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文スト短編

4 - ドス太 愛するが故

♥

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2024年08月16日

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⚠ドス太・リクエスト・死ネタ 少し長めです 頭脳派コンビなのに全く頭脳を使いません

ドストエフスキー

今晩は。良い夜ですね

太宰

⋯⋯やァ、今晩は。後ろからいきなり話しかけてこないでよ。驚いてしまうだろう?

太宰

君の気配は感じ取りにくいのだよ。⋯⋯死人のようだ

ドストエフスキー

死人とは失礼ですね

ドストエフスキー

⋯⋯ずぶ濡れですが、一体何をしていたんです?

太宰

美女と入水していたのだよ

太宰

でも結局死ねなかったからこうして夜道を歩いている訳さ。探偵社の寮を目指してね

ドストエフスキー

嗚呼⋯⋯ふふ。御相手の女性は?

太宰

⋯⋯家に返してきたよ

太宰

口に水が入った時点で「怖い、死にたくない、」って私に縋り付いてくるものだから、萎えてしまってね

太宰

彼の子はもうなしかな

ドストエフスキー

そうですか

ドストエフスキー

⋯⋯

ドストエフスキー

貴方は、凄く大胆な浮気をするのですね

太宰

は?⋯⋯私、君の恋人になった覚えはないのだけど

ドストエフスキー

ええ。でも愛し合っているでしょう?

太宰

気色悪⋯⋯そういう台詞は萎えるって、前言わなかった?

ドストエフスキー

聞きましたとも。寝台の上で

太宰

⋯⋯⋯⋯気色悪い

ドストエフスキー

嗚呼、そうだ。本題です

カチャ

太宰

⋯⋯おやおや物騒じゃないか。君は愛する人の頭に銃を向けるのかい?難儀な性癖してるね。加虐性愛なんて持ってたっけ?嗚呼、持ってたか。行為中何度も首絞めしてくるし辞めろって言っても辞めてくれないものね。
やっぱり気色悪いよ君。死人じゃなくて獣だったかな

ドストエフスキー

随分饒舌ですね、太宰君。死ぬのが怖いのですか?

太宰

⋯⋯こんな道端で誰かに見られたらどうするつもり?

ドストエフスキー

成程、そうですね。貴方は探偵社員だ。市民の安全を第一とし、正義の為に動くのでしたね。ふふ、ご立派な事で

太宰

判ったなら銃を下ろしてよ

ドストエフスキー

下ろしません。今此処で貴方を殺します。ロマンチックではないですか?こんな素敵な月夜に死ねるなんて

太宰

⋯⋯はぁ、この美しい月の下で美女と共に死ぬ予定だったのだけど

太宰

仕方ない、ッね

ヒュンッ

ドストエフスキー

ふふふ、ナイフですか。善なる探偵社員がそんなもの、持ち歩いていて良いのですか?

太宰

武装探偵社だもの。まぁこれは元相棒から盗んだやつだけどッ

ザシュッ

ドストエフスキー

ふ、良い動きです。私の顔に傷を作るとは⋯⋯素晴らしい

ドストエフスキー

⋯⋯素晴らしいですが、そんな知らない男のナイフで死にたくはないですね

バンッ

太宰

あ゛ッッ!!!い゛ッッたい、君さぁ、ッ、ほんっと厭な所、狙うッよね、ッは、ほら、おかげで、脇腹が血だら、けだ、

ドストエフスキー

ふふ、楽しみましょう太宰君。まぁ最も、その怪我で僕と殺し合えるとは到底思いませんが

太宰

ふーッ、かひゅッ、ッッあ゛、ふーッ゛ふーッ゛、

ドストエフスキー

さて、少し話でもしましょうか

ドストエフスキー

⋯⋯私が貴方を殺したいのは、貴方を愛しているからなのですよ。僕は貴方が僕以外の者に触られることも傷つけられることも殺されることも厭なんです

ドストエフスキー

でも貴方を僕の傍に置くことは不可能だと判断したので。ならばいっそ殺してしまおう、となった訳です

太宰

あ、ははッ゛!!其れ、は、其れはッ゛、とても愛されて、ッ゛、いるのだねぇッ、私は、

ドストエフスキー

⋯⋯

太宰

私、もね、ッ、君に、ッッ゛、愛着、が、湧いて、きてい、たッ、ッッう゛、ッ、かひゅーッ、かひゅーッ、く゛ッ、、とこ、ろ、ッ、だった、のだよ、ッ、

ドストエフスキー

⋯⋯へぇ?

太宰

だか、ら、実ッ、はね、君が珍しく、ッッ゛、私より先、ッに、寝ていた時、、君の、首を、締めて、みた、ッッ゛、、こ、事も、あったの、、だよ、

ドストエフスキー

⋯⋯

太宰

ッまぁ、途中、ッ、で、、退屈、に、な、ッッ゛、て、やめ、た、けどね、ッ゛そ、それぐらいには、君の、ッ゛、事、好きだった、ッ、否、愛、してた⋯⋯ッ愛して、る、ッ゛、かも、ね

ドストエフスキー

⋯⋯そうですか

カチャ

ドストエフスキー

他に何か、言い残すことはありますか?

太宰

⋯⋯ッ、有、難う。愛、して、る、

ドストエフスキー

⋯⋯⋯⋯僕もです

バンッッッ

ドストエフスキー

太宰君

ドストエフスキー

貴方はいつも僕の寝台から動かないから知らないと思いますが、探偵社やポートマフィアは君の失踪に大騒ぎですよ

ドストエフスキー

⋯⋯ふふ、貴方、色んな方に愛され、必要とされていたのですね

ドストエフスキー

嗚呼⋯⋯骨になった貴方も、美しいですよ

はい!どうだったでしょうか⋯ 初書きドストさん楽しかったです!口調等間違っていたら申し訳ないです🙇‍♀️ それにとても長い、本当に長い、、 すみません。つかれてませんか、!?ここまで読んで下さりありがとうございます!! 二人には、愛が、あったと思います、多分 していた行為は性行為と殺し合いだけなんですけど⋯

ドストさん→太宰のことずっと好き。好きだからこそ愛してるなどの様々な愛の言葉をかけるが、太宰に気色悪いと拒絶される。体の関係から初めてしまったことを多少後悔している。付き合うとかはどうでもよかった

太宰→ドストさんのことせふれだと思ってる。でも(独占欲から)自分の手で相手を殺めてやろうかと思うくらいにはドストさんのこと愛してた。

と、いう設定で楽しく書かせて頂きました。 ドス太への知識が薄いので解釈違いがありましたらすみません🙇‍♀️ ドストさん初書き+チャットノベルで初めて背景を使う、という新しい試みを沢山できたのも楽しかったです!! リクエストしてくださった零さん本当にありがとうございます!!

それではまた次の話で

この作品はいかがでしたか?

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