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ひょっとしてこの作品、crossとコラボしてますか…?
12月中旬
期末テストも終わり、そろそろ冬休みが近ずいてきた頃。
紡希 絢
あれから、哉翔君とは必要な時以外話していない
紡希 絢
実は哉翔君、最近学校に来ていない
最近と言ってもここ2週間ほど
勉強諸々は追いつけなくもない。
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
あ
琴葉 茅野
紡希 絢
茅野はきっと私を元気付けようとしてくれている。
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
文化祭後、幸ちゃんはいつにも増して哉翔にアタックしていた
琴葉 茅野
紡希 絢
私はそっとため息をついた。
紡希 絢
はらはらと雪が降ってくる。
流石12月。寒すぎる。
紡希 絢
くすんだピンク色のマフラー。
中学校から使ってる。
紡希 絢
紡希 絢
私は学校から家まで徒歩で通っている。そのため、色んな道を歩ける。
紡希 絢
いつだったかの男の子。今頃元気にやっているだろうか。
紡希 絢
思い出してしまうとやはり気になって、来てしまう。
光の当たりにくい暗い路地が並ぶ通り。お兄ちゃんは危ないから近寄るな。と言っていた。
男1
バキッ
噂をすれば。喧嘩の音が聞こえてくる。
紡希 絢
早歩きしながら急いで帰る。
紡希 絢
目の端に見知った顔が通る
紡希 絢
あの茶髪、あの制服。間違いなく哉翔君。
紡希 絢
男1
男2
男3
男4
平 哉翔
息のような声
私はあの時と同じ感覚を覚える
紡希 絢
小学生の時。いつもと違う通学路を通って下校していると、小さな男の子がいじめられていた。
傷だらけで、痛そうだった
けれど、自分には助けられない。
そう諦めようとした時に男の子はこういった。
「助けて」
小さな言葉が私の耳に届いた瞬間、私はこの子を助けなきゃという使命感が沸き立った。
紡希 絢
ここにお兄ちゃんはいない。
龍君もいない。
私1人
紡希 絢
否
助けるんだ
紡希 絢
男2
声をかけると振り返る不良。その眼光は凄まじい。
紡希 絢
紡希 絢
男1
紡希 絢
平 哉翔
男3
男1
男4
男3
平 哉翔
紡希 絢
男1
男3
男2
男3
男1
一気に3人私に向かって飛びかかってくる。
紡希 絢
平 哉翔
紡希 絢
1人が私に殴りかかってくる。
私はそれを下にかがんでかわし、
1人が私を捕まえようとするのを
ジャンプして避ける。
残りの1人が私にナイフを向けてくるのを
私は持っていたカバンで防ぐ
男2
紡希 絢
男1
横から来る最後の一人に私は気づけず、横腹にパンチを喰らう。
紡希 絢
平 哉翔