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賞味期限切れの物語に一体なんの価値があるのだろう

第8話 - 第8話紫と緑の帰宅

2025年07月19日

#オリジナルキャラ

#オリジナルストーリー

ミカルワード

屋敷

ルース

ん、相変わらずラティバルは軽いな、

そう彼がおぶっているのは、

ドザーと言う鋭い爪や牙をもちドロドロと溶けた体の少しずる賢い狼の化け物

ラティバル

お兄ちゃん…

申し訳なさそうにしていて

ルース

気にしなくていいんだよ、

ルース

遅くなってごめんね、

ラティバル

ううん！お兄ちゃんが来てくれて僕嬉しかった！

ルース

そっか、

ラティバル

今度、お兄ちゃんも一緒に森行こうね！

ルース

…そうだね、

森は今、ドザーがうようよいるのだろう、

ドザーは普通の魔物

直射日光はあまり好きではないはず、

ラティバルの花畑は日向で、木は1本しか生えてない平地だ、ドザーが喜んで来るわけが無い

あの状況、

あの場に1匹のドザーなら、たまたま森から出てきた変わり者なのかもしれない

それですむ、

そう考えるのが普通だ

だが、あの場には

12匹もドザーが居た

ルース

……クラルさん達と相談するべきですよね

ラティバル

すぅ、すぅ、(疲れて眠っていて)

屋敷のドアを開けて

ルース

ただいま帰りました、

少し疲れた表情で笑っていたのだろう

クラル

ルース！お前ドザーとやり合ったな？！

ルース

えぇ、少し、

ラティバルを大切そうに隣に寝かせて

クラル

なんでそんなに冷静なんだ

ルース

そろそろ季節だなぁと思っていましたし、

クラル

…はぁ、

肝が座りすぎでは？！

ルース

……僕はもう今年で4歳ですよ、流石になれます、

クラル

そ、そうか、4歳…

ルース

まぁ、僕は普通じゃないですから、

クラル

ん、早いな…つい最近まで僕のことパパって言ってくれていたのにｯ、

ルース

言った覚えはありませんが、

ルース

確かに水晶族のクラルさんにとってはとても短く感じるかもしれませんね、

クラル

……そうだね、

クラル

僕は元気に育ってくれて嬉しいですよ、

ルース

パパというよりママに近いような…

クラル

…なんとも言えないですね…

ルース

…あぁ、本題、本題

クラル

そうですね、

ほぼお茶会テンションで

クラル

明日僕はミカルと一緒に
ドザーの頭数調査と討伐に行ってきます

ルース

そうなんですね、

ルース

最近ではドザーの野菜、家畜の被害が多くなっていて

ルース

野菜が少したかくなってましたよ、

クラル

人的被害が出るのも時間の問題そうだし

クラル

何より頭数が多い…

ルース

ドザーより強い魔物

クラル

…そうだね、ミカルとも話したけど、

クラル

ドラゴンの心配もある、

ルース

…そんな、

ルース

そんな、神話生物がこの世にいるですか？！

クラル

え、普通にいますよ？

ルース

えぇ……

クラル

…まぁ、基本的には小さい個体ですけど

クラル

これだけドザーがいれば、

ルース

それを食べる捕食者が増える、大きくなる

クラル

……早くドザーをどうにかしないと、

ルース

…

ルース

……クラルさん、ドザーって何匹行動でしたっけ、

クラル

え、

クラル

そりゃあ、6匹行動ですよ

ルース

…え？

クラル

え？

空気が凍りつく

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ミカルワード

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