あれから数分たち、私はゴールに着いた
カルエゴ
貴様が1番か
シュナ・ベルフェゴール
はい、私が1番です
ゴール地点につくとそこにはカルエゴ先生が椅子に座ってモニターを観察していた
いーな、私も座りたい
カルエゴ
…なんだ?
シュナ・ベルフェゴール
あ、いや…その椅子いーなって思いまして…
カルエゴ
………
カルエゴ先生が黙ってしまった…これは怒られる?謝らないと…
シュナ・ベルフェゴール
すいません…冗談です…
カルエゴ
………ん
シュナ・ベルフェゴール
へ…?
カルエゴ先生の邪魔にならないように端っこの方に行こうとしたら、カルエゴ先生が椅子から少しずれてくれた
え、?これは…座っていいのかな…
カルエゴ
座りたいのなら座ればいい
シュナ・ベルフェゴール
ほ、ほんとですか…!!
キラキラした瞳でカルエゴ先生を見つめればカルエゴ先生は顔を逸らす、照れてるのかな?
とりあえず私はカルエゴ先生の隣に腰を下ろした
シュナ・ベルフェゴール
わっ…座り心地良すぎる…!
カルエゴ
ッ……
カルエゴ先生の座ってた椅子めっちゃ座り心地いい…
こんなのに座ってたのか…羨ましい
シュナ・ベルフェゴール
カルエゴ先生!!この椅子座り心地いいですね!
カルエゴ
そうでも無いが……
シュナ・ベルフェゴール
えー!座り心地抜群ですよ!すごーいっ!!
カルエゴ
貴様!!あまり暴れるなッ
シュナ・ベルフェゴール
だってふわふわなんですもん!!
カルエゴ先生もそう思いませんか……ッ!
カルエゴ先生もそう思いませんか……ッ!
カルエゴ
ッ…
座り心地のいい椅子にテンションが上がった私はくるっとカルエゴ先生の方を向いた
するとカルエゴ先生も横を向いていたのか鼻と鼻がくっつきそうな距離だった
シュナ・ベルフェゴール
ッ〜〜〜__!!
やっばい……顔近すぎでは!? もう少しでキスでき……って違う違う!!
私は顔が赤いのを隠すため前に向き直して顔を俯かせた
シュナ・ベルフェゴール
(座り心地がいいのはいいんだけど……距離が近すぎ!!)
これはダメだ……この椅子は2人で座っちゃいけないやつだ……
カルエゴ先生すいません……
その後気まづい空気が数分続き アスモデウスくんが来て心配されたのは言うまでもない