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コメント
1件
ひゃー、もう冒頭からエモすぎてやばい😭💙 青空のナレーションで一気に引き込まれた…!「心から血が流れてるのが見えたら」って台詞、胸がぎゅってなったよ。保健室の夕陽の描写と、牧野先生の無骨な感じもめっちゃ映像が浮かぶ—。愛ちゃんのブレスレット、絶対隠してるものがあるよね…あの慌てて隠す仕草と作り笑顔が痛々しすぎて続きが気になってしょーがない!次話も全力で読むからね🌟
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由良木 愛
牧野
放課後カルテ 〜手首のブレスレット運動〜
prologue
画面は一面、抜けるように美しい『青空』雲一つないその青の中にどこか寂しげで でも凛とした少女のナレーションが重なる。
由良木 愛
キーンコーンカーンコーン…… 放課後を告げるチャイムの音が学校中に響き渡る。楽しそうに下校する児童たちの賑やかな声。
画面が切り替わり、夕方の静かな保健室。窓からは、オレンジ色の夕日が差し込み、長い影を作っている。
牧野
デスクに向かい、ガリガリと無骨な音を立ててカルテにペンを走らせている牧野先生。白衣のポケットに手を突っ込み、眉間には深いシワが刻まれている。
コンコン、と控えめで、 今にも消え入りそうなノックの音。
牧野
牧野はカルテから目を離さず、ぶっきらぼうに声をかける。
由良木 愛
ガラガラと静かにドアが開き、ペコリと深く頭を下げて入ってくる由良木愛。
彼女はいつものように、一歩引いた、おっとりとした優しい笑顔を浮かべている。
由良木 愛
牧野
由良木 愛
愛は小さく頷き、デスクの端に日誌を置くために手を伸ばす。
その瞬間、彼女が着ている長袖の制服の袖が、机の角に引っかかってほんの数センチだけ捲れ上がった。
露出した、白く細い左手首。
そこには、およそ小学生のファッションには似つかわしくない、不自然に固く結ばれた 一本の“青いブレスレット”があった
牧野
牧野のペンの音がピタリと止まる。
牧野は鋭い視線をゆっくりと上げ、愛の手首をじっと睨みつける
由良木 愛
そのただならぬ視線に気づいた愛は、ハッとして、弾かれたように慌てて袖を引っ張り、手首を隠した。隠した左腕をぎゅっと背中にまわす
一瞬の沈黙。愛の顔からさっと生気が消え、怯えたような、でもどこか悲しそうな瞳が泳ぐ。
牧野
由良木 愛
愛はわざとらしいほど明るい声を出し、無理やり笑顔を作る。その笑顔が、かえって痛々しい。
牧野
牧野が椅子を引いて立ち上がろうとする。愛はさらに一歩後ずさりする
由良木 愛
由良木 愛
愛はそれ以上追及されるのを恐れるように、一礼すると、逃げるように保健室を飛び出していった。
しかし、牧野の胸の奥には、愛のあの消え入りそうな、今にも泣き出しそうな寂しい笑顔が、トゲのように深く突き刺さっていた。
デスクに戻った牧野。彼は愛のカルテを開き、無骨な筆跡の文字のすぐ下に万年筆で荒々しくこう書き記す
由良木 愛 左手首に青いリボン。 隠匿傾向あり観察を要する
カルテをパタンと閉じる音。窓の外では完全に太陽が沈み、学校がゆっくりと、冷たい夜の暗闇に包まれていく__