全てフィクションです。
がんばってる
俺は頑張ってる。
でも、その頑張りを真正面から見てくれる人は どこにもいない。
最近できた後輩達
みんな、かっこよくて
優しくて
いい子達だ。
大きなイベントも開催した。
でも、後輩は悪く言われた。
舐めてる。
そんなのおかしい。
3グループのあの時が好きだった。
どうして?
どうしてそんなことを言うの?
全部全部リスナーさんを思ってやってるのに。
どうして、そう文句ばっかり言うの。
「あの人たちにみたいになりたい」
そう思う気持ちに間違いなんてない。
だから、俺たちは新グループを作った。
皆の夢を叶えるために。
俺たちは、皆に希望を与えたい。
夢を叶えたい。
そんな気持ちでここまで来たのに。
誰かの夢を叶えただけなのに。
いつだって、批判はやまなかった。
ワンマンライブもした。
好評だった。
でも、また不満がでた。
「皆のライブがみたい」
期待に応えてライブをした。
批判の声が多数見かけられた。
「ゲストなんていらない」
「4人のライブが見たかった」
「4人の歌で良かったのに」
人だから色々考えてしまうのはよくわかる
でも、でも、
どうしてそれをここで言ってしまうのか。
俺たちの本当のリスナーはどこにいるの。
リスナーさんは、俺たちを応援してくれる人 じゃないの?
いつの間にかに批判をするリスナーさんが 目立つようになった。
そして、「民度が悪い」
そう言われた。
俺たちは再度言う。
俺達を悪くいう人を見かけても、何も言わないで。
そう言った。
そうしてくれれば、気づいた俺達が対処するから。
君達は何もしないで。
心の底からそう願った。
アンチに反応すればアンチは燃える。
被害が大きくなる。
アンチに反応するなというのは難しいものだ。
自分が愛してる人を悪く言われるのと同じだから。
でも、そうじゃない。
人には好き嫌いがある。
でも、もちろん、言っていいことと悪いことがある
みんなの前にいるからと
有名だからと
なんだってしていいわけじゃない。
俺たちだって一人の人間だ。
弱くなる時も、
寂しくなる時もある。
辛い日だってある。
だけど、それなのに、
俺たちを知らない人たちが文句を言う。
知っている人でさえも文句を言う。
ねぇ、君達は何がしたいの?
散々仲間を傷つけて
何がしたい?
俺の腸はいつだって煮えくり返ってる。
沈んだ闇の底で、赤い熱だけがしつこく残る。
まるで、掻き傷を残すように。
俺が君に、
君達にそれを伝える前に。
早く俺の胸の内を冷やしてくれ。
そんな中、ある動画に目が止まる。
新ユニットに対しての批判だ。
泣き崩れた。
どうして、こうも批判が止まらないのか。
どうしてこの火種が止まないのか。
虫唾が走る。
反吐が出る。
腹の奥底にある真っ黒の何かがどよめきたつ。
自分の理想から外れた瞬間に叩いて、
夢を叶えたい人を潰す。
最低人間なのわかんないのかな。
そんなやつら
リスナー失格だ。
人間失格だ。
髪を乱して
部屋を散らかす。
まるで部屋は俺の心を表すように。
疲れた心を安らかにする。
鏡に映る俺の瞳には、
悪魔が宿った。
コメント
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ひよこちゃぁん!転生した!