぉぉぉぉぃい‼️ 感動……🥹 もうクリスマスか,…… 最後まで見させてくれてありがとう、お疲れ様ぁぁ‼️