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カンッカンッカンッカンッカンッ(走る音

Vega

で、どうしますか?

Vega

私なら今の皆の現在位置も把握できますけど....

Altair

そうだな....

Altair

今、レグルスはどこにいる?

Vega

レグルスは....

Vega

えぇと

Vega

暗殺部ですね

Vega

....いや

Vega

これは....

Altair

どうした?

Vega

今、レグルス....

ボスのところへ向かっているみたいです....!

Altair

はッ....?

Vega

もしかしたら、呼びだされたのかもしれません....

Vega

アークトゥルスからレグルスのスパイ情報はありませんでしたが

Vega

ボスはレグルスも疑っていたみたいなので....

Altair

取り敢えず電話....

Altair

いや、今電話なんかかけたら確実にバレる....

Altair

......

Altair

ベガ。

Vega

なんでしょう

Altair

悪いんだけどさ、レグルスのところに先に向かっててくれるか?

Altair

俺は先にリゲルに電話をかけるから。

Vega

了解しました!

Altair

すぐ向かうから無理すんなよ!

Vega

わかってますよ!

カンッカンッカンッカンッカンッ......(走る音

 

 

ガタンッ(扉

Regulus

失礼致します

Canopus

こんばんは、レグルス。

Canopus

君と会うのははじめまして....かな?

Regulus

そうですね。

Regulus

(こいつがここの組織のボス....)

Regulus

(余裕のある声と表情....)

Regulus

(いかにもボスらしい感じだけど)

Regulus

(どこか威圧感が伝わってこないな....)

Regulus

(それに....)

Regulus

(この感じ前にもどこかで....)

Canopus

そこ

Canopus

座っていいよ。

Regulus

ありがとうございます。

 

Canopus

知ってると思うけど俺がこの組織のボスである

カノープスだ。

Regulus

....ッ!?

Canopus

君にはいろいろ聞きたい事があってね

Regulus

(カノープス....だと....?)

カノープス。

その名は俺にとって一生忘れることはなく

復讐を誓った名。

ヒロくん....落陽を落とした人物。

それが

カノープスだ

Regulus

(こいつが....こいつがヒロくんを殺した....!!)

込み上げてきた怒りで手が震える。

腹の底からフツフツと

吐き気がするほどの怒り。

Canopus

1つ君に確認したいことがあってね。

Canopus

先日、アークトゥルスがとある情報を掴んだ。

Canopus

知ってるか?

Regulus

....リゲルとアルタイルがスパイ

溢れでる感情を抑え冷静に答える。

Canopus

そうだ。

Canopus

それについて君に何か心当たりがあるか知りたくてね。

Canopus

何か知ってるかな?

Regulus

......なぜ俺に?

Canopus

さあ?

Regulus

(余裕のある声と表情....)

Regulus

(俺だけここに呼び出されたわけ....)

Regulus

(そして背後から感じる鋭い視線....)

Regulus

(まさか)

(感づかれた....?)

Regulus

(でもそうだとしたらこの状況はだいぶまずい)

Canopus

何か知ってる?レグルス

Regulus

....いえ、特に

Canopus

ふーん

Canopus

そう

Canopus

レグルスは知らないかもしれないけどね

Canopus

実は今プロキオンとベテルギウスに

アルタイルとリゲルの処罰を命じているんだよ。

Regulus

ッ....!?

Canopus

......ふっ

Canopus

動揺が目にでてしまってるよ。

Canopus

俺の目は誤魔化せない

Canopus

やはり何か知っているのではないかな?

Regulus

......

Canopus

そう....

Canopus

例えば......

君もアルタイルとリゲルと同じくスパイ

Canopus

とか?

Regulus

(....やっぱり)

Regulus

(バレてるんだ、)

Regulus

(この詰め方....)

Regulus

(間違いなくボスは俺がスパイだと確信してる....)

Canopus

否定しないってことは

Canopus

そういうことだよね?

Regulus

(アルタイルとリゲルの正体は確実にバレていて)

Regulus

(その上俺もほとんど確信されている....)

(殺されるのも時間の問題だ)

だったら──

Canopus

ガチャ(銃

Regulus

シャーーッ(刀を抜く

Canopus

....認めるんだね?

Regulus

ふぅーーッ....

息を整える。

全神経を一点に集中させる。

Canopus

ふっ....

Canopus

パァンッ!

Regulus

カキンッ!

Canopus

パァンパァンッ!!

Regulus

シュッ(避

Regulus

バッ!(飛ぶ

Regulus

(リゲルとアルタイルならきっと上手くやってるはず....!)

Regulus

(全員の正体がバレてしまった今)

Regulus

(俺にできることはただ一つ....)

こいつをここで殺す....!

ヒロくんのためにも皆のためにも....!

 

そして

この流れに乗じて天狼を潰す─!!

茜色に染まっていた空はあっという間に暗くなり

橙色に燃える満月が浮かんでいる。

冷たい風がヒューヒューと吹き抜ける中

一つの足音が凍てついた空気を震わせた。

????

今日は月が特に綺麗だ....

????

空気がとても澄んでいる....

ダークスーツに身を包んだ男が呟く。

発した言葉は次々と白い息に変わっていく。

????

今頃皆戦ってることだろう....

その男は欠けたところが一つもない月を数秒間見つめた。

そして静かに口を動かした。

????

...そろそろ僕も

仲間に入れてもらおうかな。

 

 

 

 

 

闇夜の輝く一等星

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コメント

6

ユーザー

ずっと見てました!! この作品、めっちゃ面白くて…!! もっと人気になって良い作品だと思うんですよ!!!! イラストも上手いし…❤️‍🔥👊 最高っすね~🫶🫶🫶🫶 次の投稿も楽しみにしてます💫

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