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君がくれたもの

3 - 君がくれたもの〜離さない〜

♥

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2019年08月12日

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私はずっと無視した

辛かった苦しかった

そして、彼女と会える最後の日

エマ

みんなありがとう…

ユナ

…っ

エマ

ユナ…

ユナ

本当に行くの?

エマ

うん…ごめんね

ユナ

嫌だよ

ユナ

私このまま一人でなんて

エマ

ごめんね

エマ

私だってできることなら行きたくない

エマ

けど行かなきゃ

ユナ

エマ…

ユナ

わかった

ユナ

必ず大人になってエマに私会いに来るから!

ユナ

絶対に忘れないで!

エマ

忘れるわけ無い!

ユナ

じゃああっちでも頑張って

エマ

ありがとう

それから数年

私は何度でも行こうとした

でもきっと忘れてるって思って行けない

行きたいな

また会いたい

そう思って決めたんだ

今日こそ後戻りしない

彼女の元へ

いくら待っても彼女は来ない

きっと忘れたんだろう

わかってる

だから私が行ってやる

エマ

ユナ…

ユナ

このあたりかな…

エマ

駅ってこっちだっけ?

ユナ

んー?

エマ

えー?

ユナ

ここか!

エマ

こっちか!

何度も入れ違う私の声と聞き覚えのあの誰かの声

振り向くとそこに

彼女がいた

エマ

ユナ…

ユナ

エマ…

あと少しで入れ違うところだった

会えた…会えたんだ!

エマ、ありがとう

会えた…!

ユナに会えたんだ!

エマ

ユナ…

ユナにありがとう

ありがとうって言葉がきっと重なったのかな

同時に涙が溢れてきた

私は彼女の手を握り締め

こう思った

この手を絶対に離さない

END

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