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空は快晴
秋風が心地よく肌を撫でる
季節は巡り9月。 俺と一色は泉さんに誘われ、少し遠い港町へ プチ旅行に来ていた
一色 翼
浅野 唯月
2人に駆け寄ると、笑顔で出迎えてくれた
澄桜 梓
一色 翼
澄桜 梓
一色 翼
花房 泉
浅野 唯月
この夏新しくオープンしたというホテル 「Fragrance」
オーナーが泉さんと知り合いらしく 無償で宿泊させてくれるというのだ
花房 泉
浅野 唯月
一色 翼
チェックインを終えた泉さんが、 ロビーのソファーに荷物を置きながらニコニコと こちらを振り返る
澄桜さんは笑顔で頷いているけど 俺たちはなんの事か分からず首を傾げていた。
花房 泉
浅野 唯月
反射的にツッコミながらも 2人に促されクジに手をかける
引いた番号は「1」
浅野 唯月
一色 翼
花房 泉
浅野 唯月
一色は2 泉さんも2
つまり俺は……?
澄桜 梓
澄桜さんと同じ部屋…………!?!?
花房 泉
一色 翼
浅野 唯月
リゾートホテル「Fragrance」最上階…
浅野 唯月
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
人生初のスイートルーム……
部屋の中をジロジロと眺めていると 澄桜さんが俺の顔を覗き込んできた
澄桜 梓
澄桜 梓
浅野 唯月
そう言った澄桜さんは、 悪戯な笑みを浮かべると、カバンの中から 何かを取り出した
澄桜 梓
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜さんは、甘いものに目がない 澄桜さんのオススメしてくれたお店は全部 行ったけど、どれも美味しかった
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
わざと…なのだろうか… 遊ばれているのか…?
ピックで指した生チョコを これみよがしに見せつけてくる
少し戸惑いながらも、澄桜さんに 差し出された生チョコをそっと口へ運ぶ
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
おもむろに顔を近づけてくる…。
なんだか今日の澄桜さんは、少し意地悪だ
澄桜 梓
浅野 唯月
そう言うと澄桜さんは 俺の口元に付いたココアパウダーを手で拭い 自分の口元へ運んだ
浅野 唯月
澄桜 梓
俺は……生きて帰れるのだろうか………
その後俺たちは泉さんペアに合流し 一通り街を散策した後、夕食を食べに泉さん イチオシのお店へ来ていた
浅野 唯月
花房 泉
一色 翼
澄桜 梓
花房 泉
泉さんに連れてきて貰ったお店は 魚をメインに扱う自営業の居酒屋だった
どの料理もとても美味しくて、 居酒屋…と言っても、家族で食事にくる 人達が多いように見えた
花房 泉
浅野 唯月
澄桜 梓
一色 翼
吹き抜ける風が冷たい
あっという間のことで実感がなかったが もう秋なのだ
浅野 唯月
一色 翼
あの時の礼を……まだ言っていない……
浅野 唯月
浅野 唯月
一色 翼
浅野 唯月
浅野 唯月
浅野 唯月
一色 翼
一色 翼
一色 翼
浅野 唯月
花房 泉
澄桜 梓
会計を終えた2人に相当いじられたが これで言いたいことはちゃんと言えた
そうしてスッキリした気持ちのまま 俺たちはホテルへ戻った──
浅野 唯月
澄桜 梓
ホテルへ帰ってから、 一日の思い出話に花を咲かせる
澄桜 梓
浅野 唯月
そう言いソファから立ち上がると 大股で俺に近寄り、壁際まで追いやる
浅野 唯月
そのまま壁へ手を付くと、流れるように 俺の右耳へ口を近づけた
澄桜 梓
澄桜 梓
浅野 唯月
バレてしまったのか……?
ずっと…ずっと隠してきた…俺の秘密…
浅野 唯月
澄桜 梓
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
澄桜 梓
予想だにしなかった言葉に 頭がついて行かない
澄桜さんも同じ…俺と…
澄桜 梓
浅野 唯月
浅野 唯月
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
浅野 唯月
澄桜 梓
ニコニコと俺に詰め寄る 心做しかいつもより子供っぽい澄桜さんは とてもワクワクしているように見えた
浅野 唯月
澄桜 梓
大好きな梓さんとの距離がグッと縮まったその夜
俺たちはアロマの香りに包まれながら 深い眠りについた
COCKTAIL