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コメント
1件
これはもう、全北欧好きが泣く(??)やばい、貰い泣き…((誰からだよ)ほんと有難う御座います( . .)"ペコペコ 最高すぎて語彙力全部飛んでった…
くじら🐋
くじら🐋
くじら🐋
くじら🐋
くじら🐋
Let‘s go↓
小さい頃から、俺の家は何もかも整っていた。
勉強面も、活動面も、武道面も。
全部、俺を育てている父さん…デンマークのおかげだった。
スウェーデン(幼少期)
デンマーク
デンマーク
デンマーク
スウェーデン(幼少期)
スウェーデン(幼少期)
デンマーク
メンタル面も、すべて整って。
俺は裕福に、かつ幸せに育った。
俺も大きくなったある日、父さんは狂いだした。
デンマーク
デンマーク
デンマーク
植民地…土地を増やすために必要なのが、奪うこと
戦争であると、そんな風潮に呑まれてしまったのだ。
そして戦争に勝った父さんは、奪うことを俺に教えた。
デンマーク
スウェーデン(幼少期)
デンマーク
デンマーク
それが、スウェーデン帝国の始まり。
奪われていた分を取り返すよう、 いつしか俺も奪うことを覚えていた。
スウェーデン帝国として名をはせるようになり、 数百年が経過した。
兵士
兵士
スウェーデン
ザシュッッ
生き残りの兵士が最後に散らす鮮血。
もう何度も見た光景だ。
だから、慈悲も何も感じない。
スウェーデン
どんなに残酷な事実を前にしようと、 勝利に国民は狂喜する。
兵士
兵士
兵士
ザシュッ
また血飛沫が待った。
今度は少し服についてしまった。
スウェーデン
赤く染まった一部を見ても、 恐怖を感じない俺は最低だと思う。
それがどんな経緯であれど、最低なものは最低だ。
それに加え、孤独であり癒しもなく、 戦争と言う殺戮を繰り返す毎日。
……俺が望んでいたのはこんな 将来じゃなかった。
もう、全てどうでもいい。
もう俺に生きる意味はない。
死ぬ意味も、生きる意味もない。
スウェーデン
ふらふらと歩いてきた、とある丘。
星が綺麗に見えると有名なその場所に
今日は珍しく先客がいた。
スウェーデン
その姿を見て、すぐにわかった。
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
嫌でも知ってるさ。 なんせ次侵攻予定なんだ。
そしてそこで、俺は死のうとしてる。
スウェーデン
こう言ってしまった以上、 もう咎められてもいい
そうすればまた、殺せば良い_____
フィンランド
スウェーデン
予想外の反応に拍子抜けする。
次侵攻予定って…聞こえてないのか?
フィンランド
フィンランド
救われるような、 そんな発言を心が拒んでいる。
救われること、認められることへの 抵抗感が抜けない。
もう大量殺戮の後なんだ。 認められて良いはずがない。
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
そう、不敵に笑うフィンランド。
何かが、溢れてくる
俺の知らない感覚。
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
フィンランド
スウェーデン
フィンランド
あたふたしている彼は少し可愛くて
俺を認めてくれる君が好きで
なんだか、本当に嬉しくて
君は俺の生き甲斐になったんだ。
その出会いのおかげで、 今の俺がいるんだ。
スウェーデン
俺は今は中立で、戦争を拒んでいる
戦争できないんじゃなくて、 俺はもう戦争をしたくない
そう決め、それをフィンランドへ 打ち明けて今に至る。
そんな、フィンランドの家に 居候し始め暫く経ったある日。
スウェーデン
スウェーデン
自暴自棄になって部屋には 何もなく帰り方もよく分からない。
ただ、迷惑なら今すぐにでも 出て行けはする。
スウェーデン
背に腹は変えられぬ。
フィンランド
珍しくお酒の入っていないスオミ。
スウェーデン
白いまつ毛の美しい彼を見つめつつ、
言葉を発していく。
スウェーデン
こう思うのも必然だろう。
こいつ、最近隈とか傷とか多いんだ
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
フィンランド
何かを堪えているような反応。
無理して嘘を吐く必要もないのに。
スウェーデン
フィンランド
スウェーデン
誰が見てもわかるだろう、 無理してるなんて。
ちゃんと、言わなきゃ駄目だ。 これ以上、無理させちゃいけない。
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
スオミの綺麗な空色の目から 大粒の涙が落ちていく。
それと同時に、ライフルを向けられる
フィンランド
ただ、スオミの手は震えて 撃てそうにない。
フィンランド
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
スウェーデン
それならスオミだってそうさ
そう言えずに、言葉が遮られる。
フィンランド
フィンランド
流石に俺が何も理解してないような 言い分は傷ついた。
頭に血が昇る感覚。
駄目だと理解しているのに、 今回ばかりは抑えられそうにない。
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
一歩スオミに近寄ると、 またライフルを向けられた。
スウェーデン
そう必死になって言うと
フィンランド
そう言って、出会った時より遥かに 寂しく、消えてしまいそうに微笑む。
フィンランド
そのまま彼は、 部屋を出て言ってしまった
スウェーデン
スウェーデン
彼の居なくなった後の静かな部屋は、途端に寂しく、悲しくて。
俺はやっぱりスオミが好きなのだと 分かった。
そしてこれは、「スオミ」との最後の喧嘩となる。
その後すぐに、戦争が始まった。
第二次世界大戦。
ナチスのポーランド侵攻による、 独ソ戦の開始。
イタリアのエチオピア侵攻。
フィンランドとソ連の冬・継続戦争。
戦地はもちろんヨーロッパで、 北欧にも被害はある。
もう始まって5年経つその現状。
去年イタリアは降伏した。 ナチスももう疲弊している。
それでもスオミはまだ、 ソ連と根気強く戦っている。
俺はずっと中立のまま、 スオミを待っていたのに。
スウェーデン
俺はもう戦争に疲れていた。 なんと言われても戦争なんて する気もない。
スウェーデン
スウェーデン
後悔から苦笑が溢れる。
また、あの美しい顔が見たい。
また、透き通るような声が聞きたい。
また、スオミと暮らす生活がしたい。
ザザッ
スウェーデン
僅かながら、物音がした。
刺客か何かだろうか?
スウェーデン
物音がした方向に向き直り、数秒。
フィンランド
フィンランド
そこにはあの日消えたスオミが居た。
何通か枢軸国に加盟するよう 要請する内容手紙は貰っていた。
でもそれは、業務連絡でしかなくて。
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
見ないうちにに随分痩せて、 隈も濃くなってるみたい。
こんなことなら、 自分から動くべきだった。
また、スオミ一人に 抱え込ませてしまった。
スウェーデン
スウェーデン
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
単調な喋り方に、急に寂しくなってくる。
本当に、スオミは戦争に 毒されてしまったのだろうか。
もうあの頃のスオミは 戻らないのだろうか。
フィンランド
フィンランド
フィンランド
そんな彼を見て、思う。 きっと俺が今仮に枢軸国側に付いても、 スオミは幸せにはなれない。
だったら大国…先進国として名を刻み、 スオミを支えられたほうがよいだろう。
ならば答えは一つだ。
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
スオミの顔が曇り、絶望したような、 焦ったような顔になる。
スウェーデン
スウェーデン
スウェーデン
そこまで言ってようやく、スオミの目に 光が消えたことに気付いた。
スウェーデン
そう思った矢先、スオミの姿が消えた。
なんとなくすべてを察した。
スウェーデン
でも、もう遅かったんだ。
フィンランド
ザクッッ
スウェーデン
ナイフの鋭い痛みに悶えながらも、 目の前のスオミを抱きしめるように手を回す。
そして、なんとか声を絞り出す。
スウェーデン
スウェーデン
スウェーデン
スウェーデン
スウェーデン
スオミの目が見開かれる。
スウェーデン
それと同時に、ナイフを持つ 手の力がなくなった。
フィンランド
彼の美しくも、濁ってしまった 瞳から涙がおちる。
フィンランド
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
そう、少しおどけた。 そうしないとスオミは消えちゃいそうだったから。
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
止血処置はしてくれているものの、 安静にしておかなくちゃいけないだろう。
まだうまく体が動かない。
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
それ以上言葉を交わす必要もないと思った。
そして、ナチスを呼びに行くフィンランドの背中が遠くなる。
俺の意識もそれとともにだんだん遠くなった。
スウェーデン
少し残っている痛みに耐えながら、目を覚ます
此処は……誰かの家か?
スウェーデン
そう思い体を起こそうとすると、
フィンランド
スウェーデン
スオミが顔を見せてくる。
それと同時に、安心したのかまた泣き崩れる。
フィンランド
フィンランド
スウェーデン
ソ連
スウェーデン
スオミの敵…紅い目の連合国が目の前にいる。
どうして……、スオミは?
ソ連
スウェーデン
ソ連
フィンランド
フィンランド
ソ連
スオミのほぼ真っ暗なその瞳は、 自分がこれからどうなるか 暗示しているようだった。
ソ連
フィンランド
フィンランド
そう言ってフィンはソ連と共に 奥の部屋へと消えた。
それとともに、俺の意識も消えていった。