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好きを伝える10秒前

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好きを伝える10秒前

159 - ××159 ザ・ファイナル〜さよなら文芸部〜

♥

50

2024年07月14日

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牧姫 かえ

……おはよう桜子

美甘 桜子

うん

美甘 桜子

おはよう

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

遂に

牧姫 かえ

この日が

牧姫 かえ

来てしまったんだね

美甘 桜子

え……

文芸部 (部活自体は受験の影響で終了してるけどカエ達は勝手に使ってるだけ) 最後の日が……!

美甘 桜子

……

美甘 桜子

うん、そうだね……?

牧姫 かえ

ああああああああああああああああああああ

牧姫 かえ

いやだあああああああああああああああああああああああああ

牧姫 かえ

死にたくないよおおおおおおおおお

美甘 桜子

死にはしないでしょ!!!!

美甘 桜子

ほら朝ごはん食べよう!!

美甘 桜子

お母さん作ってくれてるから!

牧姫 かえ

いらなあああああああああああい

美甘 桜子

要らないとか無いわ!!!

美甘 桜子

ほら行くったら行く!!!

牧姫 かえ

いかなあああああああああああ

牧姫 かえ

ああああああい!!!

牧姫 かえ

もうこの先二度と文芸部のお話がかけなくなると思うと投稿したくなくなるって作者が発狂してるのおおおおおおおお

美甘 桜子

どうせ夢とか使っていつでもかけるだろおおおおおおおおお

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

ああ、確かに

美甘 桜子

落差やば

××159 ザ・ファイナル〜さよなら文芸部〜

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

……みんな

牧姫 かえ

今までありがとう

牧姫 かえ

この1年間

牧姫 かえ

いや……半年間かな?

牧姫 かえ

みんなのおかげで、凄く楽しかった

狩園 ハヤテ

……

如月 マリリ

……

勝俣 いのり

……

知宮 めぐ

……

美甘 桜子

……あはは

美甘 桜子

何を言ってるのよカエ

美甘 桜子

私たちだって、あんたのお陰でまぁまぁ楽しかったわよ

牧姫 かえ

……!!

牧姫 かえ

えへへ、ありがとう

牧姫 かえ

それでさ

牧姫 かえ

せっかく最後なんだし

牧姫 かえ

私は何をするか考えてきたんだ

狩園 ハヤテ

……お!どんなものー?

如月 マリリ

気になる気になるー!

勝俣 いのり

教えてください!!

知宮 めぐ

どんなものなのかね?

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

それはね

牧姫 かえ

……

牧姫 かえ

「半年間の思い出の作文」……!

最後の最後に 一番 文芸部らしいことを

美甘 桜子

……まぁ確かにこれまで
ずっと雑談して適当に帰ってただけだもんね

如月 マリリ

1回まともにやってた時もあったは
あったけれど……ね……

狩園 ハヤテ

俺なんてSwitch持ち込んでスイカゲームしてたしね

勝俣 いのり

私も別の仕事をしてました……

美甘 桜子

……

美甘 桜子

じゃあかえの言う通りにしよっか

美甘 桜子

半年間の思い出をかこう

牧姫 かえ

うん!!

そうして書いて

1人ずつ発表していく流れとなった

知宮 めぐ

……じゃーあ

知宮 めぐ

私からね

美甘 桜子

おっ、めぐ早いわね

知宮 めぐ

ふふん

知宮 めぐ

これはすぐに思いついたからね

牧姫 かえ

えーどんな思い出!!

知宮 めぐ

「ショタおにの魅力を知った」

何の話だよ

知宮 めぐ

え?だって半年間の思い出でしょ?

知宮 めぐ

おにショタが好きだったんだけど
ショタおにの魅力にも気づいてさ

知宮 めぐ

その本を買う為だけに即売会にも駆けつけたんだからね

美甘 桜子

いや、半年間ってそれはめぐの出来事

美甘 桜子

これはみんなでの思い出の話をしてるの!

牧姫 かえ

そ……そうだよ!!

牧姫 かえ

めぐは今年転校してきたんだから

牧姫 かえ

てっきりそれを言ってくれるのかと……

知宮 めぐ

……そっか、みんなとの思い出か

知宮 めぐ

……

知宮 めぐ

……

知宮 めぐ

……

無いのかよ

勝俣 いのり

じゃあ、次は私ですね

牧姫 かえ

お!

勝俣 いのり

「特注のブラジャーが届きますように」

ファッ!?!?!

牧姫 かえ

いのりちゃん……!?!

牧姫 かえ

もしかして

牧姫 かえ

痴女なの……!!??

勝俣 いのり

え?いいえ……?

勝俣 いのり

私の友人の結城シオンくんが、
女装コスプレに手を出したいらしくて

勝俣 いのり

特注のブラジャーを頼んだらしく、
それでも全然届かなくって

勝俣 いのり

だからちゃんと届きますようにって……

美甘 桜子

願い事じゃなくて思い出なんだよ

勝俣 いのり

あっ……
私としたことがすみません……!

勝俣 いのり

……そうですね、思い出、ありますね

勝俣 いのり

しかし、
学級代表の時の思い出なんですけど……

牧姫 かえ

それでもいいよ!!

美甘 桜子

みんな文芸部になんの思い出も無いの?

勝俣 いのり

私の思い出……それは勿論

勝俣 いのり

私がおばあちゃんを亡くして
自死を考えていた時に

勝俣 いのり

助けてくれたことです

牧姫 かえ

……!

勝俣 いのり

天才少女だと敬われる私に、
みんなが一気に距離を詰めてくれました

勝俣 いのり

それから色んな人と仲良くすることが出来て

勝俣 いのり

……だから本当に、ありがとうございます

美甘 桜子

……当然でしょ

知宮 めぐ

あらいい話じゃないですか

牧姫 かえ

次はマリリンだね!

牧姫 かえ

マリリンは文芸部でどんな思い出を……

如月 マリリ

「美味しくて最高のパン屋さんに出会えたこと」!!!!

文芸部の思い出は?

如月 マリリ

そんなの無いよ

断言しちゃった

牧姫 かえ

……じゃあ次は

牧姫 かえ

ハヤテくんだね!

狩園 ハヤテ

……

狩園 ハヤテ

俺もすぐに書き終えたんだぞ

美甘 桜子

へぇ、文芸部の思い出よ?

狩園 ハヤテ

……俺の思い出は

狩園 ハヤテ

かえと、みんなと出会えたことだよ

牧姫 かえ

……ハヤテ、くん……!

文芸部の思い出は?

狩園 ハヤテ

まぁ正直辛いこともあったんだ

狩園 ハヤテ

最近でいうと妹のこととか、色々……

狩園 ハヤテ

だけど

狩園 ハヤテ

かえという大切な人ができて

狩園 ハヤテ

桜子やみんなっていう
大切な友達ができて

狩園 ハヤテ

……それが何より大事で

狩園 ハヤテ

みんなが居たから楽しい一年になれたと思ってるんだ

美甘 桜子

……

美甘 桜子

文芸部関係なかったけど
いい事言ってくれるじゃない……///

牧姫 かえ

え?桜子照れてる?顔赤い!!!!

美甘 桜子

照れてないわ!!

美甘 桜子

どうせアンタの方が照れてるくせにー……

美甘 桜子

……!!!

牧姫 かえ

で!で!

牧姫 かえ

桜子の思い出はなあに!!

牧姫 かえ

散々みんなに言ったんだから
流石に文芸部だよね?

美甘 桜子

勿論そうに決まってるでしょ

美甘 桜子

どんな時でもみんなと何気ない話が出来た大切な場所

美甘 桜子

文芸部にいて、みんなと居る毎日全てが

美甘 桜子

私にとって
半年間の大切な思い出よ

牧姫 かえ

……

狩園 ハヤテ

……

如月 マリリ

……

勝俣 いのり

……

知宮 めぐ

……

美甘 桜子

え……?何この空気……

牧姫 かえ

いや……なんか

牧姫 かえ

真面目すぎてつまらない……

美甘 桜子

みんなが変なこと言ってるだけでしょ!!?!?

ゴキゴキ!!!

牧姫 かえ

なっ……!?!

美甘 桜子

今度は何……!?!

「失礼致しました文芸室の皆さん」

「ただいま放送室のスピーカーが ブッ壊れており」

「音量ミスで今から300秒後に爆音で 音がなり始めます」

「その為皆さんは今すぐ文芸室から脱出してください」

「さもなければ死にます」

美甘 桜子

いや300秒もあるなら修理する努力しろよ!!!!

牧姫 かえ

と、とにかく逃げないといけないの……!?

狩園 ハヤテ

そういうことだね

狩園 ハヤテ

じゃなきゃ爆音でみんな死んじゃう……!

如月 マリリ

だけどまだ、
かえちゃんの作文をみてないよ?

牧姫 かえ

……っ

美甘 桜子

そんなのここじゃなくても出来るじゃない!!!

牧姫 かえ

……!!!

狩園 ハヤテ

……

如月 マリリ

……

勝俣 いのり

……

知宮 めぐ

……

美甘 桜子

え?

美甘 桜子

……何?またみんな黙りっこ……

狩園 ハヤテ

……桜子が言ったはずだ

狩園 ハヤテ

文芸部にみんなで集まる毎日全てが
思い出だって

美甘 桜子

……

美甘 桜子

そ、そんなの時と場合によるでしょ

美甘 桜子

今は命が関わってる……!

狩園 ハヤテ

かえだけ別の場所で発表させたくない

美甘 桜子

……!

狩園 ハヤテ

忘れてないよね、桜子

狩園 ハヤテ

かえは文章をかくことがこの中じゃ一番好きな子なんだ

狩園 ハヤテ

俺たちはそれ程興味のない作文をここで発表して

狩園 ハヤテ

……かえだけが別なんて俺は少し、
嫌かもしれない

美甘 桜子

……

美甘 桜子

いや、でも、

美甘 桜子

早くしないとみんな死ぬんだよ……!?

牧姫 かえ

大丈夫!

牧姫 かえ

……私が言いたそうな顔したから気遣ってくれたんだよね

牧姫 かえ

ありがとうハヤテくん

狩園 ハヤテ

……かえ

牧姫 かえ

だけど大丈夫
ここで伝えたいことはすぐに終わる

美甘 桜子

……

牧姫 かえ

……

ビリリ……

かえは作文用紙を床に破り捨てる

如月 マリリ

……!?

勝俣 いのり

……!?

知宮 めぐ

なっ……

美甘 桜子

……かえ?

牧姫 かえ

……みんな、今までありがとう

狩園 ハヤテ

!!!

牧姫 かえ

私は

牧姫 かえ

みんなと同じ高校には

牧姫 かえ

行けなくなっちゃった

美甘 桜子

かえ……!?

美甘 桜子

それはどういう……!!!

狩園 ハヤテ

桜子逃げよう!!
もうスピーカーが……!

美甘 桜子

っ……

ギイイイイイン

美甘 桜子

……

美甘 桜子

……っ

美甘 桜子

かえ!!!!!!

崩壊した文芸室

そこにかえの姿は

なかった

狩園 ハヤテ

……

如月 マリリ

……

勝俣 いのり

……

知宮 めぐ

……

美甘 桜子

……っ

美甘 桜子

なんで……

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50

コメント

9

ユーザー

え?え?え?待ってどういうこと

ユーザー

大変お待たせ致しました 中学編もクライマックスです、よろしくお願いします

ユーザー

この作品の思い出はやっぱり野球の回とカンカカカンの回、乗っ取られた回が印象に残ってる

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