ほむら
一息ついて 目を開ける
見慣れた景色... なはずがそこは違った
ほむら
そう 以前ここに来たことがある
彼女が”私”を知り そして別れた場所 私が悪魔になったのも ここを壊し覆すためだった
ほむら
白い椅子に その子は座っていた
幾つもの赤い糸が その子に巻き付いていて その1本1本の先に 人の姿が見えた
ほむら
よく見ると あらゆる時間軸の私が 赤い糸を引いている
そしてその糸が 今の自分にもあることに気づく
ほむら
興味を持った私は 自分を見て回った
ほむら
ほむら
ほむら
そう思い赤い糸に触れると 周囲の景色が変わり始めた
早乙女先生
ほむら
早乙女先生
ほむら
タタタタタタッ...
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
まどか
ほむら
ほむら
ほむら
次に選んだのは 2週目の私
さっきと同様 赤い糸に触れると 周囲の景色が変わり始める
杏子
杏子
さやか
まどか
さやか
まどか
ほむら
ほむら
杏子
ほむら
ほむら
杏子
ほむら
杏子
杏子
ほむら
ほむら
ほむら
杏子
ほむら
ほむら
さやか
ほむら
ほむら
ほむら
この記憶の赤い糸は 意外と便利だった 見たいとこまで見て 辞めようと思えば辞めれるのだから
ほむら
ほむら
そうして 幾つか見終わるころには 自身の身体に異変が 起きていることに気づいた
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
そうして 自分自身に繋がっている糸に触れる
まどか
まどか
ほむら
まどか
まどか
ほむら
ほむら
ガシッ...!
まどか
ほむら
ほむら
ほむら
まどか
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
ほむら
椅子に座るその子の瞳は 金色に輝いていた
私はというと 感覚がなくなり 立つことさえ出来なくなっていた
ほむら
ほむら
私の創った銀の庭は 崩壊しかけていた 私の記憶を閉じ込めて
ほむら
ほむら
ほむら
さやか
まどか
さやか
まどか
さやか
さやか
まどか
さやか
まどか
さやか
前編 悪魔の物語〘完〙