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寒い夜の日
私は家出をした
愛
父
父
父
愛
いつもの事だ
父
お母さんは私を産んで死んだ
お母さんが死ぬくらいなら
私なんか生まれて来なければ良かったんだって
まぁ 、よくある話だよね
愛
消えちゃいたい
と思うのに
死ぬのがこわい
愛
名前 、呼ばれてみたい
名前もしっかり呼ばれたことなんかない
お父さんに優しくされた事なんてない
愛
愛
愛
愛
愛
愛
愛
彼の笑顔は太陽のように眩しく見えた
万次郎
愛
万次郎
愛
万次郎
万次郎
愛されたことなんてないのに
どうしてこの名前なんだろうとずっと思っていた
自分の名前が嫌いだった
聞くと悲しくなるから
でも 、今日
少し好きになれたような気がした
愛
愛
愛
愛
万次郎
万次郎
愛
愛
万次郎
万次郎
あの眩しい太陽のような君はいなかった
赤崎 愛 あかさきあい
佐野 万次郎 さのまんじろう
愛を知ったあの日から