TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

女研BL短編まとめ

一覧ページ

「女研BL短編まとめ」のメインビジュアル

女研BL短編まとめ

9 - 第9話 ニキさんからのお仕置

♥

1,112

2024年04月22日

シェアするシェアする
報告する

しろせんせー

あ、そうや

しろせんせー

俺さ、明日からりぃちょと泊まりでイベント行くから

ニキ

は?

ニキ

聞いてないよそれ

しろせんせー

あー単純に言い忘れてたんよねぇw

ニキ

ねぇ…なんですぐ言わないの?

しろせんせー

いやだって、お前も俺もここのとこ忙しかったやん

しろせんせー

会うのだって今日が1週間ぶりとかやし……

動画投稿やら、配信やら案件やら…

僕らはしばらく会えないほどバタバタと仕事をしていた

それでやっと今日会えたというのに、ボビーからの事務報告のような言い方に、イラッとした

しろせんせー

まぁ、泊まり言うても2泊やし、直ぐかえってくるしな

ニキ

はぁ…

ニキ

お前さ、俺がそういうのちゃんとしないの嫌いなんしっとったよな…?

僕は普段、自分のことを「僕」と言っている

いつだったか、ボビーが僕の一人称がいいなと言っていたから意識していたのもある

でもイラついたり興奮しすぎたりすると「俺」になる

ボビーといる時はここまでイラつくことは無かった

でもこの時は、少し頭に血が登りすぎていた

前髪を片手でかきあげながら、イラついた声でボビーを流しみると、驚いた顔をして僕の方を見ていた

しろせんせー

ニキ?

しろせんせー

なんか、怒っとる?

ニキ

俺はさぁ……難しいこと言ってないはずなんよねぇ……

ニキ

スケジュールはちゃんと共有して欲しい

ニキ

仕事でほかの男と2人になる時は、1度話して欲しい

ニキ

泊まりなんてさ…

ニキ

もっと早く決まってたよね?

肘をついて顔を支えながら、軽く睨むようにボビーをみた

しろせんせー

あ、いや……そうやけど……

しろせんせー

相手りぃちょやし…

しろせんせー

あいつ、多分好きなやつ他におるし…

ニキ

まぁね、それは俺も気づいてるよ

ニキ

でもね、そういう問題じゃないんよ……

ニキ

お前が、俺との約束を守らんかったんがいけんのよ

しろせんせー

あ…それはごめん

僕が本当に怒ることなんてそんなにない

だからこそボビーはどう対応していいのか分からないようだった

ニキ

チッ……

苛立ちを抑えられない僕は、舌打ちをしてボビーの手を掴んで歩き出した

しろせんせー

えっ……ちょっとまっ……

ボスっ

力任せにボビーをベッドへと投げて、両手を頭の上で縛り上げた

しろせんせー

おい、外せよこれ

ニキ

あ?

ニキ

いやいや……

ニキ

この前お前もやったじゃんこれ……

ベッドの枠に腕を固定しながら言うと、ボビーは黙り込んだ

少し前、ピッピとキルちゃんに嫉妬したボビーに、拘束された上でめちゃくちゃに犯された

まぁ、別に嫌でもないし、そこまで執着してくれるというのは嬉しいくらいだったが、ボビーにとっては、大きな後悔として残っているようだった

ニキ

これ、いい眺めだな

両手を頭の上で拘束され、僕の手で服を乱されているボビー

しろせんせー

何する気や?

軽く睨むような視線にクラクラする

あぁ…この強気な顔がドロッドロに蕩ける顔がみたい

そんなことを思いながらボビーを見ていた

しろせんせー

おまえ……ろくなこと考えてないやろ

ニキ

んー?

ニキ

どうやって泣かせてやろうかなぁって

ニキ

この身体が誰のものなのか…

ニキ

俺と離れてる間にも、俺が欲しくて疼いて仕方がないくらいにしつけてやらなきゃなって

何をされるのか不安になったのか、ボビーは少し目に涙をためながら睨んでくる

しろせんせー

お前、考えてること俺よりカスやぞ…

ニキ

そんな俺も…好きなんでしょ?

耳元で声を掠れさせて甘く囁くと、ビクンと身体が跳ねる

顔を見ると少し赤くなっていて、それがまた嗜虐心をそそる

ニキ

さぁて…

ニキ

悪い子にはお仕置…しないとね

パコッ……チュプ…

いつも使っているローションを手に出した

その音だけで、ボビーのモノは少し頭をもたげはじめていた

ニキ

クスクス…

ニキ

ボビーの身体はこの音だけで反応しちゃうんだね

ニキ

淫乱……

しろせんせー

そんなんじゃない……///

ニキ

俺好みの身体になってるんだから、喜べよww

低い声で言うと、またヒクンとモノが反応した

ニキ

ククク……

ニキ

最高……♡

僕は、ローションをローターにまとわせると、まだ慣らしてない入口へと押し込んだ

しろせんせー

んぁ……いった……

しろせんせー

んんんっ……

ニキ

痛かったの?

ニキ

まぁ、お仕置だしねぇ

痛いと言いながら、すんなり受け入れている

随分柔らかくなったものだ

ニキ

奥まで入ったね

しろせんせー

んん……ぬけや……

しろせんせー

こんなん嫌や……

涙声になりながら訴えてくるボビーに僕は、わざと冷たい視線を向けた

ニキ

約束……守れなかったらお仕置って言ってあったよね?

しろせんせー

そやけど……

ニキ

さぁ……あとはこれもつけて……

僕はボビーの目をアイマスクで覆って視界も奪った

しろせんせー

なっ……

ニキ

あーいいねこの構図

ニキ

めちゃくちゃゾクゾクする

しろせんせー

おまえ……

ニキ

じゃあ、僕は今からWeb会議だからさ

ニキ

いい子で待ってるんだよ?

ニキ

ここは防音にしてあるし、声は殺さなくていいからね

部屋を出る前、僕はローターのスイッチを入れた

しろせんせー

んんんん……ぁぁぁぁぁ……

しろせんせー

とめてぇ……////

しろせんせー

やだぁ……///

ニキ

ふふ

ニキ

じゃぁね……

ニキを怒らせて放置されて……どのくらいの時間が経ったのだろうか

視界も奪われているため、外が明るいのか暗いのかすら分からない

しろせんせー

んんんん……やだぁ……///

しろせんせー

もういきたくない……////

しろせんせー

にきぃ……///

俺の耳には、自分の喘ぎ声と低く響く機械音…

あとは、自分からでる少しの水音しか聞こえなくなっていた

イキすぎて、もう出ないのに、ずっとイキっぱなしのような感覚で、ただ辛い

しかも、どこか物足りなくて、もっと太くて硬くて長いので奥の奥まで突いて欲しくてたまらなかった

しろせんせー

グスッ……うぁぁぁ……

しろせんせー

にきぃ……

しろせんせー

もぅ……いややぁ……

思わず声を出して泣き出してしまった

今すぐニキに抱きしめて欲しくて

ニキを感じたくて

そのとき……

ガチャっ

しろせんせー

ぁ……

しろせんせー

に……き……?

ニキ

ニキ

僕だよ?

さっきまでの声と違っていつものニキの声だった

しろせんせー

にきぃ……ぁぁぁぁぁ……

ニキが来てくれた安心感から、俺は恥ずかしげもなく声を上げて泣きじゃくった

ニキ

ボビー……

優しい声で俺を呼ぶと、そっとアイマスクとローターを取ってくれた

ニキ

こんなにして……

ニキ

寂しかった?

俺が出したものでぐちゃぐちゃになっている、下半身をちらっと見てから俺の顔を覗き込んでくるニキ

その瞳からは怒りの色は消えていて、優しいいつものニキだった

しろせんせー

にきぃ……

しろせんせー

なんで早く来てくれんかったん……

しろせんせー

俺……もう、おかしくなる……

ニキ

んー?

ニキ

僕にどうして欲しいのか教えて?

ニキ

ちゃんと言って?

しろせんせー

ぁ……ニキのちょうだい?

しろせんせー

いっぱい突いて欲しい

いろんなタガが外れてしまっている俺は、素直にそう言った

すると、フワッと優しい笑顔になったニキは、ギュッと俺を抱きしめてくれた

ニキ

いい子だね…

ニキ

じゃあ、いっぱいあげるね♡

そのあと、いつも以上に優しく抱かれ、俺は途中で気を失ってしまった

朝、ボビーの隣で目を覚ました僕は、起こさないようにそっとボビーを抱き上げて風呂場へ連れていった

いろんなものでベタベタになっている身体

所々、赤い花弁も散らしてある

さすがに昨日はやりすぎたな……と反省しながら、湯船の中に一緒に浸かった

しろせんせー

んっ……

しろせんせー

にき?

ニキ

あ、おはよう
ボビー

しろせんせー

ん…

ニキ

声……少し掠れちゃってるね

ニキ

ごめんね

しろせんせー

ぁ……///

しろせんせー

昨日みたいなのはもう嫌やけど

しろせんせー

俺も悪かったし……

しろせんせー

ゆるして?

肩越しに上目遣いで見上げてくるボビー

ニキ

もう怒ってないけん…

ニキ

イベント、頑張ってきてね

優しく頭を撫でながら言う僕に、ボビーは少し考えてから答えた

しろせんせー

あんな、イベントは行くんやけど

しろせんせー

りぃちょとは部屋別にしてもらっとんのよ

しろせんせー

ニキが嫌がると思って、事前にそうしといた

ニキ

あ……そうだったんだ……

ニキ

てっきり……

しろせんせー

そうなんかなぁって思って

しろせんせー

せやからあんな怒ったんやろ?

ニキ

そう……だね

ニキ

僕の早とちりだったね……

ニキ

ほんとごめん

しろせんせー

えぇよ

しろせんせー

それだけ俺の事愛してくれてて、心配やったんやろ?

ニキ

うん……

ニキ

僕、最低だね……

しろせんせー

そんな事ない!

しろせんせー

俺もこの前酷いことしたし……

しろせんせー

おあいこやな

ニキ

ありがとう ボビー

しろせんせー

えぇんやで

しろせんせー

それに……綺麗にしてくれたんやろ?

自分の体を見下ろしながら言うボビーに、僕は少し頷いた

しろせんせー

ふふ♡

しろせんせー

ニキのやっていう証がいっぱい付いとるww

しろせんせー

これはこれで嬉しいんよなw

しろせんせー

温泉やサウナには入れんけどww

ニキ

あーたしかにw

ニキ

あのさ……

ニキ

帰ってきたら、仲直りえっちしようね?

しろせんせー

ん。
いっぱい優しくしてくれないややで?

ニキ

わかった

ニキ

ちゃんと優しくするね♡

僕らの愛のカタチはきっとすごく歪なんだと思う

でも二人共がそうだから、互いに受け入れあって上手く行けてるんだとも思う

これからも、いろいろあるんだろうなぁ……

女研BL短編まとめ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,112

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚