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転生したらスライムだった件

第46話 - ミリム旋風前編

210

2021年12月30日

#夢小説

#転スラ

#ファンタジー

時雨︎⋆̩☂︎*̣̩カッチーン

ミリム

ほう？お前は私に通用しそうな攻撃手段を持っているのか？

リムル

一つだけな

ミリム

わはははは！いいだろう受けてやるのだ

ミリム

ただし、それが通用しなかったらお前は私の部下になると約束するのだぞ？

仕掛けたのはこっちなのに部下になるだけでいいのか。意外と優しいな

リムル

わかった。

リムル

では喰らえ

大賢者

告。対象の魔素量が膨大すぎるため捕食は不可能です。

リムル

((だろうな。わかっているよ))

大賢者

告。通用する攻撃手段は皆無＿＿＿

リムル

((大丈夫だよ))

大賢者

警告。全ての攻撃は反射される可能性が高いです。自動防御を発動

リムル

((こういう子供っぽい相手には＿＿＿))

ﾊﾟﾁｨｨｨｨﾝ

リムル

((それ相応の対処法ってもんがある))

リムル

((まともに戦って魔王に勝てるとは思っていない。俺たちの運命はこいつを食った魔王ミリムの反応次第だ))

ミリム

……

ミリム

な、なんなのだこれは！？こんな美味しいもの今まで食べたことがないのだ！！

リムル

((よし！！))

リムル

どうした魔王ミリム。こいつの正体が気になるのか？

正解は蜂蜜。先日保護した蜂型魔蟲に採取してもらったものだ

後でこっそり食べようと思っていた俺のおやつなのだが上手いこと興味を持ってもらえたようだ

リムル

俺の勝ちだと認めるならばこれをくれてやってもいいんだがな

ミリム

だが……しかし……

リムル

うーん美味しい♡

ミリム

あっ！！

リムル

おっと、早くしないとなくなりそうだぞ

ミリム

ま、待て！提案がある！！

ミリム

引き分け！今回は引き分けでどうだ？今回の件を全て不問にするのだ

リムル

ほほう？

ミリム

も、勿論それだけでは無いのだ。

ミリム

今後私たちがお前たちに手出しをしないと誓おうではないか！

リムル

((勝ったな))

リムル

さてと、お前らもう大丈夫か？

シオン

は……

シオン

申し訳ありませんリムル様……

リムル

俺を逃がそうとしてくれたのはわかってるよ。でも今後からは気をつけろよ？

ヴァー二ー

……感じ慣れた魔素のオーラを嗅ぎつけてきたと思ったら……

ミリム

！

ヴァー二ー

ミリム〜〜〜!!!

ミリム

ヴァー二ー〜〜〜!!

ミリム

久しいな！ヴァー二ー!!どこに行ってたのだ〜〜!!

ヴァー二ー

ごめんねミリム〜!!ちょっと色んな世界行ってたの〜！

リムル

え、何お前ら知り合い？

ミリム

マブダチなのだ！

ヴァー二ー

なのだ〜〜！

紅丸

((もう少し早くに来て欲しかった))

ミリム

色んな世界と言っていたな？例えばどんな所に言ってたのだ？！

ヴァー二ー

日本ってとことかいってみたよ!!

リムル

((まじかよ。てかよく来れたな日本に))

ミリム

どんなのがあったのだ！？(´｡✪ω✪｡ ` )

ヴァー二ー

赤くて大きなタワーとかね、でぃずにーらんどっていう場所があったりしてね、凄かったよ！

ミリム

ぉぉおおお!!でぃずにーらんどとはなんなのだ？

ヴァー二ー

色んな遊びがいっぱいあるところだったよ！

ミリム

おー！行ってみたいのだ……!!

ヴァー二ー

ミリムと色んな世界回れたら良かったんだけどね……(´・ω・｀)

ヴァー二ー

あ、でもね、いつかミリムに渡そうと思っていたお土産あるんだよ！

ミリム

おお！早く渡すのだ！！

シオン

リムル様……これ私たち完全に空気じゃないですか……？

リムル

ま、まぁもう少し話させてやったらいいじゃないか、久々に会えたっぽいし

ヴァー二ー

じゃーん！！東京バナナっていうお菓子だよ！

ヴァー二ー

私が作った特別な空間に保管してたから、腐ってもないし、味も美味しいよ！

ミリム

食べてみるのだ！！

ビリビリ

リムル

((袋の開け方雑いな))

ミリム

おお〜！甘い香りがするのだ

ヴァー二ー

食べてみて食べてみて！

ミリム

(｡・н・｡)ﾊﾟｸｯ

ミリム

……

ヴァー二ー

どうかな？

ミリム

……なんなのだこれは！？

ミリム

さっきリムルが食わせてくれたやつと同じぐらい美味いのだ！！

ヴァー二ー

喜んでもらえて嬉しいよ〜！

ミリム

ヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ

ヴァー二ー

ヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ

リムル

……まぁ、とりあえず町に戻るぞ

ミリム

〜♪

リムル

( ^_^ ;)

なんで二人共一緒にランガに乗ってるんだ

ミリム

なぁなぁ、お前は魔王になろうとしたりしないのか？

リムル

……しねーよ

ミリム

え、だって魔王だぞ？格好良いだろ？憧れたりするだろ？

リムル

しねーって

ヴァー二ー

私もとりあえずなったは言いものの、魔王っぽいことそういえば全くしたことないな〜。

ミリム

ええええーー！？

ミリム

ヴァー二ーには魔王の楽しみ方をまた今度じっくり教えたらいいのだが……リムルは何を楽しみに生きてるのか分からないのだ

リムル

そりゃあ色々だよ。やることが多くて大変なんだぞ

ミリム

でも……魔王は魔人や人間に威張れるのだぞ？

リムル

退屈なんじゃないか？それ

ミリム

(ﾟﾛﾟ)

ミリム

おま、お前！？魔王になるより面白いことしてるんだろ！？ずるいぞ！

ミリム

ずるいずるい！もう怒った！私も仲間に入れるのだ！！

リムル

((駄々っ子かよ！？))

リムル

わかったわかった、俺たちの町を案内してやるから

ミリム

本当だな！？

シオン

さすがはリムル様……

紅丸

リグルド殿に報告を……

リムル

えー……じゃあお前のことはミリムと呼ぶ。お前も俺のことはリムルと呼んだらいい

ミリム

むっ、

ミリム

いいけど……特別なのだぞ？私をミリムと呼んでいいのは仲間の魔王だけなのだ

リムル

ハイハイありがとよ

リムル

じゃあ今日から俺達も友達だな

ミリム

友達……( ⸝⸝⸝・ᴗ・⸝⸝⸝)

リムル

ほら、着いたぞ

ようこそテンペストへ

リムル

とりあえずこれだけは約束してくれ。まずウロチョロしないこと。

リムル

それから俺の許可なく暴れないこと

ミリム

うむ！

ミリム

わかったのだ〜〜！٩( ˙꒳˙ )ว=͟͟͞ ｼﾀﾀﾀﾀｯ……

リムル

っておいいい！！

ミリム

わはははは！なんだこれ面白いのだ！

ヴァー二ー

ミリム待って〜私も行く〜〜！

ミリム

早く来るのだ〜〜！

これは予想以上に重労働だ

リムル

((あいつら混ぜるな危険の類だろ……))

ガビル

リムル様、丁度良かった。回復薬についてお話が……

ミリム

おお！ドラゴニュートでは無いか、珍しいな！

ガビル

！吾輩はガビルと申す。この街は初めてかチビッ娘よ

ミリム

……チビッ娘？

ミリム

それはまさか私のことか？( º言º)

ガビル

えっ

リムル

おい待っ……

ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ

リムル

ガ、ガビルーッ!!

ミリム

いいか。リムルとの約束があるから今回はこれで許してやるのだ。

ミリム

次はないから気をつけるのだぞ

一応「暴れない」という約束を守ってくれたつもりなのか……

ガビル

はっ、親父殿が川の向こうで手を振って……

リムル

アホ。アビルは健在だろうが

ガビル

し、しかしあの娘達……いやお嬢様方は一体……

リムル

あぁ、あれは魔王ミリムと魔王ヴァー二ーだよ。

リムル

そういえばヴァー二ーのことまだ言ってなかったっけ

ガビル

ほほうあれが……

ガビル

はぃいーーーッ！？！？

リムル

うん。気持ちはわかるが落ち着け

リムル

みんなにも改めてヴァー二ーと、新しくミリムの姿を覚えてもらった方がいいな

リムル

なるべく多くの住民に中央広場に集まるように伝えてくれ

ガビル

はぃ……

リムル

((ガビルのように顔を知らずに地雷をふむ奴がいるかもしれないしな…))

ミリム

あいつ結構頑丈だったな！今度はもう少し強めでいっとくか？

ヴァー二ー

いいんじゃない〜？

リムル

はぁ。あのな、怒ってもすぐ殴ったりしたらダメだぞ？

ミリム

でも最初にガツンといかないと舐められるのだ

ヴァー二ー

私は舐められてもいいんだけどな〜

リムル

全く……この街の者には俺がきちんと言い聞かせるから

ミリム

そうか？リムルがそう言うなら任せるのだ

リムル

そうしてくれ

ヴァー二ー

あ、そろそろみんな集まってきたね

リムル

ええと、今日から新しい仲間が滞在することになった。

リムル

後もう1人、知ってるやつはいるかもしれないが、

リムル

二人共客人という扱いなので、くれぐれも失礼のないように

「リムル様の後ろにいるのってまさか……」

「え？本物？」

リムル

じゃ、本人たちから一言

ミリム

うむ

ヴァー二ー

了解〜

ミリム

ミリム・ナーヴァと、

ヴァー二ー

ヴァー二ー・フランシス。

二人

今日からここに住む！よろしくね〜！

リムル

！？

リムル

おい待てそりゃどういう意味だ！？

ミリム

そのままの意味だぞ？私もここに住むことにしたのだ

ヴァー二ー

私もミリムと一緒に改めて住むことにしたのだ〜！

リムル

待て待て、お前たちは今住んでいる所があるんだろ？

ミリム

大丈夫なのだ！たまに帰れば問題ない！

ヴァー二ー

私も前まではミリムと同じ場所いたからミリムと一緒にたまに帰れば問題ない！

リムル

((こっちは問題大アリだよ！！))

リムル

((唯一の救いは住民の感触が悪くないことだ。魔王の中でもミリムとヴァー二ーは人気者らしい))

「なんと！！」

「ミリム様ー！！」

「ヴァー二ー様ー！！」

「可愛い〜!!」

ミリム

うむ！私とヴァー二ーとリムルは友達だから、何かあったら私を頼ってもいいのだ！

ヴァー二ー

頼ってよね〜！

リムル

友達か、

どっかの龍を思い出すな

ミリム

えっと、そ、そうだな。友達というより……

ミリム

マブダチだな！！

リムル

え？

リムル

えっと……マブダチ？

ミリム

ち、違うのか！？

ヴァー二ー

( ˘•ω•˘ )

リムル

な、なーんてねっ！

リムル

冗談だよ冗談！俺たち3人はマブダチだ！

ミリム

だろ？お前も人を驚かせるのが上手いな！

ヴァー二ー

びっくりしちゃったよ〜！

こうして最も危険な魔王ふたりがテンペストに改めて滞在することになった

転生したらスライムだった件

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もうホント全てが可愛い、、我が一生に一遍の悔いなし、、

時雨︎⋆̩☂︎*̣̩カッチーン

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