どうでもいい

俺の笑顔はキモイらしい。

他校の人たちからも言われた。

俺は笑顔でいろと言われたらから笑ってるだけ。なのに怒られても、反省してる顔には出来なかった。

ずっと笑顔で、無表情になることはそんなにないから。

我慢すればいいだけ。

何されても笑ってればいいだけ。

ぁ、、無表情、出来ない、、。

どうやってやるんだっけ。

もう、疲れた。

ｶﾞｼｬﾝｯ

都会の空気は飽きてきた。

いつも同じ空気だから。

何も変わんないじゃん。

空気も俺も。

何も変わらない。

この世界から。

みんなの前から。

自由になりたい。

合宿はあっという間に終わった。

俺が消えることはなく、笑顔をみんなに見せつけただけだった。

そして秋。

春高予選。

そして春高予選が始まった。

早く終わんないかな。

俺はいつの間にか笑顔から無表情になっていた。

そして試合が始まった。

期待しないで。

俺は上手くない。

なんで俺にあげるんだよ。

信用しないで。

無視してよ。

そしていつの間にか準決勝まで行ってた。

準決勝。

そして4セット目。

なんで俺にあげるか分からない。

なんで俺なんかに。

上手くないし、みんなの足を引っ張ってる。

なのに、なんで。

徹さんの心が読めない。

なんで。

ﾋﾟﾋﾟｰｯ

初めて優勝した青城はみんな嬉し泣きしてた。

でも俺には分からなかった。

なんで泣いてるのか。

勝ったのになんで泣いてるのか。

感情が分からない。

そして、俺たちは春高予選を突破し、東京へ行くことになった。