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僕、あにきと浮気するから!!

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「僕、あにきと浮気するから!!」のメインビジュアル

僕、あにきと浮気するから!!

1 - 僕、あにきと浮気するから!!

♥

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2022年03月19日

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月見。

みなさんこんにちは!月見。です!

月見。

最近忙しくてあまり浮上出来ず、コメントなどくださった方にもしっかりお返事を返せておらずすみません・・・

月見。

でもちゃんと読んでます!かなり喜びながら読んでます一人でえへへとか言いながら(きもい)

月見。

更にはみなさんの素敵なお話もちゃんと読めてなくて悲しみです・・・。読んでもコメントあまり出来ないかもしれません・・・いいねの数で気持ちを伝えときますね()

月見。

今回はいむしょーメインのお話です!サブでまろにきな筈がオチを持っていくのはまろにきですまろにきオタクが出てしまいました((((

月見。

いむしょーの珍しい喧嘩にまろにきが巻き込まれてしまいます👀

月見。

注意書きです!

注意!! ・地雷さんは今すぐUターン! ・いむしょー、まろにきが付き合ってます ・いむしょーの喧嘩ネタです ・nmmn ・ご本人様方とは何も関係のないフィクションです ・口調&キャラ崩壊あり ・通報❌

月見。

それではどうぞ!

-hotoke-

もう初兎ちゃんなんて知らない!嫌い!!

初兎

・・・こっちのセリフや!いむくんなんて知らんからな!

-hotoke-

っ、もういい!僕、あにきと浮気するから!!

If

・・・・・・は??

If

おい、しょにだ

初兎

・・・

イラついた様子のいふくんからのじとりとした視線を感じつつ、僕は全力で無言を貫き通していた。

If

しょにだぁ!!

初兎

・・・なんやねん、うるさいなぁいふくんは

If

なんやねん、じゃねえから!!お前バカップルの喧嘩に人を巻き込んでおいて何言ってるん!?

巻き込んだって、悠くんを奪って行ったんはいむくんやん。そんな言葉をすんでのところで飲み込み、僕はそっぽを向き吐き捨てる様に言った。

初兎

バカップルちゃうわ。いむくんなんて知らん

If

お前なぁ〜!お前らが変に意地張って喧嘩なんてしたせいで、俺とあにきの大事な一日が奪われとるんやけど!?

初兎

何、今日なんか予定でもあったん?

If

いや?あにきとの同棲生活なんて一日一日が宝物やん

初兎

・・・

来なきゃよかった。僕は静かに心の中で後悔した。

ここは悠くんといふくんが同棲してる家。冒頭から勃発していた僕といむくんの喧嘩の末、いむくんは声高に浮気宣言をして、悠くんの手を取り僕らを締め出したのだ。

初兎ちゃん絶対帰って来ないでよ!出禁だから!!なんて叫ばれてしまえば、喧嘩後の僕が家に入ろうとするなんてことは勿論出来ず。

If

マジで俺巻き込まれ事故やからな!?

とりあえず、この今騒いでいるいふくんに着いてきたのだ。でも、正直赤組のどっちかの家に行けば良かったと思う。

そう言えばコイツは悠くん溺愛彼氏だった。バカップル発言なんて喧嘩中の身としてはかなり怠い。

If

今日あにき帰って来なかったらどうするん!?折角今日と明日二人とも仕事休みなんやで!?

初兎

うるさいなぁ!いつも一緒に居るんやからええやんバカップル!たまには離れてみるのも新鮮でええやろ!

If

開き直んな!!

マジでうるさいなぁいふくんは。今頃いむくんは悠くんに優しく話とか聞いてもらっとるで絶対。自分の彼女見習って欲しいわ。少しは慰めるとか出来ないん?

If

そういうこと言うやつを慰めたいと思うか?

初兎

え、声出てた?

If

バッチリな?

睨んでくるいふくんから視線を逸らす。どうやら口に出ていたようだ。まぁ今更だが。

そんな僕を睨んでいたいふくんは、ふっと睨むのをやめ、深く溜息を吐いた。

If

早く仲直りしろよ、いつも喧嘩なんて無縁みたいにイチャイチャしてるくせに

初兎

・・・してない

If

してるわボケ

口悪っ。その口の悪さはビジネス不仲だけにしとけや。

If

そもそもなんで喧嘩しとったん?俺あにきと喋っててなんも聞いてなかったんやけど

そう言えばそうだった。あの時はいむくんと二人で話していて、まろにきもリビングで二人のんびりと喋っていた。

そんな中急にいむくんの「あにきと浮気する!」宣言を聞いたいふくんを思えば、まぁ確かに少し可哀想かもしれない。いやでも、言ったのはいむくんだ、僕は悪くない。

初兎

・・・コラボ

If

コラボ?

初兎

歌ってみたのコラボ、この間めっちゃ久しぶりにないちゃんとしたんよ

If

ああ、してたな

初兎

そしたらその時歌った曲が、いむくんが次僕とコラボしようと思ってたやつらしくて

If

・・・

初兎

そしたらいむくんがめっちゃ怒ってて。歌ってみたのコラボなんて今まで沢山やってるしこんくらいどうでもええやんって言ったらガチギレされたんよ

初兎

散々文句言われて、ほんまに意味分からんわ

If

(・・・結局元を辿ればバカップルやん!?)

何だか思い出したらイライラが再燃してきた。なんやねん、一つの曲にあんなにムキになって。あんな怒ることちゃうやん。

初兎

・・・なんでいむくんはあんなことでムキになってるんや

ぼそりと呟くと、いふくんは僕を見つめてパチパチと数回瞬きを繰り返した後、さも当然だと言うかのような表情でこう言った。

If

そんなのお前、

悠佑

好きやからやろ

-hotoke-

・・・え?

あにきからの考えてもいなかった言葉に、僕は思わず間抜けな声を漏らした。

初兎ちゃん(とついでにいふくん)を家から締め出したのが数時間前。あにきが作ってくれたココアを飲みながら、僕は散々初兎ちゃんの文句をあにきに愚痴っていた。

初兎ちゃんと前から歌いたいと思っていた曲があった。その曲の歌ってみたが先日、初兎ちゃんとないちゃんのコラボで投稿されていたのだ。

悲しかった。そりゃ僕が早く言わなかったのが悪いけど、まさか被るなんて思ってなかったし、その後の初兎ちゃんの言葉が言葉だ。

“歌ってみたのコラボなんて今まで沢山やってるしこんくらいどうでもええやん”

何をそんなに怒ってるん、なんて言った呆れ顔に、僕の悲しみと怒りが爆発した。

確かに僕は初兎ちゃんと今までに沢山コラボしている。いれいすの中では一番コラボしてるペアなんじゃないかと思うくらいには。

でも、その一回一回が特別で大切なものなのに。初兎ちゃんと歌いたいと思った曲。凄く楽しみにしてて、また一つ大切な思い出を作りたかったのに。

こんくらいどうでもええやん。なんて言葉、聞きたくなかった。

初兎ちゃんには僕とのコラボはどうでも良いものなの?そこまで特別味を感じないの?一回一回のコラボが宝物みたいにキラキラしてて大好きなのは、僕だけなの?

“初兎ちゃんはどうして、あんなこと言ったんだろう”

そんな僕の呟きに、一瞬きょとんとしたあにきは、そんなん、と当たり前の様に冒頭の言葉を言ったのだ。

-hotoke-

・・・好き、だから?

悠佑

おう

-hotoke-

なん、・・・え、なんで?だって、初兎ちゃんは僕とのコラボに特別味を感じてないんだよ

悠佑

あほとけ

-hotoke-

ええっ!?

急な悪口!?

ガーン、とショックを受ける僕に、ぷっとあにきが楽しそうに吹き出した。くしゃっと笑う笑顔が眩しい。

これがいふくんの好きな笑顔かぁ。こればっかりはいふくんに共感せざるを得ない。口に出したらいふくんに「お前があにきを語んなほとけ」なんて怒られそうだけど。同担拒否怖い。

悠佑

捉え方がちゃうねん

-hotoke-

捉え方・・・?

そ、捉え方。とあにきは言って、いいか?と僕の目を見て話し始める。

悠佑

ほとけは、初兎が好きやから一回一回のコラボが大切だし特別だと思ってる

-hotoke-

うん。でも初兎ちゃんは、そんなこと思ってな・・・、痛っ!!

悠佑

あほやなぁネガティヴほとけ。最後まで聞け

急なデコピンに涙目になる。あにきまたあほって言った!?と言うかネガティヴに関してはブーメランだからね!?

と、言いたいことは山ほどあったけど、またデコピンを食らうのは嫌なので大人しくあにきの言葉を待つ。

悠佑

初兎は別にほとけとのコラボがどうでも良いとか思ってるわけちゃうやろ

-hotoke-

・・・じゃあ、なんで?

悠佑

好きやから

-hotoke-

・・・?

悠佑

ほとけのことが好きやから。特別で、大切に思っとるから、この先の当たり前を確信して疑わないんや

-hotoke-

この先の、当たり前・・・?

悠佑

つまり初兎には、これからもずっとお前といる未来しか見えてないってこと

悠佑

だからこれから先、何度もコラボするつもりだし、一緒に過ごすつもりでいる。一回のコラボを“こんくらい”って言えるくらい、初兎はこれから先もほとけとコラボして、思い出も沢山作ってく気なんやろ

悠佑

それが初兎の中では当たり前で、態々言葉にすることもないから、お前らの間で食い違いが起こったんよ。結局はお互いのことが大切で、同じ“好き”を持っとんのに。その好きの割り振られた場所が少し違っただけや

悠佑

・・・何回もやってる一回一回のコラボが宝物と思えるほど、大好きなんやろ?はよ仲直りしなくてええの?

あにきの優しい目と優しい声に問われて、僕は自分の心に問いかける。

-hotoke-

・・・仲直り、したい

悠佑

・・・

-hotoke-

初兎ちゃんとっ、仲直りしたいよぉ・・・!

気持ちだけじゃなく、涙も一緒に溢れてしまった。

同じ好きなのに、少し違う。自分と違う捉え方だったからって、僕は勝手に悲しんで怒って。

-hotoke-

僕、初兎ちゃんに沢山酷いこと言っちゃって。絶対、嫌われちゃった・・・っ

悠佑

・・・それはどうやろな

ボロボロと泣いている僕にかけられたあにきの言葉に、どういうこと?と聞き返そうとした時、インターホンの音が家の中に響いた。

もしかして、いや、でも。

悠佑

初兎は優しい奴やからなぁ、お前からの許可をちゃんと貰わんと、入ってこないんちゃう?

その言葉に、初兎ちゃんを締め出した時の自分の言葉が蘇る。

“初兎ちゃん絶対帰って来ないでよ!出禁だから!!”

悠佑

お前が出て来るまでずーっと家の前で待っとるかもな

-hotoke-

・・・あにき、僕っ

悠佑

・・・よし、覚悟決まったな。思ってること素直に言えばええんや。お前らなら大丈夫やろ

くしゃくしゃと頭を撫でてくるあにきに大きな安心感を感じながら、それと同時に申し訳なさを感じた。

-hotoke-

・・・あにき、ごめんね?折角の休みだったのに

悠佑

ええって。明日も俺とまろ休みやから気にすんな。いむしょーの珍しい喧嘩も見れたしな。今度赤組に喋ってええ?

-hotoke-

えぇっ!?・・・でもあにきには沢山迷惑かけたし・・・うん・・・

悠佑

はははっ、冗談やって!別に言わんわ!ほら、初兎待っとるし早く行ったれ!

-hotoke-

うんっ、ありがとうあにき!!

玄関のドアを開けると、そこには初兎ちゃんと、その後方にいふくんが立っていた。

-hotoke-

・・・っ、初兎ちゃん、あのね、僕っ

初兎

待って

-hotoke-

・・・?

初兎

言わんでええよいむくん。むしろ僕から謝らせて欲しい

初兎

・・・いむくんの気持ち考えずに、あんなこと言ってごめん

初兎

信じてもらえんかもしれんけど、いむくんとのコラボをどうでもええと思ってるわけやないよ。勿論大切な思い出やで

初兎

・・・でも、いむくんのこと傷付けたよな。本当にごめん

頭を下げる初兎ちゃんに、慌てて口を開く。

-hotoke-

っ違う!初兎ちゃんは悪くない!

-hotoke-

あにきに言われてね、やっと分かったの。初兎ちゃんの考え方、初兎ちゃんの当たり前

初兎

・・・いむくん

-hotoke-

僕達お互い気持ちは変わらないのに、考え方が少し違ったから、僕一人で勝手に勘違いしちゃって

-hotoke-

沢山酷いこと言って、・・・嫌いなんて言って、ごめんね・・・!!

初兎

・・・

さっきの初兎ちゃんみたいに頭を下げる。許してくれないかもしれない。だって、僕だったら初兎ちゃんに嫌いなんて言われたら立ち直れない。それが勝手に悲しんで怒って散々に言われた後なら、尚更。

初兎

・・・嫌いは、結構ダメージやばかったわ

-hotoke-

っ・・・

初兎

やから、もうこれから先、喧嘩しても嫌いは無しな?

-hotoke-

・・・!

顔を上げると、初兎ちゃんが笑っていた。優しい、僕の大好きな笑顔だ。

-hotoke-

〜〜〜っ初兎ちゃーん!!

初兎

おっ、!

勢いなんて考えず飛び付くように抱き着いた僕を、初兎ちゃんは支えてくれた。

-hotoke-

ごめんね・・・!初兎ちゃん大好きだよ・・・!

初兎

こっちこそごめんな。僕もいむくんのこと大好きやで。歌ってみたコラボ、また沢山やろうな

-hotoke-

うん・・・!

これからも沢山、思い出を増やしていけば良い。

君の描く未来に僕がいて、僕の描く未来に君がいるんだから。

初兎

・・・そう言えば、いつの間にか悠くん達居らんな

-hotoke-

あれっ!?ほんとだ!!

いつの間に帰ったんだろうか。なんだか迷惑をかけてばかりだ。

初兎

・・・今度何かお礼しよか

-hotoke-

うん!

悠佑

いやー、まろ達が締め出された時はどうなることかと思っとったけど、仲直り出来そうやったし良かったなぁ

If

・・・そうだね

悠佑

・・・まろ、何怒っとるん?

いむしょーの家からの帰り道、隣を歩く彼の声が不機嫌を物語っていて、俺は足を止めその顔を覗き込んだ。

If

・・・っあにき、これアイツにもやったん?

悠佑

アイツって・・・ほとけ?

If

話聞いてる時に顔覗き込んだり、抱き締めたりした?

悠佑

はぁ?

まろは何を言っているんだ。真意が分からず、俺は首を傾げる。

悠佑

別にしてないで

If

・・・浮気、してないん?

悠佑

は!?

その時頭の中で再生されたのは、数時間前のほとけの言葉。

“僕、あにきと浮気するから!!”

まさかとは思うが、まろ。

悠佑

あの言葉、間に受けてたん?

If

っ、だって!あにき押しに弱いし優しいから、弱ってるほとけに押されたら秒で流されちゃいそうなんやもん!!

悠佑

無いわ!!そもそもなんで俺がほとけに押されなあかんねん!?

If

余裕で有り得るよ!!あにき可愛いから!!!

悠佑

だーっ!こんなとこで大声で叫ぶな恥ずかしい!!

俺がそう叫べば、まろは黙って俺の手を取り、するりと指を絡めた。

If

・・・あにきは、まろのだし

悠佑

っ・・・

コイツは、こういうことを意図も簡単に。

If

・・・あにきの家はあそこじゃない

悠佑

・・・?

If

悠佑の家は、俺と一緒のあの家でしょ?

悠佑

悠佑

・・・当たり前やん。まろが居るところが俺の帰る場所やし、俺が居るところがまろの帰る場所や

If

・・・ふふっ

少々恥ずかしいが、思っていることを正直に言えば、まろは嬉しそうに頬を緩めて嬉しそうに笑った。

悠佑

はぁ〜約半日振りの家やー

やっぱり安心感が違うなぁと息を吐き出していると、まろが先に靴を脱いで家に上がり、こちらを振り返った。

If

あにきっ!

悠佑

If

おかえり!

悠佑

・・・!

腕を広げ、俺の好きな笑顔で笑うまろ。

ああ、やっぱり。

悠佑

・・・ただいま、まろ

ここが俺の大好きな、俺の、俺達の帰る場所だ。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

27

ユーザー

あもうかみですね。(バカになった)

ユーザー

わぉ。。。フォロー失礼。。。 あと、初コメですね。。。

ユーザー

うぉ… なんだこのすごい物語は…() フォロ失します

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