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壊れそう

壊れちゃう

誰か助けて

正しくいなきゃ。

翌日

放課後

……

優姫

遅かったわね

ごめんなさい……

でも、今日は掃除係で!

優姫

言い訳はいいの

優姫

そんなん誰かに押し付けてくればいいじゃない

そんなんできないよ!

優姫

へぇ

優姫

最近仲良い美乃ちゃんなら快く受け入れてくれるんじゃない?

え、?

なんで?

どうして美乃が出てくるの?

見てたの?

美乃が何かされたら……!

あんなやつ、知らないもん

優姫

あらぁ

優姫

一緒に帰ってるとこ見たんだけど

見間違いじゃない?

あの日は一人で帰ったよ

優姫

そう

優姫

じゃあたまたま距離が近かっただけ?

……知らない

優姫

これなんだと思う?

これッ愛のだよ!

優姫

知ってる

なんでこんなことするの!

優姫

えー?ド定番よ?

定番……?なんの事?

優姫

いじめって知ってる?

……え?

これ、いじめなの?

優姫

え?w知らなかったわけ?

だって、仲良くしてくれるんだと思ってて、それで!

優姫

そんなわけないじゃんw

優姫

中休みのこと、覚えてる?

優姫

私が良かれと思ってやってる事を否定された日から、

優姫

あなたのことなんてイライラをぶつけるやつとしか頭にないわけ。

でも、でも!

お母さんが作ってくれた……

手提げに、上履き袋に……

こんなにいっぱいいっぱい……ポロポロ

酷いよ!酷いよ!

こんなの、ダメだよ!

優姫

ダメってわかってて、相手が嫌がるってわかった上でやるのが楽しいんじゃない

優姫ちゃんは本当はやさしいんでしょ?

愛、信じてるから!

優姫

なんなの!

優姫

毎回毎回うるさいのよッ!

優姫

あんたわかってないわけ?!

優姫

その素直さがかえって人を侮辱してるの!

優姫

私はあんたのその素直さに何回も何回も腹が立った

優姫

二度と口を開かないで!

えっ……

素直?侮辱?

ごめん、心当たりがなくて……

優姫

はぁ、じゃあもういいよ

優姫

私、あんたのこと

大嫌いだから。

ガラガラ バタン

……

ガクッ

う、うぅ、

なんで?ポロポロ

私の何がいけなかったの?

素直?

思ってることを言っちゃいけないの?

嘘をついて生きていけばいいの?

もう、無理だよ……

ガラガラ

ビクッ

美乃

愛!!

美乃!!

美乃

どうして泣いてるの……?

さっき、優姫……

素直

侮辱

という言葉が、言いかけた真実を覆い隠した。

優姫ちゃんと遊んでて、その、

面白すぎて、

あはは、

美乃

そ、そう?

美乃

なんだよーw

美乃

心配して損したよーw

w

嘘をつくって、こんなにも

楽なんだ。

今日、一緒に帰れないかもー

美乃

え?なんで?

親迎えに来るの

(美乃を巻き込むわけにはいかないから)

美乃

あーおっけ

ありがとう

美乃

じゃあねー

バタン

……

嘘は自分を新しく作り替える

偽りの姿になった人は

その嘘を自分を守るためや

建前のように自分のイメージを良くするために使ったりする。

でも、ついた嘘は消し去ることは出来ない。

嘘つきだと思われるから。

人は必ずしも1回は嘘をつくもの。

嘘をつけば真実は覆い隠せるから。

自分がいじめられていたとして、心配をかけたくないからついた嘘も。

いい嘘悪い嘘とあるけれど、

嘘は嘘だからそんなのは屁理屈だ。

この世は不平等で不条理なんだ。

努力したって報われない時もあるし。

ひどい仕打ちを受けることもある。

私はきっと、

その不平等で不条理な世の中の奥底に引きずり込まれてしまった。

辛い。

正しくいなければいけないのに、嘘をついて安心させるなんて違う。

でも、もう後戻りはできない。

嘘の良さを知ってしまったから。

「」

ここまで見てくれてありがとうございます

「」

最後の回想シーン長かったですが

「」

それはすべて愛が心の中に秘めている闇です

「」

いいね、コメントよろしくお願いします

「」

第3話もお楽しみにしていただけたら嬉しいです。

「」

それでは、👋

素直な私が幸せになれない理由

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