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幻妖学園の怪物たちへ

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幻妖学園の怪物たちへ

2 - 第二話 初めまして

♥

10

2022年12月30日

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シロ

!?
(避けきれない!!)

???

術式〈雷〉
”雷光(ライトニング)”

バチバチバチッッ

瞬間、目の前で雷撃が走る

シロ

(何!?)

???

ふぅ……

???

過剰な術式使用は危険だと
言ったじゃないですか

先輩A

うぅ……ゴメンなさい

???

怪我は無かったかしら

新入生A

はい!大丈夫です!!

新入生B

ありがとうございます!!

シロ

(すごい、この人
全く見えなかった)

シロ

(それに、この人だかりの中で
誰にも当たらないように氷の
粒だけを斬る繊細な剣術……)

シロ

(……何者なんだろう)

大ホール

しばらくして 入学式が始まった

アナウンス

続いて学園長挨拶です

コツコツコツ ステージに足音が一つ響く

学園長

新入生諸君
よくぞ我が学園に入学してくれた

学園長

学園は君たちを心から祝福しよう

パチパチパチ ホール内に大きな拍手が響きわたる

シロ

(すごいオーラの人だな)

シロ

(まさに最強って
感じがする!)

学園長

だが勘違いしてはいけない

学園長

ここはお遊びの場では無い

学園長

常に自分の命、国民の命を
背負っていることを忘れるな

学園長

以上だ

言葉の重みが新入生全員に 伝わったのか 静かになったホール内は また一層緊張感が強まる

シロ

自分の命……か

アナウンス

続いて生徒会長挨拶です

コツコツコツ

???

初めまして、
新入生の皆さん

シロ

(!?あの人!!)

ライ八

生徒会長の藤原 雷葉です

ライ八

この度はご入学おめでとうございます。皆さんはこれから…………

シロ

(校門で助けてくれた人だ)

シロ

(やっぱり、
すごい人だったんだ!)

しばらくして 生徒会長挨拶が終わり拍手が鳴る

アナウンス

以上で閉会と
させていただきます

アナウンス

新入生は各自、
指定の教室へ向かい
着席してください

1年E組 教室

シロ

ガクガクブルブル

シロ

(ヤバい、気まずすぎる)

シロ

(そもそも全国から適正者
集めてるんだ)

シロ

(知らない人しかいないのは
当たり前だけど……)

教室は完全に静まりきっていた

シロ

(地獄すぎんだろよぉ……)

バァァァン!!!

突如勢いよく扉を開ける音がした

???

よぉし!
じゃ、ホームルーム
やってくぞ〜!

突拍子な声が教室に響く

シロ

(めっちゃテンション高い人
来ちゃったよ……)

シロ

(めっちゃ静かだったのに)

???

何だこのふざけた仮面。
センコウか?

???

センコウって……
”先生”でしょ〜
カイってば口悪〜い

カイ

っ、わぁったよ

前の席の二人がそんな話をしている

???

まずは自己紹介だったね!

キツネ先生

キツネ先生で〜す!
このクラスの担任だよ!
よろしくねぇ〜

???

明るくて面白い人だね!

カイ

アカリ、こんな奴になるなよ

キツネ先生

そこぉ〜
きこえてるからねぇ!?

アカリ

……

アカリ

そういえばさ、
校門で先輩から聞いた話
なんだけど

アカリ

狐面の先生は学園長と
肩を並べる強さだとか
言ってたような……

シロ

!?

キツネ先生

えぇ〜何ィ〜
そんな噂になってるのぉ〜
ニヤニヤ

狐面越しからでもハッキリと分かる デレッデレの表情が目に浮かぶ

シロ

(この人が)

シロ

(こんな人が…最強……)

シロの中での最強のイメージが ガラガラと音を立て 崩壊していくのであった

しばらくして

キツネ先生

ってな感じで、
色んな施設があって
最初は迷っちゃうかも
だ・け・ど…

キツネ先生

ま、そのうち慣れるから!
気楽にねぇ〜

ホームルームが終了し キツネ先生は教室を出ていく

クラス内は変な狐面の担任の話で 少しずつ盛り上がってきている ようだった

カイ

呑気な奴だったな

アカリ

でも、最強先生に教えて貰えるって結構楽しみかも!

カイ

ふん、ホントに強いのかも
疑わしい

カイ

お前はどう思う?

シロ

(うんうん、僕あの人のこと
最強って信じたくない……)

シロ

(!?)

突然話を振られていることに 驚いて反応が遅れる

カイ

シロ

あ、うん

シロ

性格は変かもだけど
本当に強かったりして……

カイ

……

シロ

(何言ってんだ僕〜
アレのこと強いとか……)

カイ

まぁ確かに、
この学校が無能を
雇っているとは
思えないしな

アカリ

ねぇねぇあなたは?

???

……

シロ

(そういえば隣の席の子
忘れてた……)

???

先生、性格はうるさいけど
動きはとっても静か

???

相当の実力者かも

アカリ

ふぇ〜そこまで見てたんだ
気づかなかった

シロ

(すごい観察眼……)

アカリ

あ、私は久遠 明里!

アカリ

こっちは幼なじみのカイ

カイ

小野寺 界 な、
よろしく

リン

九条 鈴よ

カイ

?お前は?

シロ

あっ、僕はシロ……
苗字は……

ガラガラッ

掻き消すように あの元気な扉を開ける音がした

キツネ先生

よぉし、皆ぁ〜

キツネ先生

『異能検査』を始めるぞ〜

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