こんち
聞いて聞いて!! また好きぴと焼肉することに なった!!!!
マヂで嬉しぃ
焼肉○○もおいでね!って 送ったら うん! だよ、可愛すぎ()
はい、てことでウキウキなので 橙紫()
それはちょっとした事で ほんとに小さなことかも しれないけど、俺の中では 大きいことで
七々
いつもみたいに 会議が終わって帰る支度でも 始めようとドアを少し 開けたところで目に 入った出来事だった
最初に最愛の彼が見えて いたんだと思い声を かけようと思った
が
: 詩流さん!
そんな優し目な声と共に 詩流の隣にたったのは女性の方
ドアノブを掴む手が汗ばむ
そんな女性の方の隣で 楽しそうに笑う彼
ちょっとは分かってた、 彼だって男だし、自分なんかより いい人だって現れてもおかしくない ことだって重々承知していた
でも、いざ目の前にすると どうしても胸が締め付けられて 立ち尽くすことしか出来なかった
: あ、じゃあそろそろ失礼します、 次の仕事も頑張って下さい!
話が終わったようで 段々とこちらに近づいてくる
だが、気づいたのも 女性がドアを目の前にしてのことで 隠れることも出来ず、ドアが開き 目が合う
七々
女性もびっくりしているようで 目を見開いたまま固まっていて 七々もどうしていいか分からず 言葉に詰まる
1、2秒の間があり そんな沈黙を破るかのように 声を上げたのは詩流だった
詩流
自然とした声掛けに 変な空気さもなくなり 軽く女性に会釈すると 詩流の方へ足を進める
七々
嘘。 そうでもしないと さっきの姿をまた思い出して 上手く彼を見れないと思ったから
詩流
七々
いつものように優しく聞いてくれて 焦りながらも笑顔で自分も返す
七々
詩流
七々
そういえば誰か言ってたような、、
女性と話してる詩流の姿に 動揺しすぎてすっかりその事を 忘れていた
詩流
七々
大丈夫だよね。
七々
詩流
それから数週間経った時だった。 その日は今まで立てていた計画を 実践するために現場に来ていた
都会とは少し離れた 自然豊かな場所でバスから降りた 瑠宇と梨衣は早々にはしゃいでいた
瑚緑
智
少し後から降りてきた 瑚緑と智も自然の景色に 珍しいものを見たかのように 見渡していた
: 七々さん、ここで 大丈夫ですかね?
いつも手伝いをしてくれてる スタッフさん達がバスから 機材などを取りだし一定の場所へ ゆっくり置いた
七々
同じように自分が持っていた ものもそこへ置いた
一通りものを運び終えたのは 到着してから1時間ほどの事だった
やることの無いメンバーは フリータイムということで 散歩や方某アプリにあげる写真を 撮ったりして楽しんでいた
やっとみんなと同じように 休憩ができ、詩流の所にでも 行こうかと足を進めた
少し離れた場所にはられたテント そこに1人座っていたのが詩流
七々
詩流
足が何かに掴まれたかのように ガっと行き詰まり 地面がザッと音を立てた
: 私もです、笑笑
七々
また、あの女性だった
それに聞こえた言葉 「好きっすよ」
頭をガンと殴られたような 衝撃が走った
まさかと、そんなはずないと 何度も何度も思っていたから、 彼に限ってと勝手に 決めつけていたから
裏切られたような気持ちだった。 それと同時に彼が 離れていくんだという 恐怖が自分を襲った
七々
その場にいることも耐えられず、 彼らに背を向け先程の場所へ 走った
計画時はまともに彼と いることもできず、 避けるようにその日は 終わった
あれから避けるようになった。
極力話さないように。
接することがあっても 冷たくあしらってしまった
最低なことをやってるという ことは分かっていた。 だが、そうでもしないと 苦しくて苦しくて仕方なかったのだ
瑚緑
でも、アレはほんとに 「好き」と言っていたのだろうか
瑚緑
自分の聞き間違えも あり得るわけで、 言ってなかったかもしれない
瑚緑
ほら、魚にもスキって魚いるし …たぶん、
七々
瑚緑
七々
突然後ろから肩を叩かれ 驚きで声が大きくなる
七々
明らかに驚いたことが 目にしてわかる反応に 瑚緑が少し呆れ顔を浮かべたが 気にせず問う
瑚緑
七々
聞いてなかったの と 軽く睨まれごめんと 軽く笑いを入れながら謝る
そんな中でも真っ先に 心配してくれたのが梨衣だった
梨衣
子犬がこちらを見ているような 可愛らしい顔でこちらを 見てくるものだから 自然と笑みが浮かんでしまう
七々
かんぱーい!!
と 6人の元気な声を部屋に響かせて 2時間ほど経った
ワイワイとした雰囲気は 無くなることなく続き、 それどころかお酒が 回ってきたこともあり 先ほどより盛り上がって いるように見えた
梨衣
瑠宇
どうやら最初にダウン しそうなのは瑠宇なようで 顔を真っ赤にして項垂れている
瑚緑
普段そんなことを 口に出さない瑚緑が 愛おしそうに見つめながら 呟いた
瑠宇
それだけで瑠宇の顔は 先程よりも赤みを増し、 なんなら少しえろい (
詩流
タイミングがいいのか悪いのか 詩流がそう茶化すと酔っている 瑚緑には火に油を注ぐようなもので 瑠宇に抱きつく
瑚緑
瑠宇
どうやら瑠宇は イチャつきは2人の時に したいらしく 瑚緑の胸あたりを弱く押している
梨衣
智
あまり関わりたくなさそうである 2人が少し離れたところで そう話している
梨衣
確かに、そんな簡単には ここまでならないのだが、
智
梨衣の言葉に 少しドヤ顔を浮かべながら そう返す智
梨衣
そう言いバシッと智を叩く
痛っと声を上げたが、 どこか嬉しそうな 顔をしていたのは 見なかったことにしよう
七々
酔うことの無い自分は 見守りながらもそう言い 近くにあったグラスの飲み物を飲む
梨衣
そう聞こえた時には グラスは空で不思議そうに 梨衣を見る
智
わなわなしている梨衣とは たいしょう的に笑い転げている智
詩流
瑚緑に絡まれていた詩流も いつの間にかこちらに来ており 少し気まずく詩流から目をそらす
梨衣
詩流
七々
聞かされた時にはガンに酔いが 回り始めており、睡魔に襲われる
梨衣
智
詩流
智
慌て出す3人の声も 耳から抜けていき 記憶はシャットダウンした
七々
ズキっとした頭を抱えながら ゆっくり起き上がる
寝てしまっていたようで、 解散したメンバーは 既に帰ってしまっていた
自分も迷惑にならないよう 帰ろうとソファーから降りようと した時だった
詩流
心臓がばくんと大きく 鳴ったような気がした
目の前にいるのは 紛れもなく大好きな彼で 今1番会いたくない人だったから
七々
真っ直ぐ彼を見ることも出来ず 目が泳ぐ
詩流
七々
詩流
七々
こうやって話したのも 何日ぶりだろうか
自分からしたらとても 久々のことで。 でも彼は鈍感だからそんなこと 思ってもいないんだろうな笑
自分ばかりこんな想い。
本当は詩流くんも 俺の事好きじゃなくて、 同情して一緒にいてくれてるのかな
違ったとしてもそんなことばかり 考えてしまい泣きそうになる
詩流
俯いたままの七々の上から 心配そうな優しい声が降ってくる
やめてよ。 もっと好きになっちゃうじゃん、 好きじゃないなら早く 突き飛ばしてよ。
七々
詩流
顔は見れない でも、どんな顔してるなんて 想像ついちゃって、 どこまで好きなんだよって笑
七々
詩流
七々
七々
ガバッと肩を捕まれ 顔が上がる
詩流
別れよ
七々
いつの間にか流れていた涙が 頬を伝う
詩流
詩流もどこか苦しそうに 呟いた
七々
これが本音
そうに違いない。
詩流
肩にあった手がすべり 七々手を優しく包む
詩流
そう言うとふわりと笑みを浮かべた
詩流
なにそれ、
七々
詩流
七々
もっと好きになるじゃん
七々
詩流
七々
七々
子供のように泣きじゃくりながら 今まで溜めていたものを 吐き出していく
七々
七々
言い切ったのと同時に 彼の顔を見上げる
詩流
七々
視界がぼやける中 見えていた彼の顔はなく、 大好きな胸が目の前にくる
服が擦れ、安心するような 香りが鼻をかすめる
詩流
聞こえた声はどこか 震えているように聞こえた
数秒抱き合い、 彼が少し離れる
涙はもう止まっていて 優しい彼の顔が鮮明に見える
詩流
眉を下げごめんなと何度も 謝ってくれる詩流の姿が 心の優しい子なんだと しみじみ伝わってくる
七々
弱々しい力で 詩流の裾をぎゅっと握る
詩流
詩流
七々
そう笑い合う2人を 見守るかのように 満月が空に浮かんでいた
おまけ青黄(桃赤もあります)
瑠宇
瑚緑
瑠宇
ベロベロに酔った瑚緑が 瑠宇の肩によし掛る
瑚緑
瑠宇
顔を真っ赤にしている瑠宇を 他所に目をトロンとさせ ふにゃぁと笑う瑚緑
瑚緑
瑠宇
瑚緑
瑚緑
瑠宇
ベロベロに酔った瑚緑君でした
桃赤
梨衣
智
梨衣
外は真っ暗で街灯の並んだ道を 2人並んで歩く
梨衣
話すことも無く、 足元に目をやれば ふたつの影がすっと伸びている
帰りたくないな。
途端にそう思った
でもそんなこと素直に言える はずもなく唇をキュッとしめる
智
ぽつんと独り言のよう言った智
横目でちらっと見れば 少し楽しそうに笑っていた
梨衣
智
梨衣
瑚緑と話してたのに こっちを見てくれてたのが 嬉しくてバレないよう 口角を上げた
そうも話していれば 家まではあっという間で 智が帰るかぁ…と伸びをする
まだ一緒にいたい
でも、そんなこと笑われそうで。
言えないよ…。
考えれば考えるほど 帰りたくなくて足が止まる
が、智は気づいていないようで 数歩歩いたところで振り返る
智
大好きな声が外の風と共に 梨衣の耳へ運ぶ
梨衣
ゆっくり服を握れば クシャッとシワが増える
まともに彼を見つめることも出来ず 俯くと目の前に自分ではない 影が目に入る
智
梨衣
言わなくても分かって しまうようで、 くすっと笑う智
梨衣
こんなことしか言えない 自分も自分なんだけどさ。
智
梨衣
帰路へ向いていた足を コンビニへと進ませた
梨衣
暖かく大きな彼の手に 自分の手が繋がれる
智
梨衣
2人の間を 夏の風が吹き抜けて言った
ぇ、めっちゃながくなった笑笑
てことで久々の橙紫でしたっ
焼肉の日めっちゃ楽しみ 夏休み最高(
それでは、
はい、おわり!笑
♡500~600↑↑
コメント
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ブクマ失礼します
ブクマ失礼しますm(_ _)m
ほんと好きです、がち好きです(((突然 ほんとに尊敬してます ブクマ失礼します