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梅紀

むうゆらね。ちょっとこっち来れるか?

らむね

?はい

悠穂

分かりました。

梅紀

依頼が入った。
この依頼はお主らに任せようと思う。

むうゆらね

御意

梅紀

依頼内容はこれじゃ。

〇〇市内の〇〇などに現れる狼を殺してください。 かなり賢く、手こずっています。 礼は弾みますのでよろしくお願いします。

梅紀

個人的には殺さなくてもいいんじゃないかとは思うのじゃが…
まあその辺は2人に任せる。
どうだ?できるか?

むうゆらね

できます。

むうゆらねは、とある裏路地に来ていた。

らむね

ここだよね?狼が出るっていうの。

悠穂

そうだね。

らむね

どうする?殺すの?

悠穂

うーん、俺は見てから決めようかな。

らむね

やっぱりそれが1番だよね。

その時、ガタッと何かが倒れる音がした。

らむね

……来たかな?

悠穂

多分。

グ…グゥゥ…

やってきたのはすごく弱った狼だった。

シュウウウウウウ……

かと思ったら、狼から白い煙が出て、煙が去った頃そこに居たのは、狼のような耳としっぽを生やした傷だらけの男性だった。

らむね

え…うそ…人狼…??

悠穂

……

悠穂はとても驚いたような顔をし、泣きそうにも見えた。

らむね

あれ?悠穂君、どうしたの?

悠穂

……

悠穂は、口をゆっくりと動かして言った。

悠斗──

悠斗

悠…穂……?
悠穂……なのか……?

悠穂

うん、そうだよ、悠斗!
生きててよかった……生きてて……

なぜお互いがお互いを知っているのか。

それは簡単なこと。

悠穂と悠斗は、サングルの生き残りだからだ。

人間たちが攻めてきた時、2人は離れ離れになってしまい、生きているのか死んでいるのかさえわかっていなかったからだ。

らむね

待って悠穂君、どういうこと?

悠穂

……こんな話知ってる?
人間と動物のハーフの話──

悠穂は、3つの昔話をらむねに話した。

悠穂

俺ら2人は、そのサングルという生き物なんだ。

らむね

サングル……

悠穂

ちなみに俺は、幻想とされている生物、“ユニコーン”のサングル。
猫又や妖狐などの妖怪や、ユニコーンみたいな幻想上の生物でも、サングルにはいる。

らむね

なるほど、その昔話を聞いて依頼者が礼を弾むと言った理由がわかったよ。
だったら私がすべきことはひとつだね……

らむねはニコリと笑って言った。

悠穂

まさか……

らむね

悠穂君、変身とかってできるの?

悠穂

え?できるけど…

らむね

だったら、この人を連れてアジトに戻ろう?
梅紀さんが受け入れてくれるかは分からないけど……

悠穂

……ありがとう。
俺てっきり殺すのかと……

らむね

そんなわけないでしょ。

悠穂

そうだね。
それと、梅紀さんに関しては大丈夫。
あの人も、サングルだから。

らむね

え…嘘…

悠穂

とりあえず話は後ね。行こっか。

らむね

うん。

悠穂がユニコーンに変身し、悠斗を背負った瞬間……

依頼者

お前!裏切るつもりか!礼は弾むと言ってるだろう!

依頼者がやってきた。

悠穂

(くっ…この姿では戦えないし悠斗が…)

らむね

悪魔。ここは私に任せて先に行って。

悠穂

(っ!!)

悠穂がでも…!とでも言うような仕草を見せる。

らむね

大丈夫。私…文字ですから。自由自在だよ。

らむね

頼んだよ!

悠穂

(……わかった。よろしく、文字!)

悠穂は空へ飛び立った。

依頼者

クソ!ユニコーンもいやがったのか!
よくも裏切ってくれたな!

らむね

文技 漢戦世戮ー睡ー

《文字》漢戦世戮 漢字に沿った技を出せる。

《文字》漢戦世戮ー睡ー かすると相手を眠らせる。

依頼者

くっ…ねむ…ぐぅ

らむね

文技 漢戦世戮ー忘ー

《文字》漢戦世戮ー忘ー 直前の記憶を消す。

らむね

依頼したことも、ユニコーンを見た事も、忘れてね。

らむね

どう?悠穂君。

悠穂

うん、今は眠ってるよ。
梅紀さんが手当してくれた。

らむね

そう、それなら良かった。

梅紀

ありがとうな、殺さないでくれて。

悠穂

梅紀さんは気付いていたんですね。

梅紀

まあな。
依頼者はあいつだったからのう。

悠穂

あいつ……?

らむね

???

梅紀

まあ、それは機会があったらじゃ。
それじゃあ。

悠斗

う…うう…

悠穂

悠斗!

悠斗

あの、ありがとう。2人とも。
助けてくれて。

悠穂

当然だよ。友達でしょ?

らむね

そうそう。
友達の友達は友達ってね。

悠斗

そう…ですか…
あはは、ありがとうございます。

らむね

いえいえ。

ーあとがきー

いい感じ。

どうも柳です

もう完全に繋がってきてるし謎も…()

とりあえず、あと1グループ依頼があって、次の章に入りますね

それでは乙やな

反誄刀知〜粋士は愚劣な悪を斬る〜

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らむちゃん強し…←らむ今ご機嫌だよ←いや聞いてない

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