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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

えむの部屋

えむ

じゃあ、早速作戦会議していこーう!!

寧々

目が見えないってことは、音と匂いで伝える必要があるってことだよね

音と匂いか……

やはり演出などがないとインパクトがないから難しいな……

朗読劇なんていうのはどうかな?

演出は考えるつもりだけど、新しいショーをする機会にもなるしね。

えむ

うんうんっ!じゃんじゃん出てこーう!

えむ

うぅ……

寧々

思ったよりしっくりくるのがない……

なかなか難しいものだね……

ぐぅ……さっきから1時間ずっと案を出してるぞ……

寧々

なんかスランプになりそう……

くそう!こんなんじゃ最高のショーはできないぞ!

えむ

はいはーい!私もそうだと思います!!

練習の時間も取りたいし、1ヶ月以内に決めておきたいんだけどねぇ……

……よし!お前ら!

1週間以内に物語の構成を作っておれに見せろ!

4人の特化した部分を取り込んでストーリーを作るぞ!

寧々

なっ……!?

寧々

1週間以内!?

えむ

わかりましたっ!沙桜ちゃんを笑顔にするために、全力で考えてきますっ!

寧々

え、えむ!?

いいね、面白そうだ。

寧々

る、類まで……

ほら、寧々、お前もやるだろう?

寧々

……

でも、私はショーなんか見れないし、寧々さんが活躍するところも見れないの

寧々

……わかった。やればいいんでしょ。

えむ

やったぁ〜!寧々ちゃん、ありがとう!

寧々

え、えむ……

早速家に帰って案をだそう!あ、他のやつに協力してもらってもいいからな。

瑞希

へぇ〜、目の見えない子に?粋な事するねぇ

瑞希

ていうか、なんで僕を呼んだのさ。もっと他にいないの?

僕の中で、君が1番適任だと思ったからだよ。

まぁ少々君のユーモアが欲しくてね。協力してくれるかい?

瑞希

まーいいけど。その代わり、後でカレーライス、奢ってよね

ふふ。喜んで。

ミク

あっ!寧々ちゃーん♪

寧々

……!ミク

寧々

えっと……

ミク

ん?寧々ちゃん、悩みごと?

寧々

いや、そうじゃないんだけど……

寧々

っていうことで、協力してもらっても、大丈夫かな……?

ミク

うんっ!ミクがいーっぱい提案してあげるっ!

寧々

ありがとう。……あれ?リンやKAITOさんは?

ミク

あ、今は私以外全員でショーをしてるんだっ♪

ミク

ねぇねぇ、早くやろうよ〜!

寧々

…うん。そうだね。

咲希ぃぃい!!

咲希

わっ、お兄ちゃん!?

咲希

急にどうしたの?

少しお前に協力して欲しいことがあってな!

実は……

と、こういう理由でな!

別に、俺一人でも考えることはできたんだが、あいにく沙桜は女性でな!

だが、俺は男!

女性は女性にしかわからん気持ちもあるから、お前に協力を頼んだんだ!

咲希

な、なんか壮大だね……

咲希

よーし、沙桜ちゃんを笑顔にする為に、私も協力するよっ!

えむ

うぅ〜わんだほーい!

えむ

よぉーっし!ワンダーランズショウタイムの名にかけて!

えむ

がんばろーっう!

日向

それで私を呼んだの?えむ。

えむ

うんっ!お姉ちゃんはいっつもぽわわ〜んってしてるから、ぽささ〜んってしてる沙桜ちゃんのこともわかると思って!

日向

そ、そっか……

日向

まぁ、えむがその子を幸せにしてあげたい、っていうのはわかったから、お姉ちゃんもできる限り協力するね。

えむ

うんっ!ありがとう、お姉ちゃん!

ワンダーステージ

よし!お前ら、ストーリーは考えられたか?

寧々

うん。

あぁ。

えむ

はい!

あ、その前に、一つ提案してもいいかな?

ん?どうした、類

やっぱり、『目が見えない』ということを意図させるストーリーは考え直した方がいいと思ってね。

寧々

意図させる?

あぁ、咲希も言っていたぞ。

『コンプレックスを受け止めてくれるのはいいけど、「この子、目が見えないから、こんなショーをします」っていうような感じなのは、配慮されたようで悲しくなる』

とな!

えむ

そっかぁ!確かに!

寧々

え?ど、どういうこと?

例えば、寧々が親戚に紹介されるとき、「人見知りなので、そっとしておいてあげてください」と言われたら、コンプレックスに感じていることを認められたようになるだろう?

寧々

あ……確かに……

そういうことだ。類と俺はそこら辺は大丈夫として、お前ら2人は大丈夫か?

えむ

うん!大丈夫だよー!

寧々

……ちょっと考え直したいかも。

寧々

3分くらいで済ませるから、そっちは進めてて。

わかった。えむ、類、お前らの考えたストーリーを教えてくれ!

えむ

はーい!まずはあたしから!

……っと

こんな感じのストーリーでどうだ?

えむ

……おぉー!面白そう!

寧々

なんだか、今から演技するの楽しみになってきたな。

いい感じだねぇ。

ここから更に付け足ししていこうか。

えむ

はーい!

あぁ!

寧々

そうだね。

えむ

あ、さっき思いついたんだけどね!

よし、できたぞ……!

えむ

うんうん!最高傑作!

寧々

もう。えむ、はしゃぎすぎ。

おや、寧々もいつもより楽しそうに見えるけど……

寧々

う、うるさいってば。

じゃあ、もう遅いし、解散としよう!

また明日、ワンダーステージにな!

The scenery of the rain(完結済)

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コメント

2

ユーザー
ユーザー

面白かったです!頑張ってください!!!!

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