―自己満かもだけど、聞いてくれるかな?―
紗羅
―――――――
紗羅
私ね、好きな人がいるんだ。
紗羅
だから
紗羅
――っ、だから、
紗羅
ケースケの気持ちにはこたえられない。
紗羅
ごめんなさい。
紗羅
……
紗羅
私、つい最近まで恋なんて知らなかった。
紗羅
初恋なの。
紗羅
……
紗羅
でもね、
紗羅
言い訳がましく聞こえちゃうかもしれないけど、私に初めて、家族以外に対する「好き」って気持ちを教えてくれたのはケースケなんだよ。
紗羅
家族以外で初めて、心を開けた人。
紗羅
あの道場でケースケに出会えてよかった。
紗羅
……
紗羅
たしかに「恋」じゃなかった。
紗羅
でも確かに、私はケースケが「好き」だった。
紗羅
わがままだよねこんなの、笑
紗羅
……
紗羅
だからケースケが好きって言ってくれて、確かにびっくりはしたけど、すっごい嬉しかったんだよ。
紗羅
ありがとう。
紗羅
沢山の楽しい時間をくれて。
紗羅
ありがとう。
紗羅
こんな私を好きになってくれて。
紗羅
……
紗羅
今度は、私がいっぱい楽しいお土産話持ってそっち行くからね。
紗羅
焦って行ったりしないから安心して!
紗羅
ケースケに恥ずかしくないように立派に生きて。
紗羅
ケースケの分もいっぱい楽しんで。
紗羅
しぶとく生きてやるんだから、(泣)
泣くな泣くな。笑うんだ。
紗羅
それじゃあ、そろそろ行くね。
笑え、笑え。
ケースケが好きだと言ってくれた笑顔で
紗羅
またすぐ来るから
笑うんだ
紗羅
じゃあね!(笑)







